2021/05/17
物を捨てられず片付けられない理由は?原因を知って片付け上手になろう!
性格上、物が捨てられない・片付けられないのは仕方ない、と諦めていませんか?
物を捨てたり片付けたりするのが苦手なのには理由があり、その原因を知ることで片付け上手への第一歩を踏み出せます。
まずは、なぜ片付けが苦手なのか、その理由を知ることが大切です。
今回は、物を捨てられない・片づけられない人の特徴やその理由について解説します。
捨て上手・片付け上手になるコツや方法もご紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
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物を捨てられないことの悪影響

物を捨てることができないと、増えていく一方ですよね。
そうなると、どこに何があるのかわからず探し物をする時間も増えていくでしょう。
探し物をしている時間が1日10分だとしても、1ヶ月で5時間、1年間では2日以上探し物をしている計算に。
「物を捨てるのがもったいない」よりも「時間を無駄にすることのほうがもったいない」とも考えられるでしょう。
物が増えると探す時間が増えるだけでなく、同じものを何度も購入してしまう原因にもなりかねません。すると、お金も無駄になってしまいます。
そのうえ、物が多い人の場合、財布の中も散らかっていることが少なくありません。
今いくら入っているのかなどきちんと把握できていなければ、お金を管理することも不可能です。
そのような状態では、何にいくら使ったのかを把握することも難しいでしょう。
物が多いと、無意識のうちに情報量も多くなってしまいます。
また、視界の中に多くの物があると、集中力が分散してしまいがちに。
すると、やる気も出なくなり、疲れも溜まりやすくなります。
物を捨てないことで、このようにさまざまな悪影響が現れてしまうのです。
物を捨てられない人の特徴やよくある行動

自分が物を捨てられない人なのかどうか気になるという方も多いのでは?
ここでは、物を捨てられない人の特徴やよくある行動を具体的に解説します。当てはまるものがあるかどうか確かめてみるとよいでしょう。
捨てられない人の特徴や行動
- 衝動買いをしてしまう
- 店員さんの勧めを断れない
- 新しい商品に目がない
- 割り箸・包装紙などをためている
- まとめ買いをよくしてしまう
- 必要以上に日用品をストックしてしまう
- 収納用品を買い足してしまう
- 家の中で物が見当たらないことがある
- 来客用の食器や寝具がある
- 着られない服でもとっておく
- 中身のわからない段ボール箱がある
- 「もったいない」が口ぐせになっている
衝動買いをしてしまう
物を捨てることができても、増やすことを止めない限り部屋は片づきません。
物が増えてしまう原因のひとつに、衝動買いをしてしまうことが挙げられます。
買い物がストレス発散になっている人の多くに当てはまる特徴です。
店員さんの勧めを断れない
断るのが苦手な人は、店員さんに勧められるとついつい色んな物を買ってしまいがち。
気づけば部屋中に本当に欲しいわけでもない物が増えているかも。
買い物の際は、お店の人に勧められても、自分が本当に欲しいものなのかどうかしっかり見極めるようにしましょう。
新しい商品に目がない
興味は人それぞれですが、新しいお菓子をついつい買ってしまったり、新しい家電を頻繁にチェックしていたりしませんか?
好奇心が強く流行に敏感な人は、そのぶん物が増えやすい傾向にあるようです。
スーパーやコンビニの割り箸・包装紙などをためている
買い物をした際にもらう割り箸や包装紙などを必要以上にためこんでいる方は、必要以上に物を増やしてしまう傾向があるかもしれません。
あまり場所を取らないとはいえ、不要な物を持ち続けることは、物が捨てられない原因のひとつと言えるでしょう。
まとめ買いをよくしてしまう
いつもより安い価格で商品がまとめて売られていることがあります。
そんなときについ買ってしまうという方は注意が必要です。
まとめ買いは一度でたくさんの物が増えてしまうため、物を捨てても部屋が片づかない状態に陥りやすいでしょう。
必要以上に日用品をストックしてしまう
トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの日用品は、ある程度ストックしておくのが理想でしょう。
しかし必要以上に買いだめしてしまうと、部屋のスペースを圧迫してしまいます。
日用品は必要最低限の量をキープしておけばよいでしょう。
収納用品を買い足してしまう
物が増えていくと、収納スペースが足りなくなることも。
そんなとき、収納用品を増やすことで対応している方も多いのではないでしょうか。
しかし、収納用品自体もスペースを圧迫する要因のひとつなので、増やしすぎては元も子もありません。
収納用品を買い足すのは最後の手段と捉えて、まずは捨てられるものを探すことから始めるとよいでしょう。
家の中で物が見当たらないことがある
物が増えて散らかっていると、よく使う物であってもどこに置いてあるか分からなくなることがあるでしょう。
これは物を捨てられないことにより、必要な物を見つけにくくなってしまっている状態です。
必要なものを必要なときに見つけられないと、物を探すためだけに多くの時間を費やしてしまうので注意しましょう。
来客用の食器や寝具がある

自分の家に来た人のために、食器や寝具を用意している方は少なくないでしょう。
これらの物は頻繁に使わないのであれば、できる限り少なくしておくことをおすすめします。
たまにしか使わない物で多くの収納スペースを使ってしまってはないか、確かめてみるとよいでしょう。
着られない服でもとっておく
着なくなった服がタンスやクローゼットに収納したままになっているケースも。
着られなくなった服をとっておいている人は、物を捨てられない傾向が強いかもしれません。
サイズが合わなくなったり、流行から外れてしまった服は思い切って処分したほうがよいでしょう。
中身のわからない段ボール箱がある
押入れに中身の分からない段ボール箱があるという方はいませんか?
取っておいても使わない物であれば、捨てたほうがよいでしょう。
古いアルバムやビデオテープであっても、DVD化やデータ化によって保存すれば物自体を処分することが可能です。
思い出の品であっても、よく考えてみたら処分できるものも含まれているかもしれないので、確かめてみるとよいでしょう。
「もったいない」が口ぐせになっている
気づいたら「もったいない」を頻繁に口にしているという方は、物が捨てられない傾向にあるかもしれません。
もったいない感覚が必要以上に染みついてしまうと、いつまでたっても物を捨てられるようにはならないでしょう。
物を捨てられない理由は?
それでは、物が捨てられない理由を詳しくチェックしていきましょう。
物が捨てられない理由は人によってさまざまです。理由はひとつだけとは限りません。
あなたが物を捨てられない理由は、次のどれにあてはまるでしょうか。
対策とあわせてご紹介します。
もったいない
もっとも多いのは「もったいないから」という理由。
捨てることに強い抵抗があり、なかなか物を手放せません。
壊れているような物でも「修理すれば使えるから」などと思い、手放せないことも。
物は使いこなしてこそ、その存在意義を発揮します。
物を持っている理由が「もったいない」のほかに見当たらないのであれば、捨ててもかまわないでしょう。
こだわりが強い
こだわりが強く、物に必要以上に執着してしまい捨てられないという理由も多くみられます。
「いつか必要になるはず」とあれもこれも溜め込んでしまうケースが多いようです。
また、物にまつわる思い出やできごとに執着し、「捨ててしまうのが怖い」と考えているケースも。
物に強い結びつきを感じ、大切にするのは悪いことではありません。
しかし、気持ちが行き過ぎてしまうと、部屋は物であふれ、収拾がつかなくなってしまいます。
自分と物との関係を見直し、正しく管理できるようになることが捨てられるようになるコツです。
見栄を張りたい
こだわりが強いだけでなく、見栄を張りたいがために服を捨てられなくなっているケースもあります。なかには買い物依存症に陥ってしまう人もいるようです。
ファッションの流行には波があるため、流行りが終わった服でも「ブームが再来したときに着るかもしれない」と思いがち。
自宅のタンスやクローゼットに洋服があふれている人は、注意したほうがよいかもしれません。
決断に自信がない
決断力がなく、捨てるかどうかを決められないという方も少なくないようです。
物を捨てる行為は「いる」か「いらない」かという判断を連続して行わなければならず、決断力が鈍いと物をうまく捨てられないことも少なくありません。
また、片付けを始めてもほかの作業に気をとられたり、「やるぞ!」という気持ちを長続きさせられなかったりして、結局中途半端に終わってしまうパターンも。
今日はこの引き出しだけを片付けるなど、まずはスモールステップで捨てることを始めましょう。
捨てることに罪悪感を覚える
捨てることに強い罪悪感を覚え、なかなか捨てられないというケースもあります。
これまで使っていたのにいらなくなったからといって、簡単に捨てられないと思う気持ちもあるでしょう。
とくに高価だった物やもらい物は捨てることに罪悪感を持ちやすいですよね。
まだ使える物を捨てるのは気がとがめてしまうかもしれませんが、使っていないのであればこれまで役立ってくれたことに感謝し、捨てるのが正解です。
また、フリマサイトやリサイクルショップで売るという方法もあります。
まだ使うかもと考えてしまう
「まだ使うチャンスがあるかも」と考え、なかなか物を捨てられない人もいます。
先を見越して計画的に考えているように思えますが、じつは判断を先送りしているのと同じです。
まだ使うはずと考えて残した物のなかに、実際に使った物は少ないのでは?
具体的に将来使う予定があるかを見極め、本当に使う物だけを残すようにしましょう。
物があると安心する
物に囲まれていることで安心感が得られ、それゆえ捨てられない場合もあります。
物がなくなると不安になるため、仮に捨てられたとしてもまた購入してしまうことが多く、なかなか物が減らせません。
また、買うことで満足感を得てしまうタイプも。
物は買って終わりではなく、使ってこそ意味があります。
なぜたくさんの物を持ってしまうのか改めて自分に問い直し、不要であれば処分するようにしましょう。
忙しくて後回し
仕事や育児が忙しくて片付けが後回しになってしまうという人も多いのではないでしょうか。
片付けられない人は、毎日掃除したり片付けたりするのは無理だから、いつか一気にやろうと思っている人が大半です。
しかし、一気にやる時間がなかなか取れず、結果的に片付けられないと悩むことになってしまうのです。
思い出の品物だから捨てられない
思い出の品を手にした瞬間、懐かしさを覚えて情が移り、捨てられなくなってしまったという方は多いのではないでしょうか。
大切な物でも増えすぎてしまっては、結局部屋を圧迫する原因になってしまいます。
そのため、できる限り捨てるように心がけたほうがよいでしょう。
もちろん物はなんでもかんでも捨てればいいというわけではないので、本当に大切な物は保管しておくのもアリです。
物を捨てられない人に考えられる病気

物を捨てられない原因として、病気が関係しているという見方も存在します。
たとえば、以下のような病気が、物をため込んでしまったり、物を捨てることができなかったりといった行動につながる可能性が示唆されています。
- 強迫性障害
- 注意欠陥多動障害
- うつ病
- 認知症
- etc...
ただし、物を捨てられない、片付けられないからといって、必ずしもこれらの病気の可能性があるとは言い切れません。気になる方は、医療機関への相談を検討してみるのも一策です。
(参照:捨てられない、片づけられないのは病気なのか? | レファレンス協同データベース)
捨て上手になるためのコツ
片付け上手になるためには、まずは持ち物を見直して不要なものを捨てることが大切です。
片付け上手への道の第一歩として、捨て上手になるためのポイントを確認していきましょう。- 物が多いことのデメリットを知る
- 所有物を把握して分類する
- 自分にとって必要かどうか見極める
- 迷ったら捨てる
- 思い出の品はデータ化してから捨てる
- 値段で判断しない
- 捨てることは良いことと認識する
- もらった物でも捨てる
- 「いつか」使う物を大胆に捨てる
物が多いことのデメリットを知る
物を多く所有していることのデメリットを知り、片付けに対するモチベーションをアップさせましょう。片付け上手への第一歩を踏み出せます。
管理の手間がかかる
まずデメリットとして挙げられるのが、管理の手間がかかるという点です。
掃除をするのにもいちいち物をどける必要があり、出し入れも面倒。部屋は片付かず、探し物やなくし物が増える原因にもなってしまいます。
気が散ってイライラしやすくなる
物が多く散らかった部屋は、視覚的な情報量が多くなります。
そのため、長時間滞在していると、脳が必要以上に疲弊してしまうことも。
心を穏やかに保ちリラックスした状態でいるためには、部屋を片付けて物を少なくするとよいでしょう。
アトピーやアレルギーを引き起こすことも
さらに、散らかった部屋では掃除も面倒になり、ホコリやカビなどの温床にもなりかねません。
アトピーやアレルギーの悪化を引き起こすことも。
自分の管理能力を超えて物を所有することはデメリットしかなく、生活や健康を脅かしてしまうことにもつながります。
所有物を把握して分類する

持ち物を整理するときは、一度すべての所有物を把握することが大切です。
まず行うのは、収納されているものをすべて出すこと。
物をすべて出すことで、今ある物の量と中身を理解できるうえ、収納場所の掃除もできるためです。
面倒だと思っても、別の場所に中身をすべて出しましょう。
物をすべて出したら、次は分類です。
「使う物」、「捨てる物」、「使わないけれど迷う物」の3つに分けます。
この際、使わないけれど捨てるかどうか迷うものが多くあった場合、判断できなかったと落ち込む必要はありません。まずは分類できたことを自分自身で褒めましょう。
ただし、使わないけれど迷うものは別にしておき、目につく場所に置いておきます。
時間が経ってもまったく使わなかった場合は、本当に必要ないものと言えるでしょう。
その際は迷わずに捨てることをおすすめします。
最後に行うのが収納です。
「使う物」に分類した物を収納していきましょう。
使い勝手を考えてよく使うものは使いやすい場所に配置し、使ったものを簡単に元の場所に戻せるようにしましょう。
自分にとって必要かどうか見極める
自分にとって本当に必要な物なのか、改めて考えましょう。必要だと思っていたけれど、実際はなくても大丈夫な物は意外と多いのです。
本当に必要かどうか判断できないなら、試しに対象となる物を使わずに生活してみるのがおすすめ。
不便に感じるようであれば確かに必要だということですが、逆の場合はなくても大丈夫ということです。
迷ったら捨てる
物を捨てるかどうか迷ったら、思い切って捨てましょう。
本当に必要な物であれば、捨てるかどうか迷うことはありませんよね。
迷ったらほとんどの場合、いらない物だと判断して問題ありません。
どうしても迷って決められない場合には仮置きボックスを用意し、一時的に保管する方法もあります。
数ヶ月など保管期間を決め、期限を過ぎてもそのボックスの中にある場合は捨てるというルールにしておくと、迷わず処分できます。
思い出の品はデータ化してから捨てる
大切な思い出は、物だけでなく心にも残っているものです。
思い出の品を写真やデジタルデータとして残し、実物を処分するという手段も検討してみてはいかがでしょうか。
すべての思い出を物に残しておくには限界があります。
また、デジタルデータであれば気が向いたときに簡単に振り返ることができるのも嬉しいポイントと言えます。
値段で判断しない
「値段が高かったから」という理由で捨てるのを躊躇しないようにしましょう。
捨てるかどうか悩むときに値段が理由になるということは、それ以外に価値がないというようなもの。
値段が高い物でも、使っていなかったりしまいこんであったりするのであれば、持っている意味や物としての価値はないも同然ですよね。
自分自身が今持つ意味があるのかどうかにのみフォーカスし、必要かどうか見極めましょう。
捨てることは良いことと認識する
「捨てること=悪いこと」という図式をいったんなくしましょう。
物が捨てられない人は捨てることに罪悪感を覚えている場合が多く、なかなか行動に移せません。
捨てずに使い続けられれば、それがベストでしょう。
しかし、便利だろうと思って買った物がそうではなかった、なんてこともありますよね。
物が増えていくと自宅の場所を占有し、居住スペースがどんどん狭くなってしまいます。
捨てることに罪悪感を持ちすぎず、不要な物は処分するようにしましょう。
もらった物でも捨てる
とくに捨てにくいのが、いただき物やプレゼント。
自分の好みと合わず、棚の奥にしまわれたままというパターンも多いですよね。
もらった物を捨ててしまうと相手に失礼な気がして、なかなか捨てにくいものです。
贈り物は、相手が自分へ贈ってくれたことに対して感謝の心を持つことが大事。
あくまで気持ちは相手に対して向けるべきで、物ではありません。
もらった物でも不要になったのであれば送り主への感謝の気持ちを忘れず、処分しましょう。
「いつか」使う物を大胆に捨てる
いつか使うかもしれない物を捨ててしまうのはもったいないと思うかもしれません。
しかし、使うかどうかわからない物で収納スペースを圧迫してしまうのは大きなデメリットと言えます。
すぐに捨てるのが難しい場合は、段ボールに収納するか、トランクルームに預けてみてはいかがでしょうか。
一定期間経過しても使わなかったら捨てるというルールを決めておけば、いつか使う物であっても大胆に捨てることができるでしょう。
片付けを習慣化するためのポイント
不要な物を捨ててすっきりとしたら、片付けを行いやすくなったはずです。
次は、片付けを習慣化するためのポイントを確認していきましょう。
- 物の置き場所を決める
- 新しい物を買ったら古いものを捨てる
- 手の届く範囲にゴミ箱を設置
- 一箇所ずつ片付けていく
- 片付けた部屋を綺麗なままに保つコツ
物の置き場所を決める

片付け上手になるためには、物の置き場所・定位置を決めることが大切です。
置き場所・定位置が決まっていれば、「使ったらしまう」という習慣を意識しやすくなるでしょう。
定位置を決める際のポイントは以下の2つです。
物の定位置を決めるときのポイント
- 使用頻度が高いものは取り出しやすい場所に
- 置き場所(収納場所)は使用する場所の近くに
新しい物を買ったら古いものを捨てる

新しい物をひとつ買ったら、持っている物をひとつ手放す習慣をつけましょう。
これには、1つ買ったら1つ手放す「ワンインワンアウト」という手法がおすすめ。
たとえば、靴を1足買ったらすでに持っている靴を1足捨てるなどして、物を増やさない工夫をしてみるとよいでしょう。
当たり前ですが、次々と新しい物を買えば、物は増える一方です。
とくに洋服や趣味のグッズなどは増えやすく、定量を決めて管理しておきたいですね。
あえて収納サイズをコンパクトに抑え、物理的に物を多く持てないようにするという方法もおすすめ。
一定量を超えて持つことがないよう、自分なりにルールを決めておきましょう。
手の届く範囲にゴミ箱を設置
ゴミをすぐに捨てられない人は、ゴミ箱を手が届く範囲に複数置いておくのもひとつの方法です。
ソファーや座椅子などの場所から離れたところにゴミ箱を設置すると、ゴミを捨てるために立ち上がらなければならず、面倒くさがり屋の人は捨てに行くのが面倒なので放置してしまいます。
ゴミをあちこちに放置すると、部屋がだんだん汚くなってしまうので部屋を片付けるのが億劫になって片付けたくなくなってしまうのです。
そのため、ゴミが出そうな場所、自分が過ごす場所から手が届く範囲に複数のゴミ箱を設置することをおすすめします。
ゴミがゴミ箱に入れられるようになれば、ゴミによって散らかることも減るため、前向きな気持ちで片付けに向かうことができるでしょう。
一箇所ずつ片付けていく
小さな場所から1箇所ずつ片付けるようにすると、片付けが苦手な人でも片付け上手に近付くことができます。
片付けられない人に多いのが、完璧主義者。
一見すると部屋をきれいにしていそうに見える完璧主義者ですが、じつは部屋が散らかりがちという人もいます。
これは片付け始めたとしても完璧にできず途中であきらめてしまうことが多いためだといえるでしょう。
そのような完璧主義者タイプの人の場合は、引き出しの中のように、よく利用していて簡単に片付けることができそうな小さな場所から片付けるのがおすすめ。
そうすることで、途中であきらめることなく片付けることができるでしょう。
小さな場所を完璧に片付けることで、片付けができたという成功体験が身につきます。
すると、ほかの場所もできるのではと片付けする範囲が広がっていくもの。
そのうち、自然と片付けができるようになっているはずです。
片付けた部屋を綺麗なままに保つためには

物を捨てたり、片付けたりした後は、部屋をきれいな状態に保つことが大切です。
そのために普段から意識しておくとよいポイントをご紹介します。
使った物は必ず元の場所に戻す
すべての物の置き場所を決め、使ったら必ず元の場所に戻すということを心がけましょう。片付けが苦手な人は、、物を元あった場所に戻せないことが多いです。
徹底して元の場所に戻す努力をするとよいでしょう。
汚れたらすぐに掃除
片付けが苦手な人のなかには、汚れをそのまま放置してしまう方もいるかもしれません。
汚れたらすぐに掃除することをこころがけると片付けも得意になるでしょう。
ながら片付けをする
テレビを見ながら、音楽を聞きながらなど、何かをしながら手の届く範囲から片付けを始めるのもおすすめです。
片付けや掃除は気合いを入れて取り掛からなくても、日常生活のなかで自然に取り込むようにすると上手くできるようになれるでしょう。
それでも片付けられない場合は?
ここまで捨て方や片付け方のコツをご紹介してきましたが、それでもやっぱり片付けられない方は以下の方法を試してみてください。
確実にいらない物を処分
物を捨てたり片付けたりするのが実は結構大変な作業だということは、お伝えしてきました。
いるかいらないかの判断を連続して行わなければならず、思いのほかストレスがかかることも。
そこで、まずは確実に不要な物を処分することから始めてみませんか。
たとえば明らかなゴミ。いるかいらないか考えるまでもなく、サッと捨てられますよね。ほかにも壊れていて使えない物や期限切れの物なども捨てる物の対象です。
また、用途が重複している物も処分の対象としましょう。
ハサミや同じ色のボールペンなど、家の中には同じ用途の物がいくつもある場合が多いのです。
明らかにいらない物を見つけて処分することは、これから家の中の不要な物を捨てるためのウォーミングアップとしても最適。
まずは捨てる作業に慣れることから始めましょう。
少しずつ処分していくことから始める
上記の内容をふまえ、簡単に片付けられるという方法を試してみても片付けできなかった場合は、捨てやすい物から少しずつ捨ててみることをおすすめします。
捨てやすい物の代表的な例は、無料でもらった物や書類、冷蔵庫の中身の余ったソースやノベルティのペンなど。
無料でもらう試供品などはいつか使えると考え、取っておいてしまうこともあります。
ですが、なくても困らないものでもあるので思い切って捨てるといいでしょう。
書類は必要のないものは捨てて、内容のみ知っておきたいものは撮影するなど、データとして残しておくのもひとつの方法です。
冷蔵庫の中身は賞味期限などを参考に処分していきましょう。
ペンもインクの出ないものは処分します。
捨てやすい物から始めるのが、とにかく重要です。少しずつでもいいので、簡単なものから捨ててみましょう。
トランクルームを使えば片付けや処分がスムーズに!

トランクルームとは、自分が必要な広さの収納スペースを借りることができるサービスのこと。
片付けきれない物をトランクルームに預けておけば、部屋に十分なスペースを確保して綺麗な状態を保つことが可能です。
ここでは、荷物の保管に最適なトランクルームの種類や活用法を解説します。
捨てるか迷う物は屋内型トランクルームへ
トランクルームの種類は、主に屋内型・屋外型・宅配型の3種類に分かれます。
なかでも、捨てられない物・捨てるかどうか迷う物を預けておくなら屋内型トランクルームがおすすめ。
屋内にあるトランクルームでは空調設備が整っており、湿度も適切にコントロールされていることがほとんどです。
そのため、湿気やカビに弱い荷物の保管にも対応できます。
また、防犯・セキュリティ対策に力を入れているところもあるので、盗難が心配な方にもおすすめ。
さらに、24時間365日いつでも荷物を取り出せるトランクルームを選べば、預けたものが急に必要になった場合でも問題なく対処できるでしょう。
トランクルームで捨てずに保管するという選択肢も
物を捨てられない場合に、トランクルームを一時保管場所として活用することも可能です。
まずは、あらかじめ預ける期間を定めた上でトランクルームに荷物を収納します。
そして期日になっても使用しなかった物は、今後必要する可能性が低いと判断し、処分すればよいでしょう。
豊富な収納サイズから選べる
トランクルームでは、収納する物の量やサイズに合わせて、好きな広さのお部屋を借りることが可能です。
広さは小さいもので0.5帖、大きいサイズであれば10帖以上のトランクルームも。
必要以上にサイズが大きいと、月額利用料等の負担が大きくなってしまいます。また、小さすぎても預けられる荷物が制限されて不便です。
そのため、預ける荷物の量やサイズ、利用用途や目的に合わせて適切なサイズのお部屋を選ぶとよいでしょう。
月額2000円台から借りられるトランクルームも
屋内型トランクルームのなかには、月額2000円台から手ごろな価格で借りられるお部屋もあります。
0.5帖のお部屋でも、通常サイズの段ボール約12個分の荷物を収納可能です。
屋内型トランクルームなら、スタンダードな料金のお部屋であっても、賃貸部屋を借りるよりも安く収納スペースを確保することもできるでしょう。
まとめ
物が捨てられなかったり片付けられなかったりする理由は人によってさまざまです。
しかし、必要以上に物が多い状態は、どんな人の暮らしにも悪い影響を及ぼすでしょう。
不要な物は少しずつでも捨てて、片付け上手を目指しましょう。
それでも物が多い場合には、トランクルームを活用するのがおすすめです。捨てられない物以外にも、シーズンオフの洋服やレジャーアイテムを預けておくのもよいでしょう。
もっと知りたい!
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