2024/06/27
ビニールプールの収納・保管方法は?片付けから洗い方などしまい方を解説
夏になると大活躍のビニールプール。小さなお子さんがいるご家庭では、わざわざ大きなプールまでお出かけしなくても水遊びを楽しめるので、ママ・パパの強い味方ですよね。
しかし、ビニールプールは大きくてかさばるため、シーズン中はもちろん、使用しないシーズンのしまい方に困りがち。
そこで今回は、シーズン中のビニールプールの片付け方や、長期間使わないときのお手入れ方法、おすすめの収納・保管方法をご紹介します。ビニールプールの置き場所にお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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ビニールプールの片付け方
まずは、ビニールプールの片付け方についてです。毎日の片付け方とシーズン後に長期保管する際の片付け方をそれぞれご紹介します。
毎日の片付け方
ビニールプールで遊んだあとは毎回、水洗いして排水するのがおすすめです。その理由は、衛生面と事故防止のためという2点あります。
まず、衛生面についてです。ビニールプールは、水を入れて使うため、ぱっと見は目立った汚れが付いていないように見えますが、実は子どもの皮脂や汗などで案外汚れています。
遊んだあと水を入れっぱなしにしておくと、雑菌が繁殖する原因になり、次に遊ぶときに不衛生です。しかも、小さなお子さんは肌が弱いので皮膚トラブルにつながる恐れもあります。面倒ですが水は毎回、入れ替えるようにしましょう。
ビニールプールの排水をおすすめする2つ目の理由ですが、排水することで事故を防ぐことができます。ビニールプールに水をためたままにしておくと大人が目を離した隙に子どもがビニールプールに入ってしまい、溺れてしまう危険性があります。悲しい事故を防ぐためにもビニールプールの水は毎回、排水するのがいいと言えます。
ビニールプールの排水後はタオルで水気をふき取り、陰干しして乾かしましょう。
長期保管前の片付け方
ビニールプールで遊ぶ時期が終わり、長期保管を考えている方は、中性洗剤・お風呂用洗剤・重曹水のいずれかを使ってビニールプールを洗いましょう。
ビニールプールは、やわらかい素材でできているので傷つけないように布かスポンジを使って洗います。ぬめりがある場合は、それが雑菌なのでしっかり洗いましょう。全体を洗ったら水で洗剤または重曹水を洗い流します。
ビニールプールの乾かし方
ビニールプールを洗ったら、乾いたタオルで全体を拭きましょう。ぬれたまま放置してしまうと、カビの発生や傷みの原因になってしまいます。とくにビニールプールの内側は乾きにくいので、外側よりも念入りに拭いてあげる必要があります。
水気を拭いたら風通しの良い場所にビニールプールを立てかけて、陰干しをします。表面を乾かしたら、裏面も乾いているかチェックしましょう。
乾いている部分と乾いていない部分に偏りがあるなら、ビニールプールの立てかけ方を変えて陰干しをしてください。表面については同じ面を下にし続けるとそこに水がたまり、乾きにくくなってしまうので気をつけましょう。
また、立てかける場所によってはビニールプールに穴があいてしまうことも考えられます。穴があくのが心配な場合は、壁に直接に立てかけずにビニールシートなどを緩衝材にして、ビニールプールが直接壁にふれないようにするといいですよ。
長期保管前の片付けで、もうビニールプールを使う予定がない場合は、空気を抜いて物干し竿にかけて乾かしてもOKです。
ビニールプールの全体が乾いたら、最後にカビ取りスプレーを軽く吹きかけておくとカビ防止の効果が期待できます。長期保管する場合は、スプレーの水分もしっかり乾かしておきましょう。
シーズン中の場合は乾かした後にビニールプールを屋内、または屋外に置いておきます。劣化を防ぐなら屋内にビニールプールを置いておくのがおすすめです。
その場合、親のいない間に勝手にビニールプールで遊ぶことのないように、子どもの手の届かないところに置いておくのが理想です。ロックがかけられる部屋に置くか、ドアロックを後付けして子どもが勝手にビニールプールが置いてあるところまで行かないようにするなど対策をしましょう。
やむを得ず屋外にビニールプールを置く場合は、直射日光が当たらない場所に置きましょう。地面にそのまま置くとビニールプールの底の痛みの原因になるので、シートをしいてその上にビニールプールを置きましょう。また、風で飛ばされないように重しもしておくとよいでしょう。
ビニールプールのたたみ方
続いては、長期保管をお考えの方に向けてビニールプールのたたみ方を紹介します。ビニールプールには、空気を入れるタイプと空気入れ不要のタイプがありますので、それぞれ解説していきます。
空気を入れるタイプの場合
まずは、空気を入れるタイプのビニールプールのたたみ方についてご紹介します。
まずは空気を抜く
まずは、たためるように空気を抜いていくのですが、ビニールプールの空気を抜くのはストローを使うと簡単にできます。ビニールプールにある空気栓にストローをさしこんで、逆流防止弁を開いたままの状態にしましょう。この状態にしておくと、放っておくだけで空気が抜けていきます。
ストロー以外にも100円均一ショップで売っている空気抜きを活用するのもいいでしょう。使い方は、空気抜きを空気栓に差して、ビニールプールを押すだけ。それだけでどんどん空気が抜けていくので、子どもでも簡単に片付けができます。
セリアで販売されている空気抜きなら大小異なるサイズの空気抜きがセットになっているので、ビニールプールだけでなく浮き輪やビーチボールなどサイズの異なるアイテムの空気抜きにも対応できるでしょう。
ある程度まで空気が抜けたら、ビニールプールを端から巻いて残った空気を押し出していきます。
くっつかないようにしてからたたむ
空気が抜けたら、ビニールプールをたたみます。たたむときにポイントなのが、ベビーパウダーを使うことです。
たたんだまま長期間保管しておくと、ビニール同士がくっついてしまい、次に使用する際に広げにくくなる可能性があります。くっついたまま無理やり広げようとすると穴あきなど破損の原因に!
たたむ前にベビーパウダーを軽くふっておくと、たたんだビニールプールがくっついてしまうのを防げるので次のシーズンもスムーズに使えるようになります。
ベビーパウダーをふったら、ビニールプールの端と端をあわせて折りたたみ、コンパクトになるように丸めていきます。丸めたビニールプールは「ビニールプールの収納に便利なアイテム」を参考にしてきれいな状態で保管できるようにしましょう。
空気入れ不要タイプの場合
空気入れが不要なビニールプールの場合は、折り目にそって蛇腹にたためばOKです!付属の収納袋があるなら、それに入れておくとたたんだビニールプールが勝手に広がってしまうのを防げます。
ビニールプールの収納に便利なアイテム
洗ってきれいにしたビニールプールをそのまま置いておくと、ほこりがついて汚くなってしまいます。きれいに収納・保管しておくために、次に紹介するアイテムを使うのがおすすめです。
密閉袋やポリ袋に収納
ビニールプールは小さくたたんで密閉袋やポリ袋に入れるのがおすすめです。
保管中に空気中の汚れやホコリから守ることができます。ジッパー付きの袋を使って空気を抜いておけば、さらにコンパクトに収納できるでしょう。
収納ボックスや衣装ケースに保管
小さくたたんだビニールプールを収納ボックスや衣装ケースに入れて保管する方法もあります。
収納ボックスや衣装ケースは収納スペースが広いものも選べるので、ビニールプールとほかの水泳用品を一緒に保管するのもおすすめです。
水泳用品は、基本的にプールや海でしか使わないものがほとんどです。ビニールプールと一緒に保管しておくと、夏に使うときにまとめて取り出せるので探す手間が省けます。
ビニールプールの収納時の注意点
ビニールプールは日光や湿気の影響で劣化したり、変質したりしてしまうことがあります。次のシーズンも安心して利用できるように、収納・保管の際に注意すべきポイントを把握しておきましょう。
水分が残ったまま収納しない
ビニールプールを水分が残った状態で収納すると、すぐにカビが繁殖してしまいます。
使用したあとは、しっかりと乾燥させてから収納しましょう。ビニールのつなぎ目などの細かい部分まで、入念に水分を拭き取るのがポイントです。
直射日光の当たる場所は避ける
ビニールプールは直射日光に長期間さらされることで、材質が劣化してしまいます。できるだけ直射日光が当たらない場所で保管してください。室内に保管するか、屋外であっても日陰を選ぶとよいでしょう。
高温多湿な場所はNG
ビニールプールは気温が高く、湿気がこもりやすい場所に収納するのは避けましょう。
高温の場所に収納していると、ビニールが変形したり、最悪の場合は溶けてしまったりする恐れがあります。
また、湿気がこもりやすい場所はカビが繁殖しやすいためNGです。高温多湿な環境は避けて、できるだけ風通しのよい場所を選びましょう。除湿剤を活用して除湿対策をするのもおすすめです。
ビニールプールに穴が開いていないか確認する
長期保管前はビニールプールに穴が開いていないか確認しましょう。穴があいているかどうかは、ビニールプールを洗剤で洗うと確かめられます。洗うときにシャボン玉ができる場所があれば、そこが穴があいているところです。
小さな穴であれば購入時に付属していた修理用パッチを使って穴をふさぎます。もし修理用パッチがない場合は、ビニール補修テープを貼って穴をふさいでください。
穴が大きくて補修が難しいという場合は、ビニールプールの買い替えを検討しましょう。
ビニールプールの収納場所
ビニールプールの収納・保管場所を選ぶ際は、直射日光が当たらず、高温多湿でない場所を探すことがポイントです。ここでは、上記の条件を考慮しつつ、ビニールプールの収納・保管に適した場所をご紹介します。
クローゼット・押入れ
荷物の収納に便利なクローゼットや押入れ。除湿対策をしっかりすれば、ビニールプールの保管場所として利用可能です。直射日光が避けられるほか、温度が上昇するリスクが少ないのがメリット。
しかし、湿気はこもりやすいので除湿剤を活用したカビ対策は必須です。また、定期的に空気を入れ替えるなどして頻繁に換気を行うのもよいでしょう。
玄関のシューズボックス
玄関のシューズボックスも直射日光や温度の上昇による影響を気にせずに保管できる場所です。
ただし、湿気によるカビの発生には注意しましょう。とくに、雨の日が続く梅雨の時期などは油断できません。除湿剤を活用するか、新聞紙でくるむなどして対策をしましょう。
車庫
車庫は直射日光と湿気による影響を気にせずにビニールプールを保管できる場所です。
屋外にあるため湿気がこもりにくいのがポイント。また、雨風を完全に防ぐことができるのも車庫ならではの特徴です。
ただし、太陽の角度によっては直射日光を長時間浴びてしまうこともあるため、時折ビニールプールの状態を確認するとよいでしょう。
たたんで収納しているビニールプールの場合、温度が上昇するとビニールの素材同士がくっつきあうことがあります。
屋根裏のスペース
戸建ての家であれば、屋根裏のスペースに保管することもできます。屋根裏は点検のために使用される空間ですが、荷物の収納に使われるケースも珍しくありません。ビニールプールと一緒にさまざまなレジャーアイテムを保管してもよいでしょう。
しかし外気温の影響を受けやすく、湿気がこもりやすい場所ではあるので注意が必要です。除湿剤などでしっかりと対策しましょう。
レンタル収納スペース
自宅にビニールプールの最適な収納場所がない場合は、レンタル収納スペースを利用するのがおすすめです。
たとえば、屋内にあるトランクルームであれば、直射日光の影響を受ける心配がありません。
また、ビニールプールと一緒にオフシーズンのレジャーアイテムや季節家電などを預けておけば、自宅のスペースを有効活用することも可能です。レンタル料は発生しますが、使い方次第でさまざまなメリットを得られるでしょう。
ビニールプールの収納にお困りならトランクルームを活用
ビニールプールは一年のうちの限られたシーズンしか使わないため、長期間自宅の収納スペースを圧迫してしまいます。
限られた収納スペースを有効活用するためには、トランクルームの活用がおすすめです。トランクルームとは、「収納スペースをレンタルできるサービス」や「荷物を保管・管理してくれるサービス」のこと。トランクルームは大きく以下の3タイプに分けることができます。
- 屋内型トランクルーム
- 屋外型トランクルーム
- 宅配型トランクルーム
なかでもビニールプールの保管に適しているのは、屋内型と宅配型の2つです。屋内型トランクルームは収納スペースのサイズが豊富に用意されているほか、24時間いつでも自由に利用できるのがポイントです。シーズンアイテムはもちろん、それ以外の荷物でも気兼ねなく保管しておくことができます。
宅配型トランクルームは、預けた荷物を配達して届けてくれるのが特徴です。思い立ったとき、すぐに取り出すことはできませんが、ビニールプールなどの使用時期がある程度決まっているアイテムの保管には便利です。
ビニールプールの捨て方
最後に、ビニールプールの捨て方についてご紹介します。
「ビニールプールに穴あいてしまった」「収納が面倒だから毎年使い捨てにしている」「対象年齢にあわせて買い替える」という方は、今お使いのビニールプールの処分を検討していることでしょう。
ほとんどの場合、ビニールプールは可燃ごみとして処分できるようです。しかし、自治体によっては指定のサイズに切って出さないと可燃ごみにならない、きれいな状態であれば資源ゴミとして処分できるなど、独自のルールがある場合もあります。
詳しい処分方法については自治体のルールを確認してみてください。
まとめ
今回は、毎日のビニールプールの片付け方や、オフシーズンの収納・保管方法、最適な収納場所についてご紹介しました。
ビニールプールをはじめとしたシーズンアイテムは、トランクルームに預けることで自宅の収納スペースを有効活用することができます。
今回ご紹介した情報を参考に、ビニールプールの保管場所としてトランクルームの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
もっと知りたい!
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