2021/08/12
水上バイクの保管方法は?お手入れや運搬手順、おすすめの保管場所をご紹介!
マリンスポーツを趣味として楽しんでいる人の中には、自分の水上バイクを持っている人もいるでしょう。
しかし、水上バイクは大きく場所をとるため、オフシーズンの保管場所にお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、水上バイクを保管する前のメンテナンス方法や運搬方法、おすすめの保管場所についてご紹介します!
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保管前はお手入れ必須!水上バイクの洗浄方法
水上バイクを収納する前に、きれいに洗浄しておく必要があります。では、水上バイクの洗浄方法について、冷却経路と船体に分けて見ていきましょう。ただし、メーカーや機種、年代などによってやや異なる場合もありますので注意してください。
冷却経路の洗浄
まずは、冷却経路を洗浄していきます。手順は以下の通りです。
1.エンジンをかける
冷却経路を洗浄する際には、内部に水が入るのを防止するため、最初にエンジンをかけましょう。エンジンがかかっていると、排気の圧力で水が内部に入るのを防げます。このとき、水上バイクは水平な場所に置いて作業を行いましょう。
2.ホースの準備をする
水上バイクには水洗口が付いているので、そこに水道水ホースを差し込みます。水洗ホースコネクタが付いているので、キャップを緩めて外してから固定しましょう。それから水道水ホースの反対側の方を水道の蛇口に固定し、蛇口を開けます。
3.エンジンの運転状況を見ながら水を流す
蛇口を開いて水が出てきたら、蛇口を最大まで緩めて水を流しましょう。エンジンがかかっている状態でしばらく水を流し続ければ、冷却経路はきれいに洗浄されます。水を流す時間の目安は、ヤマハ艇なら3分くらいです。カワサキ艇だとやや長めで5分くらいにするとよいでしょう。シードゥ艇は少し短めの90秒程度で洗浄が完了します。
途中でエンジンが止まってしまうこともあるため、アイドリング回転数をよく見ておきましょう。もし止まってしまったら、再びエンジンをかけてからやり直します。
4.水を止める
エンジンが止まることなく洗浄を終えたら、水を止めます。このとき、エンジンがかかったままの状態にしておきましょう。
5.水を抜く
そのままエンジンの空ぶかしを3回程度行いましょう。排気経路にたまっている水を抜いてエンジンを停止します。
船体の洗浄
次に船体を洗浄していきます。手順は以下の通りです。
1.全体に水をかける
最初に全体に水をかけましょう。ホコリなどの固形物の汚れを落とせます。
2.スポンジやブラシを使って全体を洗う
スポンジやブラシで、水上バイクの表面全体を磨いていきましょう。泥や塩などの付着した汚れを落とします。
バケツにカーシャンプーと水を入れて泡立てます。カーシャンプーを付けてブラシで擦れば、しつこい汚れもきれいに落とせるでしょう。カーシャンプーがなければ、台所用の中性洗剤を使いましょう。
3.ガンネルの裏を洗う
ガンネルの裏側は目立たないところですが、塩分が残りやすい部分です。雨水の影響で残った塩分が溶け出し、錆びてしまうこともあります。忘れずに洗浄しておきましょう。
4.ポンプの奥を洗う
ポンプの奥の方を洗うときには、リバースゲートを動かしましょう。そうすると奥の方まで見えやすくなります。
5.水を流す
一通り洗い終えたら、水で全体を流して洗剤を落としましょう。
水上バイクをトレーラーで運搬する手順
水上バイクを自宅で保管する際には、トレーラーを使って運搬します。トレーラーそのものにはエンジンは付いていませんが、公道を走行するにはナンバープレートを付けなければなりません。ナンバープレートの種類は、トレーラーの大きさや最大積載量で決まります。
最大積載量が350キロまでなら、軽ナンバーで維持費が安く済みます。ただ、水上バイクの種類によっては350キロでは足りない場合もあります。自分が使っている水上バイクの種類に合わせて、トレーラーを選ぶようにしましょう。
トレーラーは車として扱われるため、車検を受けて自賠責保険にも加入しなければなりません。自動車重量税もかかります。また、取得する際には車庫証明も必要です。
水上バイクを運搬する際には、こうした準備も済ませておきましょう。
では、トレーラーで水上バイクを運搬する際の手順について見ていきましょう。
ストラップを引っ張る
最初にストラップを引っ張って、トレーラーの最後尾にあるフレームのところにつないでおきましょう。あまり伸ばしすぎないようにするのがコツです。伸ばしすぎた場合には、後で戻さなければなりません。
ハンドウィンチを巻き上げる
ハンドウィンチを巻き上げる作業は、なるべく優しく行います。乱暴に行うと、トレーラーが痛み、水上バイクにも傷が付いてしまうことがあるため注意しましょう。
アンカーを回収
ハンドウィンチを巻き上げた後は、必ずアンカーを回収しましょう。ここでアンカーを忘れて帰ってしまう人が多いため、注意してください。
左右両方のドレンプラグを開ける
左右にドレンプラグが付いているので、水から上がったらすぐに両方開けましょう。そうするとエンジンルーム内の水が抜けます。
車と水上バイクを水辺から移動
エンジンルーム内の水を抜いたら、車と水上バイクを水辺から移動させましょう。あまり長居しないのがマナーです。
ウォーターボックス内の水を排出
陸上でエンジンをかけてアクセルを空ぶかししましょう。そうするとウォーターボックス内にたまっている水を排出できます。
タイダウンベルトで水上バイクを固定
車で水上バイクを運ぶときには、タイダウンベルトを使ってしっかりとトレーラーに固定しましょう。固定せずに走行してしまうと、途中で落下する危険性があります。
電気配線コネクタを車につなぐ
電気配線コネクタも落下防止のためにつないでおきましょう。
オフシーズンの保管はトランクルームがおすすめ!
夏のレジャーで活躍してくれる水上バイクですが、オフシーズンは長期間にわたって保管しておくことになります。しかし、水上バイクは大きくて場所を取るため、邪魔に感じてしまうこともあるでしょう。
そのような場合は、トランクルームを活用するのがおすすめです。
トランクルームとは、「収納スペースをレンタルできるサービス」のこと。
水上バイクを保管するのであれば、屋外型のトランクルームがおすすめです。
ガレージタイプになっているため車で横付けしやすく、搬出入の際の負担が少なくすむでしょう。
また、月額制でいつでも自由に預けたり取り出すことができるので、水上バイク以外のレジャーアイテムや趣味の道具もまとめ預けておくことができます。
まとめ
今回は、水上バイクを保管する前のお手入れ方法や運搬手順、オススメの保管場所としてトランクルームをご紹介しました。
水上バイクの置き場所にお困りの方は、今回ご紹介した情報も参考にトランクルームの利用を検討してみてはいかがでしょうか
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