2023/10/26
帽子の収納方法は?100均を使った収納アイデアやお手入れ方法などをご紹介
帽子はファッションアイテムとして使えるだけでなく、日差しや寒さからも守ってくれる便利なアイテム。服装や季節に応じて使い分けていると、いつの間にか数が増えてしまい収納に困っているという方もいるのではないでしょうか。
帽子を適当にしまってしまうと、型崩れやカビなどの劣化につながり、気づいたら使えないなんてことに。また、帽子は肌着のように直接体にふれるアイテムなので、汗や汚れを落とすお手入れも必要です。
こちらの記事では、帽子の収納アイデアや保管時の注意点、お手入れや洗濯方法など、帽子の収納に関する役立つ情報をご紹介します。
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帽子の収納アイデア
帰宅後、帽子を何気なく置いてしまう方もいるのではないでしょうか。そうすると帽子が荷物の下敷きになったり、踏まれたりする可能性があり、型崩れの原因になります。帽子の定位置を決めて、きちんと収納できるようにしましょう。
こちらでは、手軽に収納場所を用意できる100均を活用した収納アイデアと、100均以外のグッズを使ったこだわりの収納アイデアをご紹介します。
100均を活用した帽子収納アイデア
100均で売られているグッズを活用した帽子の収納アイデアをご紹介します。どれも取り入れやすいものなので、帽子の置き場所に困ったらすぐに収納を用意することができます。
- 帽子ハンガーにかけて収納
- S字フックを使って帽子を収納
- 突っ張り棒+ワイヤークリップで収納
- 【キャップ・ニット帽】たたんでかごに収納
- 【ニット帽】ウォールポケットに収納
帽子ハンガーにかけて収納
帽子の収納には100均で売られている帽子ハンガーを活用するのがおすすめです。帽子ハンガーは帽子をひっかける部分がリング状になっているので型崩れ防止も兼ねている点がポイント。
一般的なハンガーと同じようにクローゼットや壁掛けフックなどにかけられるので、さまざまな場所で使いやすいアイテムです。
帽子ハンガーは連結できるタイプもあるので、所有している帽子の個数にあわせて用意することができます。
S字フックを使って帽子を収納
S字フックはクローゼットや突っ張り棒にかけるだけで、吊り下げ収納ができる便利なアイテム。
クローゼットにフックをかける場所がない方は、ワイヤーネットを壁に取り付けて、そこにS字フックを組み合わせると、壁掛け収納を作れます。ワイヤーネットが用意できない場合は、有孔ボードで代用可能です。壁掛け収納なら場所を選ばず設置でき、収納場所を増やすことができます。
突っ張り棒+ワイヤークリップで収納
帽子ハンガーやS字フックを使った収納は帽子を固定できないので、場合によっては帽子が落ちてきてしまうこともあります。収納している帽子が落ちないようにしっかり固定したい方は、突っ張り棒とワイヤークリップを組み合わせた方法がおすすめです。
設置方法は突っ張り棒をデッドスペースに設置し、ワイヤークリップをつけるだけなので簡単です。ワイヤークリップで、はさんで収納できるのでホールド感があり、帽子が落ちるのを防げます。
ただし、クリップの跡がつきやすいのでデリケートな帽子を収納するのは避けるのがいいでしょう。
【キャップ・ニット帽】たたんでかごに収納
キャップやニット帽はたためるので、100均で売られているかごやバスケットにたたんでしまうのもいいでしょう。キャップは上の画像のように頭を入れる部分をたたんで、つばの向きをそろえるとコンパクトにしまえます。
かごやバスケットなら、ふたや引き出しを開ける手間がないので帽子をすぐ手に取れます。インテリアとしても映えるので、クローゼットにしまわずにお部屋にディスプレイするのもよさそうです。
【ニット帽】ウォールポケットに収納
小物入れとして売られているウォールポケットはニット帽の収納に使えます。ニット帽をたたんでウォールポケットにしまっておけば、省スペースにたくさん収納可能。ニット帽だけでなく手袋なども入れておけます。
ポケットがクリアになっているものなら何をしまっているか一目瞭然。かぶりたい帽子を選びやすくなります。
100均以外の帽子収納アイデア
続いてご紹介するのは100均ではないですが、帽子の収納に便利なアイテムです。おしゃれにディスプレイできるアイテムや、ほこりや型崩れを防ぐアイテムなど。気になる物があれば活用してみてください。
- ハットスタンドを使う
- ポールハンガーを使う
- 帽子箱にしまう
- 引き出しタイプの収納にしまう
ハットスタンドを使う
ハットスタンドを使うと、お店のようにディスプレイしながら帽子をおしゃれに収納できます。
玄関の脇に設置すればすぐ手に取れ、外出時もスムーズ。部屋に設置すればお気に入りの帽子をインテリアとして飾ることができます。
ハットスタンドは素材やデザインがさまざま。お部屋や帽子にあったものを選べます。
ポールハンガーを使う
クローゼットがいっぱいで、帽子の収納場所がない方は突っ張り棒式のポールハンガーを活用してみてはいかがでしょうか。
ポールハンガーは幅を取らないので、限られたスペースでもたくさんの帽子をかけられます。帽子以外にバッグやマフラーなどもかけておけるので、外出に必要なものをまとめて置いておくこともできます。
また、しっかり固定できれば倒れることもないので部屋の一角に設置しても安心です。
帽子箱にしまう
帽子の型崩れやほこりがつくのを防ぎたい方は帽子箱に収納するのがおすすめです。
帽子箱に入れる前に、厚紙を用意します。厚紙を帽子の頭の外周より大きめのサイズで筒状にし、帽子を逆さにして筒の部分に入れます。その後、帽子箱に入れて保管しましょう。帽子の形をキープできるので、型崩れの心配がありません。
帽子箱がなければ無印良品などで売っている丸型のケースでも代用可能です。帽子箱に入れることで重ねて収納でき、限られたスペースでも複数の帽子を収納しやすくなります。
引き出しタイプの収納にしまう
しまう帽子がたくさんある方は、引き出しタイプの収納を使うのもいいでしょう。ほこりを防ぎつつ、一箇所にまとめて帽子を置いておけます。
ただし、引き出しに帽子を無理につめこむと型崩れしやすくなるので気を付けましょう。
帽子の収納・保管時の注意点
帽子は置き場所や保管の仕方を誤るとカビや変色、虫食いといったダメージを受けやすくなります。お気に入りの帽子をダメージから守るために注意すべきことをご紹介します。
湿気が多い場所を避ける
帽子を湿気が多い場所に保管すると、カビが発生しやすくなります。クローゼットや押し入れは、基本的に扉がしまっているため、通気性が悪く湿気がこもった状態が続きます。定期的に換気をして湿気がこもるのを防ぎましょう。また、下段は湿気がたまりやすいので、なるべく上段に置くのも湿気対策としておすすめです。
また、帽子をぬれたまま保管したり、着用後すぐにしまうのもカビの原因となってしまうので、帽子をしっかり乾燥させてから保管することも大事です。
収納グッズを使って帽子を保管する際は、通気性のいい素材を選ぶといいでしょう。プラスチックケースやビニール袋は通気性が悪いので、帽子の保管には紙製・布製のケースが向いています。
直射日光を避ける
帽子を直射日光が当たる場所に置いておくと、変色したり、シミができたりして劣化しやすくなります。
窓から日差しが入るところに帽子を飾ったり、収納するのは避けましょう。また、着用後や洗濯後に帽子を乾燥させる際も直射日光を避けるのが基本です。
防虫対策をする
麦わら帽子やウール製の帽子など天然素材の帽子は、虫食いの被害にあいやすいので防虫剤が必要です。長期保管時は帽子と一緒に防虫剤も入れましょう。
防虫剤の成分は上から下へと広がるので帽子の上に置いてください。また、防虫剤の種類によっては併用すると薬剤が溶けて帽子が変色したり、シミになったりする場合があります。商品に記載されている表示をよく確認してから使用しましょう。
汗やメイク汚れを落として収納する
帽子は直接、肌や頭皮に当たるので汗や皮脂、ファンデーション、ワックスなどで意外と汚れています。
汚れを放置すると汗ジミになったり、変色したりしてしまう場合がありますので、定期的にお手入れをするようにしましょう。お手入れ方法は記事の後半でご紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
帽子の置き場所にお困りならトランクルームを活用
「クローゼットが狭くて帽子を置けない」「家族分の帽子を収納する場所がない」など帽子の置き場所に困っている方はトランクルームを活用するのがおすすめです。トランクルームは自宅とは別の場所に収納スペースをレンタルできるサービスです。
帽子の収納場所として活用できるのはもちろん、広めの収納スペースをレンタルすると不要な荷物をトランクルームに預けて自宅を広く使うことも可能です。自宅のスペースにゆとりができれば、帽子を飾る場所を増やすなど自分の趣味のために自宅を有効活用できます。
帽子のお手入れ方法
帽子の劣化を防ぎ、長く愛用するにはこまめなお手入れが必要です。続いては基本的なお手入れに加えて、帽子の素材別にお手入れ方法をご紹介します。
帽子の基本のお手入れ方法
まず、帽子をブラッシングして表面のほこりを取ります。ブラシがなければ粘着テープで代用してもいいですが、ウール素材の帽子は粘着テープを使うと毛羽立ちやすくなります。服などに粘着テープを使ってある程度、粘着力を落としてから帽子に使うといいでしょう。
次に、帽子を水拭きします。帽子の裏側のおでこが当たる部分は汗やファンデーションなどで汚れがつきやすくなっています。お手入れしないと変色や色落ちの原因になるので、水でぬらして固く絞った布で汚れを拭きましょう。
汚れを拭いたら乾拭きして、形を整えて陰干しをします。早く乾かしたいからといってドライヤーを使うのはNGです。ドライヤーは型崩れの原因になりますので時間をかけて乾かしましょう。
汚れがつくのを未然に防ぎたい方はライナーを使うのがおすすめです。ライナーをおでこが当たる部分に貼ることで帽子に直接汚れがつくのを防げます。ライナーは取り外して洗えるので清潔な状態をキープできます。
レザーキャップのお手入れ
レザーキャップはお手入れせずに放置するとカビやシミの原因になります。また、乾燥によってひび割れが発生することもあるので適切なケアが必要です。
ブラッシングをしてほこりを取り、革表面の汚れは消しゴム、またはぬるま湯のせっけん水を使って落とします。革の艶が悪いと感じたら革用のクリームで保湿をして乾燥を防ぎましょう。
フェルト素材の帽子のお手入れ
フェルト素材の帽子はほこりがつきやすく、お手入れせずに放置すると毛に絡まってほこりが取れにくくなります。日頃からこまめにブラッシングをしましょう。
ブラッシングをする際は毛の流れにそうのがポイント。帽子を真上から見て反時計回りにブラッシングをします。ただし、毛並みが寝ているようなら、毛並みを起こすように時計回りにブラッシングをしてから、反時計回りにブラッシングをして毛並みを整えます。
帽子が型崩れしているようならアイロンで形を整えます。この作業をするときはアイロンで火傷しないように軍手などを使いましょう。帽子から5cmほど離したところからスチームアイロンのスチームを出し、帽子の裏側から形を整えていきます。アイロンをかけた後、熱が冷めるときに形が整うので帽子の形をキープした状態で冷まします。その後、陰干しして帽子を乾燥させます。
ニット帽の毛玉の取り方
ニット帽にできた毛玉を取るには、毛玉取り機またはブラシを使います。
毛玉取り機を使う場合はニット帽を手のひらに載せて、ブラシの場合はテーブルに置いて作業しましょう。ブラシを使う場合は毛並みに沿ってブラシをかけます。ニット帽が傷まないように、なでるようにやさしく毛玉を取るのがポイントです。
大きい毛玉はハサミで切り取ってもOKですが、その場合は生地を切らないように気を付けてください。毛玉の発生をできるだけ抑えたい方は、同じニット帽を連続して着用せず、休ませることも大事です。
帽子の洗い方
基本的にほとんどの帽子は洗濯できませんが、中には洗える帽子もあります。前述したお手入れ方法では汚れが落ちないときや、長期保管前などでしっかりお手入れしたいときは帽子を洗うのがいいでしょう。
続いては、帽子が家庭で洗濯できるかどうかの確認の仕方や帽子の洗い方をご紹介します。
帽子の洗濯表示タグを確認する
帽子が洗濯できるかどうかは洗濯表示タグから確認します。洗濯表示に洗濯桶のマークがついていれば、洗濯機で洗えます。ただし、同じ洗濯桶のマークでも「×」のマークがついてれば、家庭で洗濯できません。
洗濯桶に手が入っているマークは手洗い可能という表示なので、この場合も家庭で洗うことができます。
洗濯機で洗える帽子の洗い方
まずは、型崩れを防ぐために帽子の内側にタオルをつめて洗濯ネットに入れます。しっかり洗いたい方は目の粗い洗濯ネットを使うのがおすすめです。
洗濯ネットに入れたら、洗濯機に入れて洗います。色が濃いものは色移りする可能性があるので心配な方は分けて洗うといいでしょう。
洗濯が終わったら帽子の形を整えて風通しのいい場所で干します。 洗濯表示に干し方についても記載されていることがあるので、表示に従って適切な干し方をしましょう。
帽子を手洗いする場合
帽子が入る容器を用意し、おしゃれ着用の洗剤と水を入れて洗浄液を作ります。
洗浄液を帽子の汚れた部分にぬり、ブラシまたは固く絞ったタオルでたたくようにして汚れを落とします。その後、帽子を洗浄液が入った容器の中に入れて全体を押し洗いします。洗い終わったら洗浄液を水に変えてすすぎ、洗剤を落とします。
すすぎが終わったらタオルで脱水をします。タオルで帽子の内側と外側をはさむようにして水気を取りましょう。形を整えたら洗濯表示に従って干します。
まとめ
今回は帽子の収納アイデアや保管時の注意点、お手入れ方法などをご紹介しました。
すでにクローゼットに物がいっぱいで収納にお困りの方は、トランクルームの活用を検討してみてはいかがでしょうか。帽子だけでなく衣類や靴などさまざまなアイテムの収納場所として利用でき、自宅のスペースを有効活用することができます。
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続けてお読みください