2021/02/22
段ボールを自宅で保管・整理する方法!放置や長期保管が危険な理由とは?
ネット通販が普及したことで、自宅に大量の段ボールがあるという方もいらっしゃるのでは?
「段ボールが多くて、置き場所に困っている」
「段ボールはかさばるし、紐でまとめて片付けるのが大変」
といったお悩みを抱えている方は少なくないことでしょう。
また一方で、段ボールを収納ボックスとして活用したり、子供の工作やフリマアプリなどの梱包用に保管しておきたいという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、段ボールを自宅や屋外に保管する際の注意点や、片付けに役立つ便利アイテムをご紹介します。
段ボールの保管に適した場所もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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段ボールは便利だけど保管に困る......
ネットショッピングが普及したことで、段ボールを手にする機会が以前よりも多くなりました。
扱いやすく丈夫なため、以下のようにさまざまな用途で活用しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- 収納ボックスとして
- 引越し荷物等の梱包材として
- 子供の工作の材料として
- フリマアプリ等の商品梱包用として
荷物をまとめておくための収納ボックスとして使用したり、引越し荷物の梱包材として使用したり、あるいは子供の工作材料としても段ボールは活用することができます。
また、近年ではフリマアプリやネットオークションなどでの個人売買が容易になったため、商品の梱包材・発送用途に段ボールをストックしている方もいらっしゃるかもしれません。
多用途で使えて便利な段ボールですが、保管方法に困ってしまうケースは少なくありません。
- サイズがバラバラでまとめるのが大変
- かさばってすっきりと保管できない
- 害虫が湧きやすい
では、段ボールを自宅に保管しておきたい場合、どのような方法で保管するのが良いのでしょうか。
段ボールを保管する際の注意点
段ボールを資源ごみの日にまとめて捨てようと思っているうちに、気付いたら量がどっさり溜まってしまっていることも......。
しかし段ボールは害虫が沸きやすいといわれており、保管の際には注意が必要です。ここでは、段ボールを保管する際の注意点をお伝えします。
段ボールは害虫が沸きやすい!?
段ボールの中には空気がとおる層があり、保湿性と保温性に優れています。保湿性や保温性が優れているということは、湿気が溜まりやすいということ。温かく、ジメジメとした環境は、害虫にとって住みやすい場所なのです。
キレイに見える段ボールも、汚れていたり、ホコリがついていたりしている場合もあります。ダニはホコリやカビが大好物。段ボールに使われている接着剤も害虫たちの好物です。
段ボールにダニが繁殖し、さらにそのダニたちを好物とするゴキブリやクモなどの害虫が住みついてしまう可能性も。繁殖にもってこいの環境なので、段ボールの隙間に卵を産み付けている......なんてことも考えられるのです。
使用済みの段ボールは早めに処分
通販の梱包で使用されている段ボールは、早めに処分するようにしましょう。
配送する段階で、濡れていたり、汚れがたくさん付着していたりしている可能性があります。暗くてジメジメとした場所に置かれていて害虫が卵を産み付けている場合もあるため、気を付けましょう。
同じ理由でスーパーの段ボールも、害虫が沸きやすくもしくはすでに害虫が住みついているかもしれません。どちらにせよ、どのように使用・保管されていたのかわからないため、使用済みの段ボールは早めに処分したほうが良いでしょう。
処分予定の段ボールは屋外に一時保管してもOK?

使用済みの段ボールは害虫が湧きやすいことから、処分する日までは屋外で一時保管しておきたいという方も多いことでしょう。
しかし、段ボールを外に置くと、屋内よりも雨などの影響を受けやすく、湿気が溜まって虫がさらに湧きやすくなってしまうことも。
段ボールを外で保管したい場合には、フタつきの屋外用ダストボックスやコンテナを利用するなどして、雨に濡れてしまうのを防ぎつつ、できるだけ虫が寄り付かないように配慮しましょう。
段ボールの長期保管は劣化を招く原因に
段ボールを長期にわたって保管していると、素材が劣化して変色したり、歪んでしまったり、強度が低下する恐れがあります。
これは、一般的な段ボールの素材には、黄ばみ成分である「リグニン」が含まれており、時間の経過とともに酸性化してしまうのが原因です。
そのため、段ボールに荷物を入れて長期保管していると、収納している荷物も変色してしまったり、強度が低下してしまう可能性があります。
引越しや荷物の配送などのために一時的に使用するのは問題ありませんが、収納ケースとして長期利用するのはリスクがあることを覚えておきましょう。
また、やむを得ず段ボールに荷物を入れて長期保管する場合には、そのまま箱詰めするのではなく、ビニールやケースなどで荷物を密閉するなどの工夫をしましょう。
収納や工作、梱包などに使うなら新品の段ボールを
先述の通り、段ボールは害虫が住み着きやすい環境であり、配達物やお店などで使われていた使用済みの段ボールには既に害虫が住んでいたり卵が付着していたりといった可能性があります。
また、長期間わたって保管していると、段ボール自体や中に入れている荷物が変色・劣化してしまう恐れがあります。
そのため、段ボールを自宅の収納グッズや工作グッズ、あるいはフリマアプリの梱包用などに使用したいと考えている場合には、新品の段ボールを購入することをおすすめします。
新品の段ボールであれば、害虫が住み着いているリスクを避けることができ、用途や目的に合わせてサイズを選ぶことも可能です。
段ボールの保管・片付けに便利なアイテムをチェック!
通販を利用していると、どんどん溜まってしまう段ボール。サイズもバラバラでまとめるのが大変。意外と重さもあるため、整理するのも一苦労ですね。そこで、ここでは自宅で段ボールを保管する方法を紹介します。
段ボールの収納方法には「段ボールストッカー」「梱包フィルム」などがあります。それぞれの収納方法を説明していきます。
段ボールストッカーを利用する
見た目もスタイリッシュに収納したいのなら、段ボールストッカーがおすすめ。段ボールは立てかけてもまとめていても、サイズが違うので片付けが大変で、場所を取ってしまいがちです。しかし、段ボールストッカーなら仕切りがあるためスッキリとまとめることができます。
段ボールストッカーにはキャスターがついているので、移動も楽チン。段ボールストッカーの下部には紐を差し込めるスペースがあるため、片付けの際の収束も便利です。段ボールストッカーは、Amazonや楽天などの通販で購入可能です。
また、段ボールストッカーは自分で作ることもできますよ。ほとんど100均で材料が揃うので、予算も抑えられます。
材料は、ワイヤーネット・プラダン・結束バンド・キャスター。フタがない箱型に組み立て、結束バンドでとめるだけで完成します。最後にキャスターを取り付ければ、自作の段ボールストッカーの出来上がりです。
サイズは、手持ちの段ボールを測って調節してみてくださいね。
梱包フィルム(ハンディラップ)でコンパクトに保管

梱包用フィルム(ハンディラップ)を使えば、片付けの際に段ボールを手軽にまとめられます。梱包用フィルムはぐるぐる巻くと、フィルムたちがくっつく仕組み。本屋さんの梱包フィルムよりも薄手で、ラップよりも少し厚さがあるぐらいの透明のビニール素材です。
最初は慣れるまでコツが入りますが、慣れてしまえば紐より楽に収束でき、よりコンパクトに保管しておくことが可能に。紐のように結ばなくても段ボールがまとめられるので、不器用さんにもおすすめです。
大きめのサイズの段ボールを外側にして巻いておけば、後から小さい段ボールを中に入れてしまうこともできますよ。全体的にぐるぐるとまけば、ホコリや傷から段ボールを守る役割も果たしてくれます。
段ボール保管にトランクルームが便利!
「段ボールは捨てずにストックしておきたいけれど、自宅のスペースは犠牲にしたくない......」という場合には、トランクルームでの保管がおすすめです。
次は、段ボール保管にトランクルームが役立つ理由や、トランクルームの選び方、保管時の注意点について見ていきましょう。
トランクルームが段ボール保管に適している理由
そもそもトランクルーム(レンタル収納スペース)とは、「収納スペースをレンタルできるサービス」や「荷物を預かり保管してくれるサービス」のこと。
トランクルームを活用することで、自宅のスペースを犠牲にすることなく段ボールを保管しておくことができるでしょう。
また、空調設備が整っているトランクルームであれば、カビや害虫が発生しにくいという点もポイントです。
もちろん、段ボール以外の荷物を預けておくこともできるので、普段使わない荷物を一緒に預けておけば自宅の収納スペースを有効活用することができるでしょう。
段ボール保管に適したトランクルームの選び方
トランクルームにはいくつかの種類があり、運営会社によっても特徴や設備が異なります。
そのため、段ボール保管に適したトランクルームを選ぶことが重要です。
次は、段ボールを保管するトランクルームの選び方を見ていきましょう。
段ボール保管に空調設備は必須
段ボールをトランクルームに保管するのであれば、空調設備の有無を確認しておきましょう。
先述の通り、段ボールを高温多湿な環境で保管していると、カビや害虫が発生してしまう恐れがあります。空調設備で温度や湿度を管理しているトランクルームであれば、カビや害虫の被害を防ぐことができるでしょう。
もちろん、既にカビていたり、害虫が付着している段ボールの場合、その被害を防ぐことはできません。保管前に必ずチェックして、トランクルーム内でカビや害虫が発生しないよう注意しましょう。
いつでも取り出せることも重要
トランクルームに段ボールを預けていても、いざ必要な時にすぐ取り出すことができなければ不便に感じてしまうでしょう。
そのため、24時間365日いつでも利用可能なトランクルームを選ぶのがおすすめです。
多くの屋内型トランクルーム・屋外型トランクルームは24時間利用可能ですが、屋外型トランクルームは空調設備が整っていない場合も多いので、段ボールの保管には不向きと言えます。
また、宅配型トランクルームは配達を依頼して荷物を取り出す必要があるため、段ボールを使用するタイミングに合わせて、事前に配達依頼をしておく必要があります。
いつでも必要な時に取り出せて、なおかつ空調設備が整っているという点で、段ボールの保管は屋内型トランクルームが適していると言えるでしょう。
他の荷物も預けるなら広さに注目
段ボールと一緒に他の荷物も預けたいのであれば、トランクルームの広さにも注目してみましょう。
トランクルームには、ロッカーサイズの小さい部屋から、10帖以上の大きい部屋までさまざまなサイズがあります。
あらかじめ預けたい荷物の量を把握した上で、自分に合ったサイズのトランクルームを選ぶようにしましょう。
まとめ
段ボールの収納には段ボールストッカーが便利です。キャスター付き、紐を結べるスペースがある段ボールストッカーなら、意外と難しい段ボール収納も簡単です。
量がたくさんある場合は、梱包フィルムでまとめてしまうのも良いでしょう。コツを掴めばくるくるとフィルムを巻くのも楽しくなりますよ。
ただし、段ボールは害虫がつきやすいので、自宅での保管には十分注意が必要です。虫が苦手な人はトランクルームに保管してしまうのがおすすめです。
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