2021/11/26
子供の片付け嫌いを解決!子供部屋の収納・整理のポイントをご紹介!
「片付けても片付けても部屋がすぐ散らかる」
「子供が片付け嫌いで困っている」
そんなお悩みを抱えている育児中の親御さんは少なくないのでは?
この記事では、子供が片付けられない理由や原因、片付け嫌いを克服するためのポイントや、おすすめの収納術をご紹介します。
子供部屋の荷物が多くて困っている方向けの解決策もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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子供が片付けられない理由は?
子供が片付けをしようとしない、また上手にできない理由はなんでしょうか。まずは理由から考えてみましょう。
まだ遊びたいと思っているから
子供は一度集中しだすと周りが見えなくなるほど夢中になってしまうことが少なくありません。
大人でさえ楽しいことをしているときに、急に中断させられるのはおもしろくありませんよね。ひとつのことにのめり込みがちな子供であればなおさらです。
ですから、遊びを中断して片付けなさい、と一方的に言われると余計に嫌がってしまいます。
また、手の届くところにおもちゃがあり、いつでも手に取れる状態が遊びやすいと思っているのも理由です。
ひとつのおもちゃを使い終わったら片付けて次のおもちゃを出す。このようなことは難しいでしょう。
片付けに良いイメージを持っていない
片付けに対してネガティブなイメージを持ってしまい、積極的に片付けをしたがらない、ということもあります。
片付けをしなかったときに親からひどく怒られたり、片付けをしたとしてもしっかりできていないと叱られたりすると、自分は片付けができないんだ、というイメージを持ってしまい、ますます片付けから逃げるようになってしまいます。
しっかりと片付けができるようになってほしいと思うあまり、ガミガミと言い過ぎると、子供のなかで、片付けは面倒なものだという印象が定着してしまいます。
片付けの方法がわからないから
子供に「片付けなさーい!」と言ったところで、何をするべきなのかわかりません。
子供は理解ができずに困ってしまいます。できることといえば、いつものお母さんの真似をして、おもちゃをこっちからあっちに移動させたり、引き出しにグチャグチャにつめこんだり。
具体的に何をどうするかを教えてあげなければ、はじめからわかる子供なんていませんよね。
子供が片付け嫌いになるNG行動
では次に、片付けない子供に対してこれはやってはいけない、というNG行動をご紹介いたします。
片付けをするように押しつける
おもちゃをしまう引き出しやカゴを用意して、場所を教えれば子供は片付けられるだろう。これはあまりに安易な考えです。
片付け方を教えないのに、片付けなさい、と言うことは単なる押し付けだともいえるでしょう。
片付け方を教わっていないと、子供は片付けなさいと怒られるのにどうしたらいいかわからない!とパニックになったり、あきらめてしまったり、最終的には子供のやる気をなくしてしまう可能性もあります。
大人の都合を押し付けることなく、子供の成長や性格をよく見て向き合いたいものです。
収納ルールを細かく決める
とくに親が整理整頓の大好きなタイプだと、収納のルールをあまりに細かく決めすぎてしまう場合があります。
親の目線で収納ルールを決めても、複雑すぎると子供がしっかり理解して、それを実行するのは難しいです。
はじめは一緒にできたとしても、子供一人でもできるように習慣化するとなるとハードルが高いでしょう。
また、細かいルールがあると、結局親が手伝ったりほとんどやってしまったりしかねません。
そうなると、子供は「片付けは親がするもの」と思ってしまい、ますます片付けから離れてしまいます。
子供が片付けをしたくなるコツ
子供の片付け教育は、部屋をきれいにするという目的だけでなく、整理整頓された環境が気持ちいいことを実感させ、習慣化するところにあります。
子供が自ら進んで片付けられるように、こんなことに気をつけてみてください。
ものの定位置を決める
片付けの基本的ですが、ものの定位置を決めて片付けをしやすい環境を作りましょう。
そのとき、子供でも場所がすぐわかるよう、引き出しやカゴに、入れるものの写真やイラストを貼るのも良いですね。
そして、教えるときには、「片付けてね」、「もとに戻して」などの曖昧な言葉だけでなく、「絵本は本棚に立てて」、「ブロックはブロックの箱に入れて」など、具体的な指示を出すことがコツです。
遊びの延長として片付けをする
子供に進んで片付けてもらうためには、時には遊びの延長に片付けをもってくる方法もあります。
遊んでいる途中に、いきなり「遊ぶのはおしまいね、片付けよう!」と言われると、楽しい時間が中断してしまい、反発してしまいます。
片付けを始める時間を伝えておき、時間が来たら「一緒に片付けしようか!」と誘うように声かけするのもよいと思います。
片付けの時間制限を設けて、「さあ、あと5分で片付けできるかな!」などと競争したり、親子で一緒におもちゃの数を数えながらカゴに入れていくなど、ゲーム感覚を取り入れると楽しみながら片付けができます。
そして、片付けができたら、しっかりと褒めることです。
シール帳を用意して、片付けができたときに好きなシールを貼って、「よくできたね!きれいになると気持ちがいいね!」と声をかけるのもよいでしょう。
子供は褒められたうれしさで、また片付けよう、という気になるものです。
おもちゃの量を減らす
収納場所やルールを考えること以外に、根本的な解決方法として、おもちゃの量を減らすというのもよいでしょう。
量が多いと当然片付ける場所も増え、何をどこにしまうかを覚えるのが難しくなります。
おもちゃの量を減らすことで片付けしやすい習慣が身につけば、子供の教育のためにも、きれいな部屋を保つためにもプラスになります。
また、教育的な観点では、おもちゃの数が多すぎると、子供は自分の頭と手を使わずにおもちゃに頼ってしまう、という意見もあるようです。
少ないおもちゃでも、子供は想像力を働かせ、自由に遊びや物語を作り出すことができるのです。
子供の目線に合わせる
大人目線で子供部屋の収納を用意すると、どうしても高い目線になりがちです。
その収納は子供が自分で片付けるのに、本当に使いやすいでしょうか?取り出しにくかったり、高さが届かなかったりすると面倒に感じて、ますます片付けから遠のいてしまいます。
子供の目線になってみて、身長に合った低めの棚を設置したり、力が必要な引き出しは避けたりするなどの工夫をしてみましょう。自分でできるような環境がもっとも大切です。
収納はオープンにする
大人が収納について考えるときには、扉のついた棚を使ったり、クローゼットの中にしまったりするなど、外から見えないようにすることが多いですよね。
たしかにきっちりと扉が閉まって、物が見えない状態になっていると生活感がなく、整った雰囲気になるものです。
しかし、子供部屋ではこの考え方を外してみてはいかがでしょうか。
オープン棚にして、扉を開く、引き出しを開ける、といった手間を省きましょう。
低い位置にフックを取り付けて、引っ掛けるだけ収納も良いですね。こうすることによって、どこに何があるか一目瞭然で探し物が減りますし、ワンアクションで出し入れができるので、手間が省けます。
ひとつのことにいくつも動作が必要になると、それだけでおっくうな気分になります。できるだけ簡単な収納にしておくと、子供がやろうという気になりやすいでしょう。
子供部屋のおすすめ収納術
子供部屋の収納について、具体的なアイディアをご紹介しますね。
コストをかけなくても、簡単に手に入るもので収納スペースを整えることができますので、早速チャレンジしてみてください。
カゴやボックスを使う
一番簡単な片付けの方法は、カゴやボックスに入れることです。
フタがないものがおすすめで、これなら小さな子供でも簡単におもちゃを放り込むことができ、片付けが面倒になりません。
取手がついたものにすれば、リビングで遊ぶときにもカゴごと持っていき、終わったらまた入れて子供部屋に持ち帰るだけで完了です。
このとき、子供が自分で持ち運びできるサイズを選ぶのがポイントです。
始めから終わりまで自分でできたという達成感は自信につながり、片付けも率先してするようになるでしょう。
カラーボックスを利用する
ホームセンターや家具店などで簡単に手に入りやすいカラーボックスも、子供部屋収納には強い味方です。
サイズやカラーが豊富なので、部屋の大きさや子供の好みに合わせて選べ、必要に応じて買い足すことができるのも便利ですね。
そしてなんといってもカラーボックスは棚板を好きな位置に移動できるのが魅力です。
ランドセルの高さに合わせて、学校への持ち物をひとつにまとめたり、絵本の高さに合わせたり。
カラーボックスの棚にカゴを入れて小さなおもちゃを収納したりと、工夫次第でどんなものでも収納できます。
教科書は届きやすい場所に置く
いつも使う教科書は、棚などにしまいこまずにすぐ手の届くところに置きましょう。
学習机があるなら、机の上に置くのがわかりやすいですね。学校から帰ってきたら、今日使った教科書や、宿題、親に見せるプリントなどをまず机に出して、明日使う教科書をランドセルに入れる。
ランドセルは所定の場所へ。このような一連の流れを作ってしまえばあとは簡単です。
たまにしか使わない教科書や、去年の教科書を何か確認するときにとっているという場合など、取り出す頻度が低いものは本棚に置きましょう。
プリントはファイルボックスに
小学校に上がると途端に増えるのがプリント類。何枚もの宿題や、保護者へのお知らせなど、毎日大量のプリントを持って帰ってきます。
数日ためてしまうと、提出するもの、保管するものなどの仕分けがどんどん面倒になります。
ファイルボックスを机の上に置いて、宿題や提出が必要なものはすぐに入れる習慣をつけましょう。
ここに入っているプリントは親も一緒にチェックするようにします。こうすることで、プリントが積み重なって迷子になったり、忘れ物をしたりすることを防ぐことができます。
保管するもの、しないものを分類することも大切です。
確認すれば捨てていいものは潔く捨て、その学期中にまた見返すことがあるものはファイルなどにとじる、というように整理しましょう。
子供の作品は部屋に飾る
なかなか整理しづらいのが、子供が頑張って作った絵や版画などの作品ではないでしょうか。
子供の思いが詰まっていたり、成長を感じられたり、本人にとっても親にとっても大切なものです。
このような作品は壁に貼ったり、棚に置いたりして飾りましょう。子供の作品はカラフルで、子供部屋を明るくしてくれますし、目につくところにあると、元気をもらえますよね。
しかし、全部飾っていたらすぐに壁がいっぱいになります。飾る数を決めておいて、それ以上になったときは、保管用のボックスやファイルに入れましょう。
大切なのが、どの作品を飾っておいて、どの作品をしまうか、もしくは処分するかは、子供と一緒に相談して決めるということです。
自分で考えて決めることで納得でき、主体的に片付けようというクセが身につきます。
トランクルームで子供部屋の物を整理!
「子供部屋の物が多すぎて上手に片づけることができない」
「使わなくなったおもちゃや雑貨があるけれど、捨てるのは躊躇する」
といった場合には、トランクルームを活用してみるのもひとつの方法です。
トランクルームとは、収納スペースを定額でレンタルできるサービスのこと。
次は、トランクルームを活用するメリットを見ていきましょう。
思い出の品を残しておける
子供のお絵描きや図工作品などは処分するのをためらってしまいますよね。
また、使わなくなったおもちゃや絵本、サイズアウトした子供服など、思い出の品として残しておきたい物も多いのではないでしょうか。
トランクルームを利用すれば、そのような思い出の品を捨てずに保存しておくことが可能です。
いつでも取り出し可能
いつも使っていたおもちゃに対して急に興味がなくなったり、興味を示さなかったおもちゃで遊びたがったりと、子供の興味の移り変わりは激しいものです。
屋内型や屋外型と呼ばれるトランクルームの多くは、24時間365日いつでも利用することが可能です。
そのため、思い立ったときに預けていたおもちゃなどを気軽に取り出すことが可能です。
まとめ
今回は、子供の片付け嫌いの原因や対処法、子供部屋の上手な収納方法のポイントなどをご紹介しました。
ちょっとした工夫をすることで、子供の片付け嫌いが解消されることは珍しくありません。
今回ご紹介した情報も参考に、子供が片付けを好きなるよう工夫をしてみてはいかがでしょうか。
もっと知りたい!
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