2021/06/14
フィギュアの収納・保管方法は?飾らないフィギュアやパーツの収納方法を解説
フィギュアを集めている方の中には、
「数が多くなりすぎて保管場所がない......」
「コレクションの一部は飾らずにしまっておきたい......」
「できるだけ綺麗な状態で保管しておきたいけれど方法が分からない......」
という悩みを抱えている方もいらっしゃるのでは?
こちらの記事では、フィギュアを飾らずに保管する方法と、見せる収納方法について解説しています。
そのほかにも、お手入れの仕方や、保管・収納時の注意点、置き場所がないときの収納場所などもご紹介します。
Outline 読みたい項目からご覧いただけます。
フィギュアを保管・収納するときの注意点
フィギュアは保存環境が良くないと、変色や変形などの劣化が起きてしまいます。きれいな状態を保つには、適切に保管するポイントを守ることが大切です。
次にご紹介するフィギュア保管・収納時の注意点を押さえておきましょう。
温度や湿度に気を付ける
一般的にフィギュアの保管に適した温度は20~25℃とされています。
フィギュアは高温に弱いため、温度が高い場所に保管しておくと、変色やべたつきを引き起こしてしまいます。最悪の場合、プラスチックが溶けてフィギュアの形状そのものが変わってしまうこともあるので注意しましょう。
湿った場所にフィギュアを長期間置いておくと、カビが生じることもあります。
こまめに換気をする、または空調設備の整っている部屋に置いておくのが望ましいです。温度や湿度を適切に維持する環境を作れない場合は、トランクルームを活用するのがおすすめ。
湿度は50%以下に保つことで、結露や湿気による箱の劣化からフィギュアを保護することができます。
直射日光の当たらない場所に保管する
直射日光には紫外線が含まれており、長期間にわたって浴び続けるとフィギュアの塗装が剥がれるなどの劣化を招いてしまいます。
フィギュアの外箱も紫外線の影響で、退色などの劣化が起きることが多いです。なるべく直射日光が当たらない場所に保管するのが望ましいしょう。
紫外線は太陽光だけでなく蛍光灯にも含まれています。直射日光に含まれる紫外線と比べると少なめですが、長期間浴び続けることで劣化を早めてしまうかもしれません。
そのため、できるだけ暗い場所に保管するようにしましょう。
定期的にほこりを落とす
高温や紫外線だけでなく、ほこりや汚れもフィギュアを劣化させる原因のひとつです。フィギュアにほこりが溜まると、カビや塗装の剥がれを引き起こします。
定期的にほこりを落とすことで、ほこりが溜まらないように対策しましょう。
フィギュアに溜まったほこりの払い方については記事の後半で解説していますので、そちらを参考にしてみてください。
強いニオイに注意する
たばこやお香、香水などのニオイが、フィギュアや外箱についてしまう可能性があります。とくに、タバコを吸う人の場合は、ヤニによりフィギュアが変色してしまうので注意が必要です。
ニオイがついたり、変色したりするとフィギュア自体の価値が下がり、買取不可になってしまう場合があります。
飾らないフィギュアを収納する方法
飾らずにしまっておくフィギュアは、ケースなどに収納・保管しておくのが理想です。むき出しの状態では、空気中の汚れや紫外線などの影響を受けやすく、劣化や変形を引き起こしてしまいます。
飾って楽しむぶんには問題ありませんが、長期の保管や保存には適していないでしょう。
次は、飾らないフィギュアを収納・保管する方法を具体的に解説します。予算やフィギュアの数などに応じて、最適な保管方法を選んでみてください。
- 大きめの収納ケースに入れる
- フィギュアの外箱に入れる
- 通気性のよい不織布ケースに入れる
大きめの収納ケースに入れる
もっともスタンダードと言えるのが、容量の大きな収納ケースにフィギュアを入れて保管する方法です。ポイントは、こちらの画像のように仕切りを作って収納すること。
フィギュア同士が接触した状態で保管していると傷がついたり、塗装がはがれたり、色移りするなど劣化してしまう恐れがあります。仕切りを作ってフィギュア同士が接触するのを防ぎましょう。
仕切り板は、無印良品や100円均一ショップで売っているものを使うのがおすすめ。また、フィギュアを薄紙などでくるんでおくと、保存環境がさらに良くなります。
フィギュアの外箱に入れる
フィギュアが入っていた外箱に保管するのもひとつの手段です。外箱にそのまま保管すれば、フィギュア同士がぶつかって傷つくことはありません。また、細かいパーツをなくしてしまうこともないでしょう。
ほかのフィギュアの箱と重ねて保管できるため、スペースを有効活用しやすい点もメリットです。
注意したい点としては、箱の中にあるフィギュアを定期的に空気にあててあげることです。一般的なフィギュアの外箱は構造や材質上、箱の中が高温多湿になりやすく、フィギュアにべたつきが生じる可能性があります。
通気性のよい不織布ケースに入れる
外箱を処分してしまった場合、通気性のよい不織布のケースもおすすめです。
フィギュア同士の衝突による損傷を防ぐために、薄い紙で巻いてから保管するとよいでしょう。
プチプチを緩衝材として使用する手段もありますが、フィギュアが密閉されてしまうと高温になりやすくなってしまいます。最悪の場合、溶けてしまう可能性もあるので避けるのが無難です。
フィギュアを見せて収納する方法
次は、フィギュアを飾って楽しむことができる「見せる収納方法」についてご紹介します。
お気に入りのフィギュアであれば、おしゃれに飾りたいもの。部屋が狭くても工夫次第でたくさんのフィギュアを飾ることができます。
- コレクションラックに飾る
- カラーボックスやアルミラックに飾る
- フィギュアのイメージとあうものと収納する
- フィギュアの箱ごと飾る
- 壁を活用して飾る
- カーテンレールに飾る
- ディスプレイボードに飾る
コレクションラックに飾る
よくある見せる収納法のひとつが、フィギュア専用のコレクションラックに飾る方法です。
一般的なコレクションラックには扉がついているため、空気中のほこりや汚れが入ってくる心配がありません。そのため、あまりメンテナンスをしなくても綺麗な状態で保管できるのがメリットです。
また、すべての面がクリアになっているものを選べば、フィギュアをさまざまな角度から楽しむことができるのも嬉しいポイント。
コレクションラックは、手ごろな価格で手に入るものから高級なものまでさまざまな種類があります。予算や好みにあわせて適切なものを購入するとよいでしょう。
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カラーボックスやアルミラックに飾る
専用のコレクションラックを購入するほどではないという場合、カラーボックスやアルミのラックを活用する方法もあります。コストを安く抑えながら、フィギュアの見せる収納を実現することが可能です。
しかし、どちらも高さの調節が難しかったり、空気中の汚れの影響を受けやすいというデメリットがあることは覚えておきましょう。
フィギュアへのダメージを避けたいものの、コストはあまりかけたくないという方は、100円均一ショップで手に入るコレクションボックスを活用するとよいでしょう。
フィギュアのイメージとあうものと収納する
フィギュアだけを飾るのではなく、フィギュアのイメージとあうものといっしょに飾るのもおすすめです。100円均一ショップで手に入る造花や鳥かご、人工芝を活用するとよいでしょう。
小物や造花以外にも、キャラクターのポストカードや缶バッジなど、関連グッズがあればフィギュアに添えるのもよいでしょう。統一感が出て見栄えが良くなります。
フィギュアの箱ごと飾る
大切なフィギュアは箱ごと飾って収納するとよいでしょう。フィギュアにほこりやニオイが付かず、温度や湿度の影響も受けにくいです。箱のサイズが同じものを並べると、統一感が出ておしゃれに見えるでしょう。
壁を活用して飾る
壁面を上手く利用する飾り方もあります。天井付近の壁にシェルフを設置する方法から、フックを付けたペグボード(有孔ボード)を設置する方法までさまざまです。
安価で手軽にできる方法としては、壁にワイヤーネットを取り付けて、そこにフィギュアの腕の部分などを引っ掛けて飾る方法があります。
必要な素材はすべて100円均一ショップで手に入るため、コストを抑えながらたくさんのフィギュアを飾ることができるでしょう。
カーテンレールに飾る
カーテンレールを活用してフィギュアを飾る方法もあります。フィギュアを並べたり、外箱を見せて飾ることができます。
もし、カーテンレールの幅が狭くてフィギュアが落ちてしまう場合は、ウォールシェルフを活用しましょう。カーテンレールの上にウォールシェルフを固定するとスペースを確保でき、フィギュアを飾りやすくなります。
カーテンレールによってはフィギュアの重さで歪んでしまう場合もあります。耐荷重を確認してから活用しましょう。
ディスプレイボードに飾る
ディスプレイボードとは、テレビなどの液晶ディスプレイの上を小物置き場として有効活用できるアイテムです。ディスプレイボードを活用すれば、テレビの上にフィギュアを飾ることができます。
大きいフィギュアや、重いフィギュアはディスプレイボードで支えきれない場合があります。ディスプレイボードの耐荷重を確認してから活用しましょう。
フィギュアのパーツの保管方法
カプセルトイなどの小さなフィギュアや、パーツを交換して遊べるフィギュアの保管には、パーツケースを活用しましょう。
パーツケースには、仕切りがついているので小さなパーツが混ざることなく保管でき、管理しやすくなります。ふたもついているので、ケース自体を重ねて省スペースで保管できるのもうれしいポイント。
パーツケースは、100円均一ショップで手に入れることができます。
ブリスターは保管?処分?
ブリスターは外箱のようにたためないため、保管するにはある程度のスペースが必要です。そのまま保管するのが難しい場合は処分するのがベター。
かさばるので処分する際は、ガムテープなどで丸めて圧縮するか、ハサミなどで細かく刻むと捨てやすくなります。
将来、フィギュアを買取に出す可能性があるなら、ブリスターは取っておきましょう。ブリスターがないと査定額が下がってしまう、または買取不可になる可能性があります。
かさばるブリスターの保管にお悩みならトランクルームを活用するのがおすすめです。
未開封のフィギュアの保管方法
フィギュアを未開封のまま保管すると、箱の中が高温多湿になりやすく、フィギュアにべたつきが生じるなど劣化を招いてしまいます。
また、未開封のままにしておくと、購入時にパーツやフィギュアの破損に気づかず、サポート対象外を迎えてしまう可能性も。
最低でも一回は箱から出して状態を確認しましょう。箱に入れて保管する場合も、定期的に箱から取り出して風通しのいい場所に置くなど高温多湿にならないように気を付けましょう。
将来、買取に出すことを考えていて未開封のまま保管しておきたいという方は、トランクルームを借りるのがおすすめ。
未開封のフィギュアをクローゼットなどの閉め切った空間に保管しておくと高温多湿により劣化しやすくなってしまうことが考えられます。
屋内にあるトランクルームは、空調設備つきなので高温多湿の心配がなく、フィギュアの保管に適した環境といえます。
フィギュアの外箱の保管・収納方法は?
フィギュア本体だけでなく、外箱も保管しておきたいという方は多いのではないでしょうか。フィギュアの梱包はつくりがしっかりとしていて大きいサイズのものが多いです。そのため、外箱の保管は、フィギュアそのものの保管よりも多くのスペースを必要とするでしょう。
ここでは、外箱を効率よく保管・収納する方法をご紹介します。
外箱をたたんで収納する
フィギュアの外箱はたたんで収納ケースに入れておくのがおすすめ。たたむだけで簡単に省スペース化できるほか、必要な時にすぐに取り出すことも可能です。付属のパーツはメモを書いたジップロックなどに保管しておくとよいでしょう。
外箱をたたまずに保管する
大きな収納ケースの中に外箱を入れることで、たたまずに保管することも可能です。このとき、大きい外箱の中に小さな外箱を入れていくのがポイント。複数の外箱をまとめて保管することができます。
また、使用する収納ケースは、必ずふたがついたものを選びましょう。ほこりや紫外線、ニオイなどの影響を防ぐ必要があるためです。さらに、湿度による劣化を防ぐために除湿剤を入れておくとなおよいでしょう。
置き場所がないフィギュアはどうする?
フィギュア集めが趣味だと、どんどんフィギュアが増えていき、置き場所が不足してしまうなんてことも。
置き場所に困ったときは、フィギュアを整理して飾るものとしまうものに分けるのがおすすめ。しまいきれないフィギュアが出てきたら、買取に出して処分する、収納場所を借りるのがいいでしょう。
フィギュアを整理する
まずはフィギュアを整理して、飾るフィギュアとしまうフィギュアを決めましょう。
一番好きなキャラクターを見極める
フィギュア集めを趣味にしている人にとっては、どのフィギュアもきちんと見える位置に飾りたいでしょう。
しかし、部屋の中でフィギュアをよく見える形で飾れるスペースは限られています。無理にすべてのフィギュアを見えるように飾ろうとすると、ごちゃごちゃになってしまうでしょう。
そのため、好きなキャラクターのフィギュアを厳選する必要があります。まずは、一番好きなフィギュアを見極めましょう。そして、そのキャラクターのフィギュアを中心に飾ります。
好みがはっきりしている人の場合にはすぐに決められますが、なかなか決められない人もいるかもしれません。その場合には、必ずしもひとつのキャラクターや作品に絞らず、複数のキャラクターや作品のフィギュアが混ざっていても大丈夫です。
フィギュアの数を5、6個程度に絞り込めれば問題ないでしょう。
フィギュアを仕分ける
厳選したフィギュアを1軍としましょう。1軍以外のフィギュアでも、気に入っている度合いに応じて2軍、3軍という具合で分けていきます。
そうすることで、大事にして飾っておきたいフィギュアと、とりあえずとっておきたいのフィギュア、愛着のないフィギュアがはっきりするでしょう。
部屋の中に飾るのは基本的に1軍に分類したフィギュアだけに絞るのがポイント。それ以外のフィギュアは収納する、または次の方法で処分を検討しましょう。
買取に出す
2軍・3軍のフィギュアのうち、愛着のないフィギュアは処分することも考えましょう。ただし、ごみとして処分するのではなく、中古として売るのがおすすめです。
フィギュアは専門店で売ることができて、ものによっては高価買取できる場合もあります。売る手続きが面倒なら、友人に譲るなどをするのもよいでしょう。
収納場所を借りる
2軍・3軍でも処分する決心がつかず手元に置いておきたいという方は、トランクルームを借りるのがおすすめです。トランクルームを借りることで、収納場所の心配をせず、今後もフィギュアを集めることが可能です。
フィギュアの保管・収納ならトランクルームの活用がおすすめ!
自宅にフィギュアの置き場所がないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような場合、屋内型トランクルームを活用してフィギュアを収納するのがおすすめです。
屋内型トランクルームとは、「ビルなどの建物内を収納スペースとしてレンタルしているサービス」のことを指します。次は、フィギュアの収納に屋内型トランクルームがおすすめな理由について見ていきましょう。
トランクルームがおすすめな理由
- 選べる豊富な部屋サイズ
- ショールームのような楽しみ方も
- 複数人でのシェアも可能!
選べる豊富な部屋サイズ
屋内型トランクルームには、1帖未満の小さな部屋から10帖以上の大きな部屋まで、さまざまなサイズの部屋が用意されています。そのため、預けたいフィギュアの数や大きさに応じて部屋サイズを選ぶことができます。
自宅に収納しきれないフィギュアを預けることはもちろん、家に置いておくとかさばりやすい外箱やブリスターの保管場所として活用することも可能です。
ショールームのような楽しみ方も
フィギュアのコレクションをただ保管するのではなく、レイアウトや陳列方法にこだわってショールームのように使うことも可能です。
自宅でフィギュアを展示するとなるとかなりのスペースが必要になります。しかし、トランクルームに棚やショーケースを配置すれば、お店のように展示したり、キャラクターの世界観を再現することができるでしょう。
複数人でのシェアも可能!
トランクルームによっては、複数人での共同利用も可能です。趣味仲間でトランクルームを契約してフィギュアの保管場所として利用したり、週替わりでフィギュアの展示会を開いたりといった楽しみ方もできるでしょう。
フィギュアはどうして劣化する?
そもそもどうしてフィギュアは劣化してしまうのか、疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
フィギュアが劣化する主な原因は、フィギュアの素材に含まれる「可塑剤」にあります。
可塑剤とは、フィギュアのなめらかな造形を作るために必要な薬剤で、製造時に使用されるものです。一般的に、風通しのよい場所で保管されていると、可塑剤はそのまま揮発するとされています。
しかし、箱やケースなどの密閉空間の中で保管された状態だと、成分が揮発せずに残ってしまうようです。フィギュアが経年変化するにつれてこの成分が溶けだし、表面のべたつきを引き起こします。
フィギュアの保管・収納前のお手入れ方法
フィギュアは、保管・収納をする前にお手入れすることが大切です。お手入れをせずにフィギュアを長期間保管していると、皮脂やほこりなどの汚れによって材質が劣化したり変質したりしてしまう恐れがあります。
収納前に汚れをしっかりと落として、綺麗な状態を保てるようにしましょう。
フィギュアについたほこりを払う
フィギュアを適切に保管するには、定期的にほこりを払っておく必要があります。フィギュアの表面についたほこりは、ブロワーやエアダスターを使って払うことができます。
フィギュアの細かな隙間にほこりがたまっている場合は、ハケやメイク用のブラシを使いましょう。メイク用のブラシは100円均一ショップでも購入できます。
アイシャドウブラシやリップブラシを使うとフィギュアの細かな部分まで掃除がしやすいです。ブラシが入らない隙間や複雑なパーツのあるフィギュアにはジェルタイプのクリーナーがおすすめ。
ジェルをフィギュアに密着させて一気にほこりを取ることができます。
軽いべたつき汚れはふき取る
軽いべたつきであればウェットティッシュでふき取ります。ウェットティッシュを使用する際は、ノンアルコールのものを選びましょう。アルコールが入っていると、フィギュアの素材によっては塗装がはがれてしまう可能性があります。
ひどいべたつき汚れは洗う
ひどいべたつき汚れは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗うのがおすすめです。
温度は35℃~38℃が適温。フィギュアを浸しながら洗うようにしましょう。このとき、熱湯に浸すと変色や変形を引き起こしてしまうので注意してください。
また、汚れを落とす際は、柔らかいスポンジやブラシを使うようにしましょう。メラミンスポンジや歯ブラシを使うと色落ちしてしまうことがあります。劣化しているフィギュアの場合、洗う際に塗装がはげてしまう可能性があります。洗うかどうかはフィギュアの状態を見て判断しましょう。
また、金属製のフィギュアは洗うとサビてしまいますので、洗うのは避けましょう。
洗っても汚れが落ちないときは?
ぬるま湯で洗っても汚れが落ちない場合は、汚れの原因や性質によって道具を使い分けてお手入れをします。
消しゴムを使う
ついたばかりの軽い汚れであれば、消しゴムで擦る方法がおすすめ。
しかし、すでに汚れている消しゴムは使わないようにしましょう。消しゴム自体の汚れがフィギュアに移ってしまうことがあります。必ず新品の消しゴムを使うようにしてください。
木工用ボンドを使う
ポリ塩化ビニル(PVC)素材のフィギュアであれば、木工用ボンドを使って汚れを取る方法もあります。まず、汚れている部分にボンドを十分につけて6~12時間ほど放置します。
そのあと、ボンドを丁寧にゆっくり剥がしてください。こうすることで、フィギュアについた汚れがボンドに付着して取れるでしょう。
アルコールを使う
皮脂などの汚れはアルコールで綺麗に落とすことが可能です。
使用するアルコールはドラッグストアなどで手に入る無水エタノールがおすすめ。綿棒やコットンに数滴しみこませてから、汚れの部分をやさしく擦るようにふき取りましょう。
なお、アルコールは塗装をはがしてしまうので、塗装されているフィギュアやプラモデルには使わないように注意しましょう。
自然乾燥する
フィギュアを洗った場合は水気をふいて、自然乾燥させましょう。水気をふき取る際はキムワイプを使うのがおすすめ。ティッシュだと細かな繊維がフィギュアについてしまいます。
フィギュアを乾かす際は、ドライヤーや浴室乾燥機の使用は避けましょう。フィギュアは熱に弱いので、変形してしまう可能性があります。
フィギュアの外箱のお手入れ方法
外箱を取っておきたいという方は、次にご紹介する方法で外箱をきれいにしておきましょう。
外箱についているほこりを払う
外箱の表面についているほこりをハケなどで払いましょう。未開封の場合、箱の隙間にたまったほこりは綿棒などを使うと取り除けます。
軽い汚れには消しゴムを使う
外箱についている汚れは、新品の消しゴムでこするというやり方があります。消しゴムでこすりすぎて外箱を傷めないように状態を見ながら行いましょう。
テープ跡をふき取る
外箱がプラスチック素材の場合は、ノンアルコールのウェットティッシュでテープ跡をふき取るときれいに取り除けます。ウェットティッシュの水分が残るようであればティッシュなどでふき取りましょう。
まとめ
フィギュアが増えすぎて困ったときには、まずとくに気に入っているものとそれ以外のものに分類してみましょう。そのうえで、見せて収納するものと見せずに保管するものとに分けます。
収納スペースの都合上、自宅での保管が難しいようであればトランクルームの利用も検討してみるとよいでしょう。
もっと知りたい!
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