2024/08/28
断捨離で後悔したくない!やらなきゃよかったとならないコツを紹介
気持ちがもやもやしたときなど、「物を減らして部屋も心もすっきりさせたい!」という思いから断捨離を始める方は少なくありません。
いらない物を捨てて身軽に暮らすのは素晴らしいことですが、やり方によっては後悔してしまうことも!
こちらの記事では「断捨離をやらなきゃよかった......」となるのを防ぐために、後悔しない断捨離のコツや後悔しやすいアイテムなどを紹介します。断捨離を始める前にこの記事の内容をおさえておきましょう。
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断捨離後に後悔する原因は?
断捨離に挑戦したものの、結局たいして部屋も片付かず、おまけに捨てたことを後悔してしまったり、家族ともめてしまったり、という失敗談を多く耳にしますよね。
「断捨離をしたけど、やらなきゃよかった」という結果にしないためにも、まずは断捨離をして後悔してしまう原因をおさえておきましょう。
断捨離で後悔する原因
- 自分以外のものまで断捨離してしまった
- 勢いのままに断捨離を進めてしまった
- 無計画で始めてしまった
- 「捨てる」のが目的になってしまった
- 後から大事なものだったことに気づいた
自分以外のものまで断捨離してしまった
たとえば本や服など、好みと合わないものを自分の判断で不要と決めつけ、家族のものを勝手に捨ててしまうというトラブルも断捨離では起こりがちです。
あなたにはガラクタに見えても、家族にとっては思い出が詰まっている宝物かもしれません。コレクションしているものであれば、怒りを買ってしまって当然といえるでしょう。
それによって、その後の家族関係にも悪い影響を及ぼしてしまうことでしょう。断捨離するのはまずは自分のものだけにして、どうしても気になるものがあれば、まず所有者に確認することを忘れないようにしましょう。
勢いのままに断捨離を進めてしまった
断捨離でよく聞く後悔が「必要なものを捨ててしまった!」というもの。ついつい気持ちよくなって、次から次へとゴミ袋にものを放り込んでいく中で、うっかり必要なものまで掴んでしまったという可能性もあるでしょう。
まだ使うかもしれないのに、「きっと使わないだろう!」と強気になり、思い切って捨ててみたというパターンもあるかもしれません。
必要なものを捨ててしまうと、結局あとからもう一度同じものを買わざるを得なくなります。ものを捨てるときは、本当にもう使わないかをしっかりと考え、実際に数年使っていないというものを捨てるようにすれば安全です。
無計画で始めてしまった
断捨離で後悔してしまう原因のひとつが、断捨離後のイメージをはっきりさせないまま、無計画に始めてしまうことです。今すぐやろう!と焦ってはじめると収拾がつかなくなります。
断捨離で大切なことは、捨てるものの仕分け基準をしっかり決めておくことです。
そうしなければ、捨てて良いものか迷って膨大な時間がかかってしまいます。または、特定の場所に時間を費やして気付いたら1日が終わっていた、なんてこともあるでしょう。そのため途中で挫折してしまうことにもなりかねません。
「捨てる」のが目的になってしまった
「本当に必要なもの以外を処分してすっきりとした暮らしをしたい」と断捨離をはじめたのに、「捨てること」が目的にすり替わってしまうケースもあります。
「捨てること」が目的になってしまうと、必要なものまで捨てたくなったり、捨てるものがないことにストレスを感じたりする場合があります。
断捨離は生活空間や気持ちをすっきりさせるのに効果的ですが、断捨離によってストレスを感じてしまっては本末転倒といえるでしょう。過度なストレスは、鬱をはじめとした心身の不調を呼ぶこともあり危険です。
「ものを捨てること」ではなく「本当に必要なものを残すこと」を意識し、捨てることに対して極端に執着してしまわないように注意しましょう。
後から大事なものだったことに気づいた
断捨離後に大事なものだったと気づき、後悔することもよくある失敗のひとつです。
希少性があるものや、思い出の品、この世に1点しかない作品などを断捨離しようと思っている方は要注意です。捨ててしまうともう二度と手に入らないので、大きな後悔につながります。即決せず、時間をかけて判断するようにしましょう。
思い出の品など、すでに自宅での置き場所に困っているのなら、トランクルームなど外部の収納サービスを使うのも解決策として考えられます。
断捨離で捨てて後悔しやすいもの
断捨離で勢いに任せて捨ててしまい、後になって捨てなければよかったと悔やむケースは少なくありません。
断捨離で後悔しないよう、捨てると後悔しやすいものを確認していきましょう。
断捨離で後悔しやすいものとは?
- 服
- 手帳や日記
- 写真やアルバム
- 本
- 季節のもの
- ブランドバッグ
- アニメグッズなど趣味のコレクション
- CDやDVD
- 子供の思い出の品
服
断捨離を思い立つと、まっさきに洋服から処分しようと考える人は多いと思います。しかし、捨てる前に一呼吸おいて考えてみましょう。
「流行りが終わったから」や「サイズが合わないから」という理由だけで捨てるのは後悔につながる可能性があります。
流行りがすぎて古くなったデザインの服でも、流行はサイクルのように巡ってくるといいます。また流行りがきたときに、あの大好きだった服があれば!と後悔したくないですよね。
流行り廃りで考えるのではなく、自分にとって好みのデザインかどうかで判断することで、後悔をせずに済むでしょう。
太ってしまって、もう入らないから処分しよう、という考えも要注意。場合によっては、サイズが合わなくなった洋服がダイエットのモチベーションになるかもしれません。
もちろん、「ダイエットに成功したら新しい洋服を買おう」というのも一つの方法ですが「お気に入りの服をもう一度着られるようにダイエットをしよう!」と思えるような洋服は、捨てずに残しておくのも一策でしょう。
手帳や日記
暮らしの中で感じた想いや出来事を記録しておく手帳や日記は、まさにこの世にひとつしかないものです。捨ててしまうと二度と戻ってきません。
後になって読み返すことで、懐かしい気持ちになったり、忘れていた気持ちを思い出したり、あるいは今を生きるための糧になることが多々あります。勢いのままに捨ててしまうと、ふと過去の自分を振り返りたくなったときに後悔してしまうでしょう。
また、手帳をアドレス帳代わりに使っているひともいるのではないでしょうか。捨ててしまうと連絡先がわからなくなってしまう知人もいるかもしれません。
捨てるという決断をした場合でも、一度読み返してみて重要な情報をメモしていないかを確認した上で処分するようにしましょう。また、写真を撮ってデータ化しておくことで、後から読み返したくなったときでも確認することができます。
写真やアルバム
スナップ写真や記念のアルバムは、どんどんたまってかさばるだけ、と捨ててしまうのも危険です。
断捨離モードになっているときは考えつかなくても、あとからきっと見返したくなるときがやってきます。データで保管しているなら良いのですが、プリントアウトされた写真しかない場合には、捨ててしまうと取り戻すことはできません。
特にフィルムを使ったカメラで撮った写真は、フィルムのネガがなければ、もう一度写真にすることは不可能です。
写真は収納スペースを取らないデータにしておくことを強くおすすめします。
本
本も場所を取ってしまうので、捨ててしまいたくなるものの上位に入りますが、よく考えましょう。今は読むことはない、と思っても本の内容は年齢によって受け取り方が変わってくるものです。年を重ねてから読むと、また違う良さが味わえるかもしれません。
一度捨ててしまってからまた入手しようと思っても、絶版になっていて古本屋でも入手困難ということも考えられます。
好きな作家の本や、思い入れのある本は取っておくのが良いでしょう。
季節のもの
扇風機や暖房器具などの季節家電や、クリスマスツリーなどのシーズンアイテムは、断捨離で捨ててしまう人が多いようです。確かに場所を取るうえ、真冬に扇風機を見ると「扇風機なんてまた買えば良い」と思ってしまうのではないでしょうか。
しかし、シーズンが来るたびに買い直すのでは出費がかさんでしまいますよね。いくつもあるなら捨てても構わないでしょうが、そうでない場合は慎重に考えるべきものです。
機能などが悪いため手放したいと思っている場合でも、買い替えの目途が立ってから捨てるのが良いでしょう。
ブランドバッグ
使わなくなったブランドバッグを手放そうと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。使わないといっても、まだ愛着があるのなら処分しないほうがいいです。
ブランドバッグは高価なため、すぐに買いなおすことは難しいでしょう。大きな出費になるので生活に影響があることも考えられます。また、以前購入したブランドバッグだと、生産終了により手に入れることが困難になります。
これらのことをふまえ、使わないから「いらない」と決めていいのか?冷静に判断することをおすすめします。
売却の決心がついた場合も売却のタイミングによっては後悔してしまうことがあるので注意が必要です。
ブランドによっては、ヴィンテージといった新たな価値がつき相場が上昇することがあります。「もっと高値で売れたのに...」と後悔しないように売り時を見きわめるようにしましょう。
アニメグッズなど趣味のコレクション
熱が冷めた、引っ越しで荷物を減らしたいなどの理由からアニメグッズなど趣味のコレクションも断捨離の候補として挙げられるアイテムです。
いまは「いらない」と判断できるほど熱が冷めているコレクションでも、また何かを機に気持ちが再燃するかもしれません。処分後に再び買い直してもいいですが、限定ものの場合ははそんな簡単に解決しないでしょう。
限定ものは流通量が少なく、プレミア化している可能性があります。購入当時より高価格になっていると、再び購入することが難しいですよね。
存在を忘れるほど、どうでもよくなっているコレクション以外は、よく考えて判断するのが望ましいです。
CDやDVD
音楽や映像の配信サービスが登場したことで「CDやDVDはもういらないかな」と考えている方もいるでしょう。しかし、配信で見られるからという理由でCDやDVDを断捨離すると後悔するかもしれません。
配信サービスに依存してしまうと、今後配信が停止された際に好きな作品や映像を見ることができなくなります。今は配信で楽しめても、今後も利用できるとは限らないので、本当に好きな作品やアーティストのCD、DVDは手元に残しておくと安心です。
とくに、ライブ会場限定販売などそのときしか手に入らない物の場合は処分せずに残しておくことをおすすめします。
子供の思い出の品
子供が描いた絵などの作品、遊んでいたぬいぐるみ、おもちゃは増えてくると置き場所に困るので、断捨離を検討する方もいらっしゃると思います。しかし、安易な断捨離は大きな後悔のもとです。
絵の場合ですが、子供の年齢や発達段階により描き方が変わります。発達のペースは個人差があるので一概にはいえませんが、2歳頃と3歳頃でも絵の描き方が違うため、そのときに描いた絵はそのとき限りの作品になると思ってください。処分してしまうと二度と同じものは手に入りません。
子供の作品をやむを得ず処分する場合は、写真などに残しておくのがいいでしょう。そのときの思い出を振り返れるようにしておくと、後悔する気持ちを軽減することができます。
また、ぬいぐるみやおもちゃなど子供が大事にしているものも勝手に捨てるのはNGです。親はどれも同じように見えても子供にとっては宝物にしているものがあるかもしれません。子供の意思を確認して、断捨離するかどうか決めてください。
実はいらない!?断捨離で捨てて良いもの3選
捨てて後悔したものがある一方、多くの人が捨ててよかったと感じているものもあります。
ここでは、その中から3つご紹介していきます。
断捨離で捨てて良かったものとは?
- 食器
- 存在を忘れているもの
- 同じ機能の家電
食器
結婚祝いや新居祝い、また引き出物やカタログギフトなどで食器をもらう機会は意外と多いものです。
しかし、いただいたものの使っていない食器類も少なくないのでは?また、食器棚の奥深くしまい込んである食器もあるはずです。
いただいてから使っていない食器類や何年も使っていない食器類は思い切って処分しても支障はないでしょう。
日常的に使う食器はそれほど多くないはずです。使う食器を把握して、無駄に買ってしまうことを防ぐことも、断捨離では大切なことです。
存在を忘れているもの
あなたの押入れには、何が入っているかわからないダンボールや収納ケースはないでしょうか?
使うか使わない以前に存在を忘れているようなものは、捨てても問題ないケースがほとんどです。下手に中身を整理しようと開けてしまうと、収拾がつかなくなることもあるかもしれません。思い切って中身を見ずに捨ててしまうのもひとつの方法です。
同じ機能の家電
近頃の家電は高スペック、多機能なものが多く販売されています。たとえば、電子レンジにオーブン機能がついているように、1台でほかの家電の機能をカバーできるのなら、被っているものは処分しても良いでしょう。
また、一人暮らしなら掃除機がなくてもフロアワイパーで代用できます。このように、機能を兼用できる家電がないか考えて、生活に支障のない範囲で断捨離していきましょう。
後悔しない断捨離のコツ
次は、後悔することなくスムーズに断捨離を進めるためのコツをご紹介します。断捨離で後悔しないためには、どんなポイントを意識すればよいのでしょうか。
断捨離で後悔しないためのポイント
- 断捨離する目的を明確にする
- 仕分けをする
- 「迷ったら捨てる」のは後悔のもと
- 思い出のものや手に入らないものは慎重に
- コレクションなどは簡単に捨てない
- 捨てずに再利用できないか考える
断捨離する目的を明確にする
断捨離で後悔を防ぎたい方は、断捨離する目的を明確にしておきましょう。なぜ断捨離をしたいのか?ゴールが明確になっていれば捨てすぎて後悔することはないでしょう。
たとえば、「リビングの一角がごちゃごちゃしているのが気になる」なら、ごちゃごちゃしているものを見せる収納ができるように整理収納するまたは、隠す収納できるように他の荷物を減らすなどがゴールになります。
ゴールを決めることで、「何を」「どれぐらい減らせばいいのか」が見えてくるので、勢いで捨てすぎてしまうことはありません。
仕分けをする
断捨離をスムーズに進めるためのポイントのひとつが、仕分けの基準です。断捨離に取り掛かる前に、「捨てる」「捨てない」という仕分けの基準を明確にしておくことが大切です。
仕分けの基準として、使用頻度や気に入っているかどうかをラインにするのが良いでしょう。
たとえば、月に一度も着ない服や食器は捨てる、手に取ってみて愛着がわかなかったら捨てるなどと基準を決めるのも良いのではないでしょうか。
「迷ったら捨てる」のは後悔のもと
迷ってしまうものは、ひとまず検討中のボックスを用意してそこに入れておきましょう。
検討中として残しておく期限をあらかじめ決めておき、期限内に必要だと思い直すことがなければ思い切って処分しましょう。
思い出のものや手に入らないものは慎重に
日記や手帳、写真、本など、思い出が詰まったものは、一度捨ててしまうと買い直すことができないので慎重に判断しましょう。基準は「自分にとってプラスになるかどうか」。
例えつらい思い出にまつわるものでも、自分に力を与えてくれるものであれば、持っている価値があるといえます。
コレクションなどは簡単に捨てない
趣味で長年集めてきたコレクションなども簡単に捨てないほうが良いでしょう。フィギュアや古いレコードなど収集すること自体に楽しみを見出すのも立派な趣味です。
例え他人から見れば価値のないものでも、あなたが心から喜びを感じているものは大切にするべきです。本当に好きなものがあなたの人生を支えてくれるはずでしょう。
また、収納スペースがないために捨ててしまおうかと迷っている場合もあるのではないでしょうか。フィギュアなどのコレクションは、オークションに出せば高額になることも多々見受けられます。集めているコレクションを専門に扱っているところで査定をしてもらうことも可能です。
売って良いもの、手元に置いておきたいものを明確に判断することが大切です。
捨てずに再利用できないか考える
「もったいない」という気持ちも断捨離後に後悔を生む原因になります。捨てるのに罪悪感を感じている方は、捨てる以外の方法で処分できないか検討しましょう。
買取やフリマアプリに出品したり、寄付するなど、次に必要としている方に使ってもらうことで、「もったいない」という気持ちを抱かずに、気持ちよく物を処分することができます。
くたくたになった服など買取やフリマアプリに出品したりするのが難しいアイテムはウエス(雑巾のようなもの)にするなど、自宅の掃除アイテムとして再利用するといいでしょう。
トランクルームで「捨てず」に「保管」という選択肢も
断捨離を始めるきっかけとして多いのは、収納スペースが足りず、ものを捨てることで生活空間をスッキリさせたいというもの。
しかし「捨てるのは悩ましい」「人に譲ったり売ったりするのもためらっている」というものは、保留として扱い、一時的にトランクルームに保管してみてはいかがでしょうか。
トランクルームとは、自宅以外の場所に収納スペースをレンタルできるサービスです。トランクルームを利用することで、断捨離で保留にしたものの置き場所として活用でき、急いで処分しなくても自宅をスッキリさせることができます。
保留にしたものをどうするかのか、時間をかけて冷静な判断ができるので断捨離で後悔してしまうことを防げるでしょう。
広めのトランクルームを利用すれば、断捨離で保留にした物以外に思い出の品、オフシーズンの季節家電や衣替えした衣類、毛布などをまとめて保管することが可能です。
トランクルームを使った断捨離術について詳しく知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください。
断捨離で後悔したときの対処法
最後に、断捨離して後悔してしまった方に向けて対処法をご紹介します。
捨ててしまったけど、やっぱり必要だったという場合は再び購入することを検討しましょう。
断捨離したからまた買ってはいけないというルールはありません。そのアイテムがないことで、生活に支障があるという状態はよくないので必要なもので、すぐに手に入るものであれば購入するのがいいでしょう。
再び購入するのが難しいアイテムの場合は、後悔する気持ちが落ち着くのを待ちましょう。今は必要だと後悔しても、1か月後、半年後など時間がたつと気にならなくなる可能性があります。
また、断捨離で失敗したことをネガティブに捉えず、まずは断捨離できたこと、必要だったことに気づけたことをポジティブに捉えてください。失敗は成功のもとと考え、次に断捨離するときに活かすようにしましょう。
まとめ
断捨離と聞くと「とにかく思い切って捨てないと」という思いが先行してしまい、物への思い出を振り切るように捨ててしまう人も少なくないようです。
しかし、捨ててしまうと二度と取り戻せない思い出もあるはず。迷ったときには一旦トランクルームに預けて、ゆっくりと考えてみるという選択肢もあるのではないでしょうか。
もっと知りたい!
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