2021/10/18
衣替えのコツとは?おすすめの収納・保管方法やたたみ方もご紹介
季節の変わり目になると、衣替えを行う方は多いでしょう。
しかし、
「洋服を分類したり詰め替えたりするのが大変......」
「衣替えした洋服が収納スペースに収まらない......」
といった悩みを抱えている方も多いのでは?
こちらの記事では、衣替えがスムーズになるコツや、衣替えに伴う衣類の収納・管理方法についてご紹介します。
衣類を収納するときの上手なたたみ方についても解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
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衣替えをスムーズに行うコツ

衣替えの際はちょっとしたコツを覚えておくことで、洋服の入れ替えをスムーズに行うことができます。
まずは、衣替えをスムーズに行うためのポイントを詳しく見ていきましょう。
衣替えを始める時期は?
衣替えのタイミングを間違うと、気温と服装がマッチせず不快な状態に陥ってしまうケースがあります。
そのため、衣替えは適切な時期に実施することが重要です。
一般的に、衣替えを行う時期としては6月と10月が理想とされています。
とくに、気温が暑くなる6月のはじめと、寒くなる10月のはじめに行うのがおすすめです。
また、衣替えをするときは2~3週間の移行期間を設けるのがポイント。
簡単に服を取り出せる状態にしておけば、衣替え後に気温が上下しても、スムーズに対応することができます。
なお、春と秋も行う衣替えを行う場合は4月のはじめと9月のはじめに実施するとよいでしょう。
断捨離して不要な服を処分する
スムーズな衣替えを行うためには、衣替えのタイミングで断捨離することが大切です。
断捨離しなければ服は増えていく一方なので、知らないうちに収納場所を圧迫するようになってしまいます。
場合によっては、詰め込みすぎた服が型崩れを起こしてしまうことも。
着られなくなった服が収納スペースを圧迫しないように、シーズンごとに見直しを行うと良いでしょう。
また、そのうち再び着るかもしれないと思って捨てられないものもあるでしょう。
そのような衣類は、今シーズン着なかったものは処分といったように基準を設けると、断捨離しやすくなります。
1年以上着ていない衣類をとっておいても、再び着ることはほとんどないので思い切って処分することをおすすめします。
近年ではフリマアプリなどで簡単に個人出品することができるので、綺麗な状態だけど着ることがないという衣類は出品してみるのもひとつの手段です。
しまう前に洗濯やクリーニングで汚れを落とす

オフシーズンで着なくなった服をしまう前に、かならず洗濯やクリーニングを行って綺麗な状態にしておきましょう。
すべての服を洗濯して汚れを落としてから収納すれば、収納している間に生じてしまう黄ばみを防ぐことができます。
また、長期間保管している間にできてしまうシワを防止するためにも、アイロンをかけてシワを伸ばし、縫い目に沿ってたたむようにしましょう。
この2点を守るだけでも、オンシーズンになった服を取り出すときに服がダメになってしまうのを防ぐことができます。
また、洗う前の服は以下のようにお手入れ方法ごとに分類しておくと、洗濯をスムーズに行うことができます。
- 自宅でいつも通りに洗うもの
部屋着やインナーなど - 自宅でおしゃれ着洗いするもの
ニットやブラウスなど - クリーニングに出したいもの
アウターやデリケートな素材でできた衣類
洗い上がった服やクリーニング後の服は、すべてが手元に揃うまでに時間がかかることがあります。
そのため、一度にまとめて衣替えを行う場合は、一時的に洋服を収納しておける場所を確保しておくとよいでしょう。
たとえば、カゴや袋などを洗い待ちボックスとして活用するのがおすすめです。
季節ごとに分類してまとめる

衣替えで収納する衣類は、季節ごとに分類するのがポイント。
たとえば、冬用のアウターとボトムスが別々の場所に収納されていると、入れ替えが大変になってしまいます。
次の衣替えで洋服の入れ替えをスムーズに行えるように、同じシーズンの衣類はバラバラにせずまとめて収納しておきましょう。
春服と夏服、秋服、冬服といった具合に、季節ごとに洋服を分けるのがおすすめです。
春服と秋服は区別しにくい場合もあるため、春秋服としてひとつの分類にするとよいです。
また、季節に関係なく通年着られる衣類は単独の分類として分けておくのがおすすめです。
季節ごとに洋服を分類するときの目安
- 真冬の厚手服
- 春夏の薄手服
- 真夏に着用する服
- 秋冬の薄手服
- 通年で着用する服
このように衣類を分類しておくことで、衣替えのときにどこにどの衣類があるのかを把握しやすくなり、探す手間が省けます。
同じ季節の衣類でまとまっていれば、取り出すときも楽になるでしょう。
収納する場所と方法を決める
次に、季節ごとにまとめた衣類の収納場所と収納方法を決めましょう。
収納するスペースの広さによって、使用する収納アイテムの大きさや形状、素材などを変える必要があります。
また、収納する衣類の量や素材なども考慮して、収納場所にあったアイテムを選びましょう。
たとえば、シワがつきにくく丈夫な衣類であれば、圧縮袋を使ってコンパクトに収納することもできます。
一方で、デリケートな衣類の場合は、専用の収納スペースを設けるなどの丁寧な管理が必要なケースもあるでしょう。
取り出しやすいようにラベルを貼る
衣替えする際の衣類の収納方法としては、収納ケースを活用する方が多いのではないでしょうか。
収納ケースに洋服を詰める場合は、なかに何が入っているのかわからず、取り出すのにひと苦労することがあるので工夫が必要。
そのような事態を防ぐためには、ラベルや付箋紙の活用がおすすめです。
収納ケースにラベルや付箋紙を貼り付けて、なかに入っている洋服をメモしておけば、迷うことなく取り出すことができます。
衣替えした洋服の収納方法

収納の仕方には、大きく分けて「しまう収納」と「つるす収納」があります。
それでは、それぞれの収納方法について見ていきましょう。
しまう収納
しまう収納は、オフシーズンになった衣類を収納ケースなどに収納する方法です。
クローゼットやベッドの下などにぴったり収まるように収納すれば、場所を取らずにたくさんの服を収納できます。
ケースに服をしまう際は、ケース内には服をみっちりと詰め込まないようにしましょう。8割程度に抑えて収納することで型崩れを防ぐのがポイントです。
つるす収納
つるす収納は、シワが目立ちやすいスーツやシャツ、型崩れしやすいコートやシルク素材の服などをつるして保管しておく方法です。
このつるす収納が適している衣類は、オフシーズンの時期であっても衣類カバーなどを使って汚れを防ぎながらつるしておいたほうがよいでしょう。
その際、ハンガーの種類を統一すれば、つるした服の肩先が揃いスッキリと見えます。また、服を取り出しやすくもなるでしょう。
つるす際には服と服の間に腕一本分の余裕を持たせ、詰め込みすぎないようにして型崩れを防ぐとよいです。
収納スペースに余裕がない方は、服をハンガーにかけたままつるして圧縮できる圧縮袋を使用してみるのもよいでしょう。
収納ケースは場所にあわせて使い分ける

衣替え時に衣類を収納するアイテムとしては、収納ケースがもっともメジャーでしょう。
収納ケースは形や素材によって種類がさまざまなので、収納する場所によってあうものが異なります。
自宅の収納場所にあった収納ケースを選んで、限られたスペースを有効活用できるようにしましょう。
積み上げて収納するならフタ付きのプラスチックケース
頑丈なプラスチックケースであれば、積み上げて収納することによりスペースを有効活用ができます。
衣類を取り出す際は少し手間がかかるため、使用頻度の低いものを入れるとよいでしょう。
透明なタイプのケースを選べば、中身がわかりやすいため便利です。
高い場所に収納するなら布製ケース
布製のケースは軽くて傷みにくいため、高い場所での収納に適しています。
取り出す頻度の少ない衣類やオフシーズンのものなどを入れておくとよいでしょう。
しかし、たくさんしまおうとして大きなサイズを選ぶと、重量が増して持ち運びが大変になるので気をつけましょう。
紙製のケースは軽くてよいですが、出し入れを繰り返すとケースが変形したり傷みやすくもなるので注意が必要です。
目に見えるところにはストレージボックス
収納スペースに収まらない場合は、フタつきで見栄えのよいストレージボックスを使うのがおすすめです。
部屋の片隅などの目に見えるところに置いても、部屋の雰囲気を壊すことなく衣類を収納しておくことができます。
重い衣類の収納にはキャスター付きケース
押し入れなどの奥行きのある場所に収納するなら、キャスター付きの収納ケースが適しています。
キャスター付きなので、重みのある衣類をたくさん入れてもスムーズに移動できるのがメリットです。
部屋のレイアウトを変えることが多い人にはとくに向いているでしょう。
次の衣替えがラクになる引き出しケース
着る頻度が高い衣類を収納しておく場合は、引き出しタイプの収納ケースがおすすめ。
出し入れがしやすいため、必要になったときにすぐに取り出すことができます。
浅い引き出しは下着やソックスなどの小さなアイテム、深い引き出しはシャツやニットなどの普段よく着る衣類を入れておくのに適しています。
衣類を収納ケースにしまうときの注意点

衣類を収納する際、しまい方次第で服の保管状態が変わります。
大切な服が傷まないようにするために、正しい方法で収納することが重要です。
衣類がケースからはみ出さないように
衣類を長期保管する際は、シワにならないようにするのがポイント。
収納ケースより大きくたたんで詰め込むと、衣類がケースの側面にあたって折れ曲がり、シワを生じさせてしまいます。
そのため、衣類を収納する際はケースからはみ出さないようにたたみましょう。
平らに収納できる大きさでたたむのが基本です。
シワがつかないようにひと工夫
襟のあるシャツや袖の長い服などを長期保管する場合は注意が必要。
襟や袖、前身頃の部分はほかの衣類と重ねたときによれてしまうため、シワになりやすいです。
そのため、襟や袖、ボタンがある前身頃を内側に入るようにたたみましょう。
シワを防止するだけでなく、ボタンを閉じなくても服が崩れにくい状態にすることができます。
また、服を重ねるときはできるだけ平らになるようにするのも大切です。
襟がある側とない側を交互に入れ替えて収納するとよいでしょう。
収納場所を清潔にする
クローゼットやタンス、収納ケースなどの衣類を長期間収納する場所は、衣替えのたびに綺麗にしてから服を収納するようにしましょう。
クローゼットは、カビ防止のために空気の入れ替えをするのがポイントです。
収納ケースは、1度中身を空にして、キレイに拭いてから新たに服を収納しましょう。
収納場所を掃除する日にはできるだけ晴れた日を選び、部屋の換気をしながら行うのがおすすめです。
服が多い場合には、掃除の日と衣替えの日を分けて、2日間にかけて入れ替えを行うとよいでしょう。
また、大人の服の衣替えをする日と子供の服を入れ替える日を分けるとよいです。
1度に入れ替える服の量が減るため、空き時間を活用して衣替えをスムーズに行いやすくなります。
重いものを下にして収納する
衣類をケースに収納する際は、かならず重いものを下にするのが基本です。
たとえば、軽いTシャツの上に重い服を重ねると、上の服の重みによって下のTシャツにシワが生じやすくなってしまいます。
また、厚手で重みのある服が上にあると全体のバランスが悪くなり、ケースのなかで衣類が崩れてしまうこともあるので注意しましょう。
防虫・防臭の対策も忘れずに
衣替えで収納したオフシーズンの洋服は、長期間出さずにしまっておくと、知らないうちに虫が付いてしまい、虫食いの被害に遭う可能性もあります。
あらかじめ防虫剤を入れて対策をしておきましょう。
また、クローゼットや押入れのなかだと空気がこもりがちになるため、消臭対策もしておくとよいでしょう。
湿気が気になる場合は、除湿剤もあわせて活用することをおすすめします。
衣類の上手なたたみ方

衣類をしまう際は、上手にたたむことでキレイに収納することができます。
ハンガーにかけると型崩れのしやすいニットやセーターでも、たたんでしまっておけばコンパクトに収納することが可能です。
ここでは、よく使う衣類の上手なたたみ方について解説します。
トップスのたたみ方
トップスをたたむときには、最初に両脇の袖の部分を持って横方向に三つ折りにしましょう。
それから左右の袖の部分を三つ折りの部分と重なるようにしてたたみます。
さらに中央に寄せて端の部分を入口部分に入れ込むようにしてたためばできあがりです。
また、たたんだ服は縦入れにして収納するとパッとひと目で着たい服を選べるようになり、服を選ぶのが楽になります。
ズボンのたたみ方

ズボンは種類によってたたみ方を変えるのがポイント。
ジーンズやチノパンなどのシワになりにくいものと、スラックスなどのシワになりやすいものに分類します。
シワになりにくいズボンは、まず縦半部に折ります。
そして股の縫い目を内側に折り、全体を長方形に整えます。
あとは、上下から3分の1ずつ折っていけばできあがりです。
スラックスなどのシワになりやすいズボンは、まず折り目に沿うように前後に開いて置きます。このとき、チャックの部分は内側に折り込みましょう。
次に、シワにならないように形を整えます。折り目がまっすぐになっているかしっかり確認しましょう。最後に、丁寧に2回半分に折れば完了です。
また、スラックスなどはシワがつきやすいので、できるだけ重ねて収納しないようにするとよいでしょう。重ねる場合は、できるだけ上のほうに収納するのがおすすめです。
ワンピースのたたみ方
ワンピースをたたむときには平面に置いてからシワを伸ばし、お腹あたりの部分で半分に折りましょう。
そうすると、スカート部分が左右にはみ出す形になるので、中央に向かって三つ折りにします。そこからさらに半分に折り、裾が重ならないようにして三つ折りにすればできあがりです。
靴下のたたみ方
靴下は仕切りケースを活用して作った区画に収納すれば、散らからずに整理することができます。
さらに種類別に分けた上で立てて収納すると、よりきれいにしまっておくことが可能です。
くるぶしソックスをたたむときは、最初に左右を一緒にしてピッタリ重ねましょう。
その状態で履き口側がかかと側に斜めに重なるようにして折ってから、つま先側を履き口側に入れ込んでできあがりです。こうすれば左右バラバラになることもありません。
フットカバータイプの靴下をたたむときには、左右のどちらかにもう片方を重ねて入れましょう。その状態でかかと側をつま先側に入れ込めばできあがりです。
便利グッズを使ってスペースを節約
「衣替えした洋服が収納スペースに収まりきらない」という場合は、便利グッズを活用しましょう。
便利グッズを使用することで、省スペースでスッキリと収納することができます。
圧縮袋でコンパクトに収納
衣替えした洋服はしばらく着用しないことがほとんどです。
たたんでもシワになりにくい服であれば、圧縮袋を活用する収納するとよいでしょう。
圧縮袋を使えば、かさばる洋服をコンパクトにまとめることができ、収納スペースを節約することができます。
ただし、圧縮袋に入れる洋服は事前に洗濯しておきましょう。
汚れた状態で圧縮袋に入れて長期保管していると、カビや虫食いが発生してしまう恐れがあるので注意が必要です。
小分け収納には風呂敷がおすすめ
収納ケースのなかでさらに小分けしたいときには風呂敷を使うと便利です。
衣類を種類や素材別に分けて風呂敷ごとにまとめておけば、衣替えの際に簡単に入れ替えすることができます。
また風呂敷は布でできているため、衣類が傷みにくいというメリットもあります。
風呂敷の代わりに大判スカーフやシーツを活用してもよいでしょう。
ブックスタンドで中身を整理
収納ケースのなかがごちゃごちゃしてしまう場合には、ブックスタンドが役立ちます。
ブックスタンドで収納ケース内を分割することで、アイテム同士が混ざるのを防ぐことができます。またこれにより、スペースを最大限に活用した収納も可能です。
ブックスタンドの代わりに厚紙や紙袋などを利用してもよいでしょう。
収納力がアップするハンガーバー
つるす収納に役立つのが、衣類を段違いにして収納できるハンガーバーです。
収納力が通常のハンガーバーの1.5倍以上になり、たくさんの衣類をつるしておくことが可能です。
クローゼットがスッキリするのも嬉しいポイントと言えるでしょう。
衣替えにはトランクルームの活用がおすすめ
「収納スペースが足りない......」
「もっと楽に衣替えをしたい......」
という場合には、トランクルームの活用がおすすめです。
トランクルームとは、「収納スペースをレンタルして物を預けられるサービス」のこと。
それでは、衣替えにトランクルームが役立つ理由を見ていきましょう。
自宅の収納スペースを有効活用できる
ほとんどの場合、衣替えした洋服は数か月間取り出すことはないでしょう。
そのため、オフシーズンの衣類を部屋に保管しておくと、貴重な収納スペースを占有してしまいかねません。
そこで、衣替えした衣類をトランクルームに預けておけば、自宅の収納スペースに余裕を持たせることができます。
衣類の劣化に強い環境
トランクルーム業者のなかには、空調設備によって温度・湿度をコントロールしているところがあります。
そのため、カビやダニ、虫食いなどが発生しにくい環境で長期間衣類を預けておくことが可能です。
大切な衣類をきれいな状態に保つためには、空調設備が充実したトランクルームでの保管はとても有効な手段であると言えるでしょう。
シーズンごとの入れ替えがスムーズに
トランクルームを活用することで、衣替えシーズンのたびに洋服を入れ替える手間を軽減することができます。
収納ケースごと入れ替えるだけで済むため、衣替えの際に生じる入れ替えの手間や、洋服を探したり、出し忘れたりといったことをなくすことができるでしょう。
まとめ
今回は、衣替えをスムーズに行うためのポイントや、衣類の収納・保管方法について解説しました。
衣類の上手なたたみ方や省スペースに役立つアイテムの情報なども参考に、自分にあった衣替えの方法を見つけてみてください。
シーズンごとの衣替えをスムーズに行いたい方や、自宅のスペースを圧迫したくないという方は、空調設備が充実したトランクルームの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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