2025/07/25
ミニマリストにも防災グッズ・備蓄は必要!ミニマルな暮らしと両立させるコツを紹介
本当に必要な物を見極め、最小限の物だけでシンプルな暮らしを送るミニマリスト。
国内外問わず注目を集めている暮らし方ですが、「ミニマリストも備蓄はするべき?」「ミニマルな生活と備蓄の両立は可能?」など備蓄・防災対策について疑問・悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらの記事では、ミニマリストに防災グッズや備蓄は必要かどうか、そしてミニマルな暮らしと備蓄を両立させるコツについてご紹介します。
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ミニマリストに防災グッズや備蓄は必要?
まずは、「そもそもミニマリストに備蓄は必要?」という点から考えていきましょう。結論から言うと、ミニマリストであっても防災グッズや備蓄を用意しておくことをおすすめします。
では、その理由について見ていきましょう。
災害・パンデミックへの備えは誰もが必要
日本は世界でも有数の地震大国であり、それに加えて津波や台風、雪害、火山噴火など、自然災害が多い国でもあります。
さらに近年では、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックをきっかけに、備蓄の必要性を実感したという方も多いのではないでしょうか。
災害・パンデミックは、すべての人にとって無縁ではありません。ミニマリストもミニマリストではない人にとっても、いつ起こるか分からない非常時への備えは必要だと言えるでしょう
備蓄とミニマルな暮らしは両立可能
備蓄は誰にとっても必要だとお伝えしましたが、ミニマリストとしての暮らしを諦めなければならないわけではありません。
冒頭でもお伝えした通り、ミニマリストの本質は「必要な物を見極め、最小限の物とともに暮らすこと」。そして、災害やパンデミックなどの非常時に暮らしを継続するためには、備蓄が必要です。
つまり、「ミニマリスト」と「備蓄」は相反するものではなく、備蓄を行いながらミニマルな暮らしを送ることは可能だと言えるでしょう。
ミニマリストでも物を増やさない防災の工夫
まずは、防災への備えをシンプルにするための3つの工夫をご紹介します。
ローリングストックで備蓄を暮らしに組み込む
ミニマリストと相性がよい備蓄方法として、ローリングストックという手法があります。これは、食料や水、日用品などの備蓄を普段の生活でも消費し、使用した分を買い足して一定数を保つ方法です。
日常生活で使うことができ、なおかつ備蓄にもなるため、余分なスペースを必要としません。また、災害時でも普段から食べ慣れたものを食べられる安心感は、想像以上に大きいものです。
レトルトカレーやパスタ、缶詰など、お気に入りの味を少し多めにストックするだけ。これなら、無理なく始められます。
「日常」と「非常時」の垣根を取り払う
「日常」と「非常時」の垣根を取り払うフェーズフリーという考え方を取り入れてみましょう。フェーズフリーとは「普段使っている物が非常時にも役立つようにしよう」という考え方です。
- 例1:モバイルバッテリー
普段からデザイン性の高い大容量のものを選んでおけば、それがそのまま停電時の貴重な電源になります。 - 例2:上質なタオル
少し大きめの速乾性タオルは、体を拭くだけでなく、ケガをした際の止血や防寒対策にも役立ちます。
「日常」と「非常時」に使うアイテムを分けないという視点を持つだけで、備えるべき物は劇的に少なくなるでしょう。
1つで何役もこなすアイテムを取り入れる
1つの物が持つ多様な可能性に目を向けてみると、物を増やさずに必要最低限の物で非常時への備えが可能となるでしょう。
たとえば、大判のストールや手ぬぐいは防寒、ケガの応急処置、荷物の運搬、目隠しなど、アイデア次第で何通りにも使えます。
「このアイテムは、他の何かに代用できないか?」と自問することで、あなたの防災セットをより一層ミニマルに、そして機能的にまとめることができるはずです。
ミニマリストの防災グッズリスト
次は具体的な防災グッズや備えておくべきアイテムのリストを見ていきましょう。
【0次の備え】毎日持ち歩く防災ポーチ
災害は、いつどこで起こるか分かりません。外出先で被災した際に、最低限自分を守るためのアイテムが「0次の備え」です。普段使っているポーチに、以下のものをプラスしてみましょう。
- モバイルバッテリー
情報収集と連絡手段の要です。 - 現金(小銭と千円札)
電子マネーが使えない場合や、公衆電話・自動販売機の利用に備えます。 - 携帯用トイレ(1〜2個)
トイレは使えなくなる可能性が大きいので必需品です。 - 常備薬と絆創膏
いつも飲んでいる薬は数日分。使用期限も定期的に確認しましょう。 - ミニLEDライト
キーホルダー型など小型のものでもOKです。停電時や夜間の行動の助けになります。 - ホイッスル(笛)
瓦礫の下敷きになるなど、声が出せない状況で助けを呼ぶ際に使えます。 - あめやチョコなどのお菓子
手軽な糖分補給は、心と体のエネルギーになります。
【1次の備え】避難時に持ち出す防災リュック
1次の備えとして用意しておきたいのが、非常用持ち出し袋(リュック)です。自宅以外の場所へ避難する際に持ち出す道具で、避難先で数日間過ごすために必要な品を入れておきます。
一般的に、非常持ち出し袋には以下のような物を入れておきます。
- 防災頭巾
- 下着や肌着、靴下などの着替え
- 非常用トイレ
- 包帯、絆創膏などの応急セット
- ティッシュペーパー
- ホイッスル
- 防寒用アルミシート
- カイロ
- 軍手
- ヘッドライト など
以下の記事では、非常持ち出し袋(非常持ち出し品)についてさらに詳しく紹介しています。もっと知りたいという方は合わせてお読みください。
【2次の備え】在宅避難を乗り切る備蓄
ライフラインが止まっても、自宅で数日間生活するための備えが「2次の備え」です。ローリングストックを基本に、以下のものをプラスで備えておきましょう。
食料の備蓄
備蓄品として欠かすことができないのが食料です。備蓄に適した食料として、缶詰などの保存のきくものや、レトルト食品などの調理が容易なものがあります。
栄養バランスも考慮し、最低でも3日分、できれば1週間分以上の食料を備蓄しておきましょう。
以下の記事では、備蓄用の食料や非常食について詳しくご紹介しています。より詳しく知りたいという方はあわせてお読みください。
水の備蓄
欠かすことができない備蓄として水も挙げることができます。一日に必要な飲料水の目安は3リットルと言われており、それ以外に調理用や衛生用の水も必要になります。
食事と同様、最低でも3日分、できれば1週間分以上の水を備蓄しておくことが推奨されています。
以下の記事では、水の備蓄について詳細をご紹介しています。より詳しく知りたいという方は、あわせてお読みください。
その他の備蓄
非常持ち出し袋や食料・水のほかにも、用意しておくべき備蓄が存在します。
たとえば、日頃服用している処方薬や常備薬、衛生を保つためのトイレットペーパーやティッシュペーパー、ゴミ袋、食料を調理するためのボンベやキッチン用品などが挙げられます。
防災用の衛生用品についてもっと知りたい方は以下の記事もチェック!
防災グッズの収納・管理術
厳選した防災グッズも、いざというときに取り出せなければ意味がありません。こちらでは収納の基本的な考え方から、合理的かつスッキリした収納術をご紹介します。
防災グッズは「しまい込む」から「使いこなす」へ
防災グッズの定位置は「押入れの奥」ではありません。玄関やリビング、寝室など、すぐに持ち出せる場所に「分散して」置くのが正解です。この考え方が、あなたの安全を確保します。
「見せる収納」と「隠す収納」のアイデア
見せる収納と隠す収納を使い分けることで、部屋をスッキリと見せながら必要な物を備えておくことができます。
見せる収納の例
- ランタン
デザイン性の高いLEDランタンを、普段から寝室のサイドテーブルに置いておく。 - ラジオ
お洒落な携帯ラジオを、キッチンの棚に飾るように置く。 - 防災リュック
アウトドアブランドのリュックを選び、玄関のフックに掛けておく。
隠す収納の例
- ベッド下
収納ケースに水や食料、簡易トイレなどをまとめて保管する。 - クローゼット
吊り下げ式の収納ラックを活用し、タオルや衣類を保管する。 - ソファ下
普段使わないスペースも、貴重な備蓄場所になります。
年に一度の見直しを習慣化する仕組みづくり
防災グッズは備えたら終わりではありません。年に一度は中身をチェックし、食品の賞味期限や電池の使用期限を確認しましょう。
おすすめは「防災の日(9月1日)」や「自分や家族の誕生日」など、忘れない日を決めて、その日に見直しをすることです。 スマホのリマインダーに設定しておけば、無理なく習慣化できます。
ミニマリストの備蓄にはトランクルームがおすすめ
ここまでは備蓄の必要性や備蓄方法についてご紹介しましたが、「備蓄が必要なのは理解できるけど、自宅はスッキリとさせたい」「自宅に備蓄を保管しておくスペースがない」という方もいらっしゃるのでは?
そのような場合は、トランクルームの活用がおすすめです。トランクルームとは、「定額で収納スペースをレンタルできるサービス」のこと。
次は、ミニマリストの備蓄にトランクルームが役立つ理由を見ていきましょう。
24時間いつでも利用可能
屋内型トランクルームや屋外型トランクルーム(コンテナ・ガレージタイプ)の多くは、24時間365日いつでも利用することが可能です。
そのため、自宅の延長のような感覚で荷物を預けたり取り出したりすることが可能です。自宅をスッキリとした空間に保ちつつ、トランクルームに備蓄を確保しておくことができるでしょう。
トランクルーム活用でリスクを分散
トランクルームを活用することで、リスクの分散にもなります。
トランクルームに備蓄品や防災グッズを保管していれば、万が一浸水や倒壊といった理由で自宅に立ち入れなくなった際でも必要な道具を取り出すことが可能です。
まとめ
今回は、ミニマリストに備蓄が必要かどうか、備蓄の方法やトランクルームの活用方法についてお伝えしました。
災害やパンデミックに備えつつ、ミニマルな暮らしを送ることは不可能ではありません。今回ご紹介した情報も参考に、備蓄に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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