2021/02/22
一人暮らしの荷物は何が必要?整理整頓のポイントもご紹介!
子供が初めて一人暮らしをする際に、どんな荷物を持たせたらいいのか悩む親御さんは多いでしょう。
荷物が多すぎると生活しにくくなるため、注意が必要です。
今回は子供が一人暮らしをするのに必要な荷物や、注意点を解説していきます。
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一人暮らしの荷物を準備するポイント
子供が初めての一人暮らしをする際に必要な荷物や、荷物を準備するときの考え方について詳しく解説していきましょう。
子供の進路が決まれば親としては一安心ですが、すぐにでも新学期や研修が始めるため、引っ越しは待ってくれません。不足するよりは多めにあったほうが良いという考え方はあるものの、狭い新居に必要以上の物を持たせてしまうと、子供にとって負担が大きくなります。
新生活は何かと忙しく、子供も荷物の整理をする時間がなかなか取れません。子供がスムーズに新生活のスタートを切れるように、親として賢く荷物作りをサポートすることを心掛けましょう。
子供の一人暮らしで必要なもの
引っ越し準備では、最初に子供が一人暮らしをするために必ず必要になる荷物を用意するといいでしょう。そもそも一人暮らし用のアパートや寮は狭く、たくさんの荷物を置く余裕はありません。荷物は絞って考えるのが正解です。
初めての一人暮らしで必要なのは、荷物を収納する最低限の家具や、自炊するための家電や食器などの生活雑貨、季節に即した洋服や靴などです。冷蔵庫などの大型家電は設置場所が限られるため、引っ越し先のお部屋のスペースを確認して、商品の購入を検討するといいでしょう。
一人暮らしといっても、初めての引っ越しで全ての生活用品を新居に移す必要はありません。必要があれば帰省して、荷物を取りに来ることもできるため、衣類は季節にあったものと、ワンシーズン先を読んで選べば充分です。
必ずしも必要というわけではないもの
一旦必要な荷物をリストアップしたら、本当に必要な荷物なのか見直しを行い、必ずしも必要ではない荷物を除外するといいでしょう。親心としては、実家にいたときと同様の利便の良い生活を子供に与えたいと思うものですが、荷物が多すぎて暮らしにくくなるのでは本末転倒です。購入費用も無駄になってしまうため、荷物を絞りましょう。
特にソファーやテレビ、トースターや掃除機は便利でも、かさばって邪魔になったり、結局使わずに無駄になったりする可能性が高いです。インターネットが普及している現代では、テレビはスマホやパソコンで代替えできますし、一人暮らし用のお部屋は狭いため、ホウキや粘着クリーナーを使ってもそれほど手間はかかりません。
生活が落ち着いた段階で子供が買い足しをすることもできるため、引っ越してすぐに必要ないものは除外して、引っ越し荷物を作るといいでしょう。
荷物を少なくして引っ越し代を安く
子供の一人暮らしの引っ越し荷物は、できるだけ少なく、コンパクトにまとめるのが賢い方法です。というのも、荷物の量が増える程引っ越し代がかさみ、家計への負担が大きくなるからです。単純に実家から全ての荷物を送るのではなく、引っ越し先でも購入できるものは後にまわすといいでしょう。
特に大型のベッドや収納棚などの家具は、実家から送ると高い配送料がかかってしまうかもしれません。家電や生活雑貨など、新規購入するものは引越し先で購入したほうが安く済むことが多いです。
引っ越し先の店を回れば、子供の土地勘が養われる嬉しい効果も期待できます。速やかなスタートを切るためにも、引っ越し先での荷物の購入も検討してみてください。
ムダなものは持って行かないように
子供が初めて一人暮らしをするのは自立の第一歩ですが、荷物作りはある程度、親御さんが主導して進めることをおすすめします。というのも子供は人生経験が足りず、上手に荷物を作れず、失敗するリスクが高いからです。
初めての一人暮らしは嬉しくて、子供に任せるとあれもこれもと必要以上に荷物を増やしてしまいがちですが、引っ越し代や生活スペースを考えれば、荷物は最低限に絞るのが正解です。これから先、何度も引っ越しをする機会があるため、初めての引っ越しは良い勉強になります。
自立前にできる最後の親の教えと考えて、しっかりアドバイスしてあげてください。
一人暮らしのレイアウトの決め方
快適な一人暮らしのためにはレイアウトが重要です。ここでは、快適な一人暮らし環境にぴったりなレイアウトについて紹介します。
レイアウトはメインの窓に向かって前後か左右
一人の部屋のレイアウトは、主に窓(メインの窓)を真ん中として、左右に分ける
もしくは、窓の前後に分ける方法があります。
窓に向かって左右に分ける
メインの窓に向かってレイアウトを左右に分けた場合では、片方がリビング、反対側を寝室として使用できます。左右で生活圏をきっちり分けることが可能となり、通路が真ん中にあるため、動線もバッチリ。動きやすく、生活しやすい部屋のレイアウトとなります。
窓に向かって前後に分ける
窓に向かって前後に分ける方法では、多くが窓側にベッド、内側にリビングというレイアウトに。帰宅したらリビング部分でくつろぎ、就寝するときはベッドへ......といったように、自然な流れに沿って1日を終えられます。
部屋をスッキリ見せるポイントとしては、"ソファを置かずに、座椅子にすること"。ソファは、部屋の場所を占領して部屋に圧迫感を出してしまいます。ソファを置かないで座椅子を設置すれば、部屋の空間に余裕が生じ、広々と感じさせることが可能です。
しかし「一人暮らしだけどソファは必須......!」という人のために、一人暮らしの部屋でも広く見せるワンポイントアドバイス。ソファの配置は、ソファ・テーブル・テレビ台を直角に配置してみましょう。
直角に配置して壁につけることで、ワンルームでも部屋の中心を開けられます。寝るスペース、リビングスペースと部屋を分けることも可能ですよ。
部屋それぞれに間取りは異なります。一つ一つ違う部屋の形をうまく生かすことで限られたスペースを活用していきましょう。
一人暮らしのレイアウト実例を見てみよう
一人暮らしのレイアウトの実例から、ポイントを解説します。
色を効果的に使うことで統一感を出す
部屋のベースとなるカラーをきめて、部屋のカラーを統一させましょう。ベースカラーをまとめるだけで、部屋が広くなり統一感が増します。
アクセントカラーでワンポイントを出す
シンプルにまとめようと白、黒など部屋のカラーが1色だけにすると、ちょっと寂しい部屋の印象に。ベースカラー以外にもアクセントカラーを取り入れて、ワンポイントをいれましょう。
明るめのカラーのカーテンやラグをチョイス
部屋をぱっと華やかにみせてくれる明るめカラーのカーテンやラグを選んでみるのもGOOD!淡い色は膨張色なので、部屋を広くみせてくれます。視覚効果を活用して、明るくて淡いカラーチョイスしましょう。
コンクリート打ちっぱなしの空間に緑のアクセントを
デザイナーズマンションによくある"コンクリート打ち放し"のデザイン。洗練された個性的な空間を活かすためには、ほどよく癒しを取り入れてみましょう。グリーンの植物やインテリアを使うとアクセントになります。
一人暮らしの収納のコツ
快適な一人暮らし環境には、物が"スッキリ"していることが必要不可欠。ここでは収納のコツや裏ワザを解説します。
場所を活用する
空間を活かして、部屋を少しでも広く使いましょう。以下のような活用方法があります。
押し入れをクローゼットとして使う
押し入れ=布団を収納するものというイメージがありますが、突っ張り棒や専用の収納器具を使用すればクローゼットになります。押し入れをクローゼットにすれば、室内にでている服もスッキリと収納が可能ですよ。
壁をハンガースペースとして活用する
壁に接着できるフックを取りつけるだけでハンガースペースに変身!ネクタイやハンガーがたくさん収納できます。
ロフトベッドの下に収納スペースを作る
ベッドのデッドスペースをなくすには、収納付きのタイプのものを購入するのが便利。ロフトベッドやベッド下に収納スペースなどがあるタイプを選ぶのもオススメです。
狭いスペースを棚で埋める
家具の間にできる僅かなスペースも収納に有効活用。スキマに合わせて棚をつくってみましょう。デッドスペースになりがちな部屋の角にも棚を配置してみてください。
最近では洗濯機の上の収納や、壁に取り付けられる棚などさまざまな収納グッズが売られているので要チェックです。
アイテムを活用する
収納に便利なアイテムは沢山あります。アイテムを駆使して収納上手になりましょう。
カラボサイズバスケット
物がぐちゃぐちゃになりやすいカラーボックスには、バスケットを活用するのがオススメです。レギュラー、たてハーフ、ハーフ、クォーターの4サイズ展開で、収納するものによって使い分けがでます。
ラタン素材バスケット
棚の中や、クローゼットしまわないものや、頻繫に出し入れするものはラタン素材バスケットが便利。ラタン素材ならオシャレで出しっぱなし収納にも対応できます。
スリムハンガー
スリムなハンガーは省スペース。種類を揃えればでクローゼットに統一感が出ます。
吊り下げホルダー
インナーやTシャツを収納するのに大活躍するのが吊り下げホルダーです。パッと見渡せるので引き出しに収納するよりも使いやすくなっています。ハンガーにかけると、のびてしまいそうなニットも畳んで収納可能です。
物を減らすことが快適な空間づくりの近道
物が多すぎたり、ぐちゃぐちゃになっていると快適な部屋にはなりません。部屋のものを減らしていきましょう。
部屋の中のものを減らそう
洋服や不用品は、定期的に必要かどうか見直して、処分していく必要があります。
洋服
四季があり流行もコロコロ変わるため、ついつい溜まってくのが洋服です。「もしかしたらまた着るかも」「太ったから着られないけど痩せたら着られる」などと、クローゼットに入りきらないほどの量を所持しがちです。
かんたんなルールとして"洋服はクローゼットに収まる量"だけを持つようにしましょう。本当に必要な服とそうでない服を仕分けて、袖を通していない服は思い切って処分してしまいましょう。
不用品
ほとんど使っていないものや、「捨てるのがもったいない」となんとなく置きっぱなしにしている不使用品はありませんか?1年を通して使用していないものは、処分してスッキリとした部屋にしましょう。
本当に必要なものだけに集中してシンプルライフを送ってください。自分に大切なものに集中するのは、人間関係も同じです。自然で自分に合った生活を楽しむためにも不要なものは捨てていきましょう。
ものが多すぎるときにはトランクルームを利用しよう
「それでも捨てられない」「物がたくさんありすぎる」という人は、トランクルームを利用しましょう。捨てるのではなく保管できるため、思い入れがあるものを処分せずに一人暮らしの部屋を快適に保てます。
しかし、高温多湿な場所では保管できないデリケートなものだと、状態が悪くならないか、傷まないかなど心配ですよね。空調設備が整ったトランクルームなら、温度や湿度を一定に保つことが可能ですよ。
実家に残った子供の荷物はどうする?
子供が一人暮らしを始めた後に、実家に残された大量の子供の荷物をどう片付けるか、対処法や考え方をご紹介していきましょう。
巣立った直後は良くても、自立した後、いつまでたっても実家に子供の荷物が残されているのは考えものです。親も新しい生活のスタートを切るために、上手に荷物を減らしていくことが大事ですよ。
実家に置いている子供の荷物整理
実家に残っている子供の荷物は、一人暮らしを始めた段階で、できるだけ片付けるようもっていくのが正解です。帰省するたびに荷物の整理を促して、必要のないものは順次断捨離していくことを子供に促していきましょう。
このとき、いつまでたっても片付けないからと、親が勝手に荷物を捨てるのはNGです。誰にとっても大事な物があり、大切に思う価値観は違います。買い与えた物であっても、あくまでも所有者は子供なので、子供自身の意思を尊重して処分を進めていくことをおすすめします。
子供の荷物は親にとっても思い出や愛着があり、なかなか捨てられないと悩む親御さんは多いでしょう。古びた衣類や学用品は処分できても、幼児期に子供が大切にしていたおもちゃや、小学校時代に作った絵や作品は、役に立たなくても取っておきたいものですよね。
不要な子供の荷物であっても、愛着があるなら無理に処分する必要はありません。そのまま出しっぱなしにしていてはお部屋が片付かないため、きれいに整理し、段ボール箱に入れてから押し入れや物置で上手に収納するといいでしょう。子供の絵や作品の場合は、額やケースに入れて飾り、見せる収納をするのもおすすめです。
子供の荷物はトランクルームへ
愛着があって子供の荷物を捨てられないものの、ご自宅に充分な収納スペースがなくて困っているなら、トランクルームを利用するのも選択肢のひとつです。今すぐ必要のない荷物を預ければ家の中が広くなって、新しい趣味などに取り組むこともでき、子供が巣立った後の人生に前向きになれるでしょう。
子供の一人暮らしをきっかけにリフォームをするときも、トランクルームは便利です。ただし、どんな業者でも良いというわけではありません。セキュリティ対策が万全な信頼できる業者を選ぶのがおすすめです。
ご自宅の収納スペースが足りなくて困っているときや、子供が実家に残していった荷物の対処法に悩んだら、トランクルームの活用を検討してみるといいでしょう。
まとめ
子供の一人暮らしは親子ともにドキドキですが、初めての引っ越しだからこそ、失敗は避けたいものです。
親御さんが必要なもの、すぐに必要ではない荷物を賢く見分けることで、子供にスムーズな新生活のスタートを切らせてあげましょう。
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