2024/09/24
【マットレスの収納】立てかけ方や劣化を防ぐ注意点などを紹介!
快適な眠りへと導いてくれるマットレスですが、使わないときは大きくてかさばりやすく扱いにくいですよね。来客の際や帰省時だけなど、たまにしか使わないマットレスの収納にお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マットレスは布団や毛布と同じように収納すると、場合によっては劣化を招いてしまう可能性があります。長く使い続けるためには正しい収納方法を知ることが重要です。
こちらの記事ではマットレスのタイプ別に収納・保管方法を紹介するほか、劣化を防ぐための収納時の注意点を解説しています。
すでに収納場所にお困りの方に向けて便利な収納サービスも掲載しているので最後までご覧ください。
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三つ折りマットレスの収納方法
三つ折りマットレスは、立てかけて省スペースに収納する、収納袋(ケース)に入れる、三つ折りにしてそのまま収納するというしまい方があります。
長期保管なら立てて省スペースに収納するか収納袋に入れるのがおすすめです。毎日のように使うマットレスであれば袋に入れずにそのまま収納してもいいでしょう。
まずは、それぞれの収納の仕方を詳しく解説していきます。
立てかけて収納する
クローゼットや押入れのデッドスペースに収納するなら三つ折りにしたマットレスを立てかけて収納しましょう。立てかけることで、横幅を取らず省スペースに収納・保管できます。
立てかけると三つ折りにした状態から広がりやすくなってしまうので、バンドを使って三つ折りの状態でマットレスを固定するか収納ケースにしまうなどして、マットレスが広がらないようにしておくといいでしょう。
置き方によってはマットレスが倒れてきてしまうこともあるので、突っ張り棒を縦に設置して三つ折りマットレスの支えにするか、他の荷物で倒れないようにおさえてください。
収納袋(ケース)に入れる
三つ折りにしたマットレスを布団や毛布とまとめて布団収納袋(ケース)に入れて保管するのもいいでしょう。
寝具一式をまとめておけば、必要なときにすぐに取り出して用意することができます。来客を迎える準備をスムーズに行えるでしょう。
そのままクローゼットや押入れに入れる
頻繫に使用するマットレスなら収納袋に入れずに、そのままクローゼットや押入れに収納・保管してもOKです。
頻繫に使用するマットレスだとしても、すのこを活用して収納場所を通気性のいい状態にしておくようにしましょう。また、梅雨や夏など湿度の高い時期は収納場所にしている部屋の湿度が高くならないように除湿機やサーキュレーターをうまく活用してください。
折りたためないマットレスの収納方法
折りたためないマットレスは壁に立てかけて置いておきましょう。長期間同じ面を立てかけておくと変形する場合があるので、できれば定期的に立てかける面を変えるようにしてください。
マットレスをそのまま立てかけておくと、ほこりの蓄積や、ペットの粗相などで汚れてしまう可能性があるので、マットレスプロテクターをかけておくと安心です。
マットレスプロテクターとは、防水加工やダニを通さない加工がされた特殊なカバーのこと。ダニだけでなく、ほこりがマットレスにつくのを防げるので、マットレスを使わない間もきれいな状態で保管できるでしょう。長期保管をされる方は使用してみてはいかがでしょうか。
マットレスプロテクターには、ファスナーがついて全面を覆えるタイプと、上部だけを覆うタイプがありますが、汚れを防ぐなら全面を覆えるタイプがおすすめです。
ロールマットレスの収納方法
ロールマットレスと呼ばれる丸めてコンパクトに収納できるマットレスの場合は、収納・保管時に丸めて付属のバンドで固定してしまいましょう。
専用の収納袋があればそれに入れておくと、マットレスにほこりが蓄積するのを防げます。専用の収納袋がなければ、円筒型の布団収納ケースを活用してみてください。
コンパクトにしまえるのでクローゼットや押入れの上段などデッドスペースを活用して収納しましょう。
マットレス収納時の注意点
続いては、マットレスの収納時に知っておきたい注意点を紹介します。
マットレスは布団乾燥機が使えなかったり、天日干しができなかったりするので、布団や毛布と同じように扱わないようにしましょう。
- マットレスのカビ・ダニ対策は欠かせない
- マットレスは圧縮しないほうがいい
- 素材によっては布団乾燥機を使うと劣化する
- 三つ折りマットレスをソファ代わりに使うのはおすすめできない
- マットレスを重ねて使用すると寝心地に影響する
- マットレスの天日干しは避ける
- 無理やりマットレスを丸めない
マットレスのカビ・ダニ対策は欠かせない
人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくといわれているので、使用したマットレスの湿気対策は必須です。
湿気対策を怠るとマットレスにカビやダニが繁殖し、アレルギー症状を引き起こすリスクがあります。マットレスにカビ・ダニが繁殖するのを防ぐために以下の湿気対策を行いましょう。
- 週1回はマットレスの側生地(がわきじ)を洗濯する
- 月1回は布団クリーナーまたは掃除機で表面の汚れを取る
- 半日~1日ほど陰干し(部屋干し)をして湿気をとばす
- 部屋の換気をする
- 除湿シートをマットレスの下に敷く
- 除湿剤、すのこを活用して収納・保管
- サーキュレーター、除湿機を活用する
- マットレスプロテクターを活用する
側生地(がわきじ)と呼ばれるマットレスのカバーは最低でも週1回は洗濯しましょう。側生地にたまった皮脂やフケ、ほこりなどはダニのえさとなり、洗わずに使っているとダニの繁殖を招いてしまう可能性も。清潔な状態を保つようにしましょう。
布団クリーナーまたは掃除機でマットレス表面の汚れを取るのも大事です。最低でも月1回はやっておきたいですが、側生地を洗濯するタイミングでマットレスの掃除も行うとこまめな清掃ができるので、おすすめです。
マットレスプロテクターは高密度の生地で作られており、マットレスにダニやほこりを高確率で通さないという特長があります。アレルギーをお持ちの方や、マットレスをきれいな状態で保ちたいという方は活用してみてはいかがでしょうか。
マットレスは圧縮しないほうがいい
マットレスを圧縮して収納・保管するのは避けましょう。圧縮すると素材の劣化を招いてしまい、圧縮前の状態に戻すことができなくなってしまいます。
また、圧縮したことにより劣化した場合は、メーカーの保証の対象外になる可能性があります。気になる方は取扱説明書やオンラインショップの商品ページに書かれている注意事項などを確認してみてください。
素材によっては布団乾燥機を使うと劣化する
ファイバー素材でできているマットレスは布団乾燥機の使用を避けましょう。ファイバー素材は熱に弱いという特徴があり、布団乾燥機を使用することによって素材が劣化する可能性が高いです。
また、ウレタン製のマットレスは布団乾燥機は使用できるものの、温度によっては素材の劣化を招く場合があります。ダニモードなど布団乾燥機を高温にして使用するのは控えたほうがいいでしょう。
ご自分が使っているマットレスがどのタイプなのか、そして布団乾燥機は使用できるのか、取扱説明書をよく確認してから布団乾燥機を使用するかどうか判断しましょう。
三つ折りマットレスをソファ代わりに使うのはおすすめできない
来客用など普段使わない三つ折りマットレスをソファ代わりに使うのはおすすめできません。
座っているところに負荷が集中してしまい、部分的に劣化が進行しやすくなります。その結果、マットレスとして使用する際に寝心地が悪くなるなど、影響があることが考えられます。
ただし、使わないマットレスであれば寝心地は気にしなくていいので、ソファ代わりに活用しても問題ないでしょう。
マットレスを重ねて使用すると寝心地に影響する
収納場所がないからといって使わないマットレスを自分が使っているマットレスの上に重ねて使用したり、敷布団の上に重ねて使用したりするのはやめましょう。
本来、マットレスは1枚で使用されるのを想定して作られています。
ほかのマットレスや敷布団と重ねることで、就寝時の寝姿が崩れてしまい、寝心地に影響がでることが考えられます。体に負荷がかかり、痛みを感じるリスクもありますので、メーカー推奨の使い方に従ってください。
どうしても収納場所がなくて困っているという方は後述するトランクルームを活用してみてください。
マットレスの天日干しは避ける
マットレスの素材は熱に弱いので直射日光にさらす天日干しはおすすめできません。素材によっては太陽の熱で丸まったり、縮んだりしてしまうなど、今後使用するのが難しくなってしまいます。
マットレスを包んでいる側生地(がわきじ)も天日干しをすることで紫外線の影響を受け、色あせが起きてしまうので注意が必要です。
マットレスや側生地は陰干しするようにしましょう。
無理やりマットレスを丸めない
スプリングマットレスと呼ばれる内部にコイルが入っているマットレスは、丸めることができません。無理やり丸めると内部のコイルが破損する恐れがあります。
「引っ越しで持ち運びが大変」「コンパクトにできなくて邪魔」という場合は、コンパクトにできて収納や持ち運びがラクな三つ折りマットレスやロールマットレスに買い替えることも検討しましょう。
マットレスの収納場所がないときはトランクルームを活用
マットレスの収納場所にお困りの方はトランクルームを活用してみてはいかがでしょうか。
トランクルームとは、自宅以外の場所に荷物を収納できるサービスです。屋内型、屋外型、宅配型という3つのタイプがありますが、マットレスの収納場所として活用するなら、屋内型トランクルームがおすすめです。
続いては、屋内型トランクルームがおすすめの理由をご紹介します。
屋内型トランクルームがおすすめの理由
- 使っていないマットレスの置き場を確保できる
- 自宅と同じような環境で保管できて安心
- 必要なときにいつでも取り出せる
- 無料運搬サービスで持ち込みがラク
使っていないマットレスの置き場を確保できる
屋内型トランクルームは収納スペースのサイズが0.5帖~6帖以上など豊富に用意されています。
コンパクトにたためるロールマットレス、三つ折りマットレスはもちろん、収納スペースのサイズによっては折りたたみができないマットレスも収納することができ、自宅をスッキリと片付けることができるでしょう。
トランクルームを長期間使わない来客用のマットレスや布団の置き場にすることで、自宅に有効活用できるスペースを増やすことができます。
来客が頻繫にあるという方は、自宅にあるシーズンアイテムや衣替えした服など、長期間しまったままになっている荷物をトランクルームに預けることで、自宅に来客用のマットレスの置き場を確保しやすくなるでしょう。
自宅と同じような環境で保管できて安心
屋内型トランクルームはビルのワンフロアもしくは、ビル全体が収納スペースになっているのが特徴です。屋内に収納スペースがあり、運営会社によっては空調設備も設置しているので、自宅と同じような環境で保管できる点は安心といえるでしょう。
また、収納スペース内であれば以下のように収納アイテムの持ち込みが可能です。
▲5.3帖のトランクルームに持ち込んださまざまな収納アイテム
収納アイテムを持ち込めば自宅と同じように整理収納することができるので、広々とした収納スペースでも物が散らからず、預けた荷物の管理がしやすくなります。
マットレスなどの寝具を預ける際は、すのこに載せたり、ラックに載せるなどして、床に直置きしないようにしましょう。空調設備付きの施設でも通気性を確保して湿気対策をしておくのが推奨されます。荷物といっしょに除湿剤を置いておくのもおすすめです。
必要なときにいつでも取り出せる
屋内型トランクルームのほとんどの施設では、24時間365日いつでも荷物を預けたり、取り出したりすることが可能です。手続きなしで自由に利用できるので、自分の好きなタイミングで出入りできる点はとても便利です。
たとえば、急な来客があったとしてもトランクルームに行けばすぐに来客用のマットレスや布団を用意できるので、慌てることはありません。
無料運搬サービスで持ち込みがラク
「マットレスを預けたいけど、トランクルームまで持っていくのは大変...」と利用を断念しようとしている方もいらっしゃるでしょう。
無料運搬サービスを提供している屋内型トランクルームであれば、マットレスのような大きな荷物でも預けやすいです。施設のスタッフが車で荷物を集荷し、契約したトランクルームまで届けてくれるので、自力で運ぶ手間や負担が解消されます。
▲無料運搬サービスの使用例(SUPボードも運べるほど広々とした車内)
「マイカーがない」「免許がない」という方は無料運搬サービスがある屋内型トランクルームを利用してみてはいかがでしょうか。
※無料運搬サービスの利用には条件がある場合があります。また、マットレスのサイズによっては車に積めない場合がありますので事前にご確認ください。
使わないマットレスは思い切って処分!
使わないマットレスであれば思い切って処分してもいいでしょう。マットレスの処分方法として以下の3つが挙げられます。
マットレスの処分方法
- メーカーの引き取りサービスを利用する
- 粗大ごみとして自治体に引き取ってもらう
- 不用品回収業者に回収を依頼する
メーカーによっては新しくマットレスを購入する際に古いマットレスを引き取ってくれるサービスを提供しています。利用条件はメーカーによって異なるので気になる方は確認してみましょう。
マットレスの素材によっては自治体での回収も可能ですが、家の中から回収場所まで自力で運ばなくてはいけないので体力的な負担が大きいです。
「マットレスが重くて持ち出すのが難しい」という方は、自宅から運び出しまでやってくれる不用品回収業者に依頼を検討しましょう。
※スプリングマットレスの場合は自治体で回収不可の場合が多いです。お住まいの自治体で回収可能かどうか事前に確認しておきましょう。
毎日行うマットレスの収納方法
最後に、来客用ではなく毎日使用しているマットレスの収納方法をご紹介します。
起床後、マットレスをすぐに収納してしまうと湿気がこもったままの状態になってしまい、カビ・ダニが繫殖しやすくなってしまいます。毎日使うマットレスでも湿気対策をしてから収納することをおすすめします。
日頃からやっておきたいマットレスの湿気対策
- かけ布団をめくってマットレスの湿気をとばす
- マットレスを立てて干す
- 天気がいい日は部屋を換気する
かけ布団をマットレスの上にかけたままにしてしまうと、湿気がこもった状態が続いてしまいます。起床後は、かけ布団をめくっておきましょう。
休日など時間がある場合はマットレスを立てて部屋干しをしましょう。折りたためないマットレスは自立しにくいので壁などに立てかけて部屋干しをします。三つ折りマットレスはジグザグに折って立てると自立しやすいので、その場で立てて干しておきましょう。
スプリングマットレスなど重くて自力で立てるのが難しい場合は、マットレスの頭側と足側に本など厚みのあるものをはさんで、マットレスとベッドの間に隙間を作ります。隙間にむかってサーキュレーターで風を送ってマットレスの湿気をとばしましょう。
マットレスを別場所に収納している方は、キャスター付きの布団収納ラックを使うと移動がラクになります。
マットレスを敷く際は、定期的に上下を入れ替えましょう。こうすることでマットレスの一部に負荷が集中するのを防ぎ、マットレスの劣化を遅らせることができます。裏返しでも使えるマットレスの場合は、表と裏を返して敷くのもおすすめです。
まとめ
今回はマットレスのタイプ別に収納方法をご紹介するほか、収納時の注意点や収納に便利なトランクルームをご紹介しました。
マットレスは大きくてかさばりやすく、収納場所に困るアイテムですよね。収納に悩んでいる方は無理に自宅に保管しようとせず、トランクルームを活用してみてはいかがでしょうか。
トランクルームのサイズによってはマットレスだけでなく、服やオフシーズンの家電などをしまうこともでき、自宅で自由に使えるスペースが広がります。
もっと知りたい!
続けてお読みください