2024/11/28
賃貸は洗濯物を干す場所がない!部屋干しスペースを確保できる便利グッズを紹介
部屋干しは天候や花粉、人の目などを気にせず、安心して洗濯物を干すことができる一方で、賃貸の場合は「部屋干しをしたくても干す場所がない」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では部屋干しとして使える場所や向いていない場所、部屋干しのスペースを確保するために便利なグッズなどを紹介します。
記事の後半では、部屋干しのスペース確保に便利なサービスや早く乾かすためのコツを掲載していますので、あわせて参考にしてみてください。
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賃貸の場合、洗濯物の部屋干しはどこでする?
まずは、部屋干しのスペースとして活用できる場所を4つご紹介します。
来客がない場合はリビング
来客の予定がないときはリビングを部屋干しのスペースとして活用してもいいでしょう。
リビングで部屋干しをする際は、対角線上にある窓と窓をあけて空気の通り道を作りましょう。これにより効率的に換気ができ、部屋の湿気を逃がすことができます。
対角線上に窓がない場合は隣接する窓をあける、もしくは窓をあけたうえでキッチンの換気扇をまわして換気を行いましょう。
リビングは人通りが多いエリアなので動線上ではなく、物干し竿を使って頭上に干すなど邪魔にならないような工夫が必要です。
浴室乾燥機があるなら浴室
浴室乾燥機がついているなら浴室を部屋干しのスペースとして活用しましょう。
洗濯物を干すポールが浴室についている場合は、そこに洗濯物をかけていきます。ポールがない場合は、耐荷重の高い突っ張り棒を設置するなどして、洗濯物をかける場所を用意してください。
洗濯物の量や服の厚みにもよりますが、浴室乾燥機を乾燥モードで2~4時間ほど運転すると洗濯物が乾きます。
ただし、浴室乾燥機を使うと電気代がかかる点はデメリットといえます。浴室乾燥機のタイプや浴室の広さによって電気代は変わってきますが、だいたい3時間ほど使用すると110円程度かかります。毎日使うと3,000円を超えてきますので節約したい方には向いていません。
また、浴室乾燥機は使用しているとフィルターやパネルにほこりがたまります。定期的に掃除をしてきれいな状態にしておくことも忘れずに。
寝室に干して加湿器代わりにする
来客がある場合や、浴室乾燥機がない場合は寝室を部屋干しのスペースにしてもいいでしょう。
洗濯物を干すと部屋の湿度が上がるので、冬の部屋干しなら洗濯物を加湿器代わりにすることも可能です。就寝中に加湿器を使っている方は、洗濯物に変えてみるのもありでしょう。電気を使わないエコな乾燥対策になります。
注意点としては、寝室で部屋干しをすると布団に湿気がたまってしまう点です。部屋干し後は窓をあけるか、サーキュレーターを使って換気をしましょう。
ランドリーラックを使って洗濯機上のデッドスペースを活用
ランドリーラックは洗濯機の上のスペースを洗濯物を干す場所として有効活用できるアイテムです。洗濯したあと、その場でそのまま干せるので部屋の中を行ったり来たりせず家事を済ませられるのは、とても便利!
注意点としてはラックの耐荷重を把握しておくこと。耐荷重を超えた重さの洗濯物を干してしまうとラックが破損したり転倒したりするなどして、けがをする危険があります。
部屋干しに向いていない場所
続いては部屋干しに向いていない場所を紹介します。カーテンレールや直射日光が当たる場所は一見、部屋干しによさそうな場所と思えますが、実際は部屋干しに向いていないので気をつけてください。
カーテンレール
カーテンレールは洗濯物をかけやすい場所ですが、部屋干しとして使うのは避けたほうがいいです。洗濯物を干すと、その重さによってカーテンレールが破損する可能性があります。
また、冬はカーテンレールに洗濯物を干すと洗濯物に押されたカーテンが窓に接触し、結露によってぬれた状態になってしまいます。カーテンがぬれてしまうとカビが発生したり、変色したりするなど劣化の原因に。思わぬ劣化を防ぐためにもカーテンレールに洗濯物を干すのは避けたほうがいいでしょう。
直射日光が当たる場所
直射日光が当たる場所は一見、乾きやすそうで良さそうに思えますが部屋干しをするのは避けたほうがいい場所です。
直射日光が当たる場所で干すと紫外線の影響で洗濯物の色あせが起きてしまう可能性があります。どうしても直射日光が当たる場所に干す場合は、洗濯物を裏返しにして干してください。
洗濯物をわざわざ裏返しにするのが面倒という場合は、室内で陰干しをするようにしましょう。
壁の近く
壁の近くは風通しが悪く、洗濯物が乾きにくいので部屋干しにはおすすめできません。
乾くのに時間がかかると雑菌が発生し、においの原因になってしまいます。部屋干し用のラックを取り入れるなどして乾きやすい場所に干すようにしましょう。
部屋干しスペースを作れる便利グッズを紹介
続いては、部屋干しをするのに便利なグッズを紹介します。大掛かりな工事不要で取り付けられるグッズばかりなので、参考にしてみてください。
壁に竿受けを設置して室内で物干し竿を活用
壁に竿受けを設置すると室内に物干し竿を設置することができ、部屋干しする場所を作ることができます。
ベルメゾンの「ピンで設置できる渡せる物干し」は、画びょうよりも小さな穴で取り付けができ、傷が目立ちにくいです。退去時の原状回復もカンタンにできるでしょう。
エアコンの近くに物干し竿を設置できれば、洗濯物を効率よく乾かせます。
床から天井まで突っ張り棒を設置して物干し竿を置く
壁に穴をあけたくないという方は突っ張り棒タイプの竿受けを活用しましょう。床から天井に突っ張り棒を設置し、そこに物干し竿を置くだけで部屋干しスペースをつくることができます。
しっかりと固定できる突っ張り棒なら洗濯物以外に、布団など重いものの部屋干しにも活用できるでしょう。
折りたためる物干しラックを活用
部屋干しをする場所を固定したくない場合は、物干しラックを活用してみてはいかがでしょうか。
物干し竿は竿受けがあるところでしか干せませんが、物干しラックなら好きなところに持ち運ぶことが可能です。来客があるときは物干しラックをリビングから寝室に移動するといった使い方ができます。
折りたためる物干しラックなら持ち運ぶときはもちろん、収納時も邪魔にならないので使い勝手がいいですよ。
物干しワイヤーを壁に設置
物干しワイヤーは箱型の本体にワイヤーが収納されており、使用したいときはワイヤーを引き出して物干し竿のように使用できる部屋干しアイテムです。
本体の設置には接着と穴あけの2つの方法から選ぶことができます。
耐荷重は約20kg、ワイヤーの長さが約4mほどの商品もあるので、洗濯物を干すには十分なスペースを確保できるのが魅力です。
本体の設置場所をエアコンぐらいの高さにすれば風を直接あてることができ、効率よく乾かすことができるでしょう。
鴨居フックと突っ張り棒を組み合わせる
洗濯物が少量なら100円均一ショップのアイテムを組み合わせて部屋干しスペースをつくることができます。
鴨居フックを2つ用意し、フック部分に突っ張り棒をかけると簡易的な物干し竿に早変わり。コストをおさえて部屋干しスペースを確保したい方はこの方法を参考にしてみてください。
注意点としては耐荷重が低いこと。洗濯物の量が多かったり、生地が重かったりすると収納アイテムごと落ちてきてしまう可能性があるので気をつけてください。
洗濯物を干す場所がないときはトランクルームを活用
自宅に部屋干しをする場所がないとお困りの方はトランクルームを活用して部屋を片付けてみてはいかがでしょうか。
トランクルームとは、自宅以外の場所に収納スペースをレンタルできるサービスのこと。活用次第では自宅に部屋干しをするスペースを確保することが可能です。
続いては、トランクルームを活用するメリットや活用例、利用する際の注意点をご紹介します。
自宅の不要な荷物や家具を預けて部屋干しスペースを確保できる
屋内型トランクルームと呼ばれるビルの一棟または、ワンフロアに収納スペースがあるトランクルームの場合、収納スペースのサイズが豊富に用意されています。
コンパクトな0.5帖から、ワンルームほどの広さがあるタイプなど大小さまざまな収納スペースがあるので、預けたい荷物の量や大きさにあわせて必要なスペースを選ぶことができます。
参考までに、以下は1.8帖のトランクルームの使用例になります。高さがあるので長さのあるSUPボードなども余裕をもって収納できることがわかります。
▼1.8帖のトランクルームの使用例
家具や趣味のアイテム、シーズン家電、衣替えで長期間着ない服などをトランクルームに預けることで自宅がスッキリと片付き、有効活用できるスペースを広げることができます。
荷物を片付けてできた空きスペースを部屋干しのスペースとして活用することも可能に!「部屋干しの場所がない」というお悩みも解消できるでしょう。
屋内型トランクルームであれば収納スペースが建物内にあるので、自宅のクローゼットと同じような環境で保管できて安心です。邪魔な家具や使っていない荷物などはトランクルームへ預けてみてはいかがでしょうか。
トランクルーム活用例
自宅に部屋干しスペースを確保するためには、どのような荷物をトランクルームに預ければいいのでしょうか?
続いては、部屋干しスペースを確保するためのトランクルーム活用例をご紹介します。
トランクルーム活用例
- 本棚を片付けて部屋干しスペースにする
- ハンガーラックやタンスを片付けて部屋干しスペースにする
- リビング・ダイニングの家具を減らして部屋干しスペースを確保する など
読書家で自宅に本がたくさんある方の場合は、トランクルームに本棚を置いて書庫代わりにしてみては?本棚を片付けることができれば、本棚があった場所を部屋干しスペースとして使えるでしょう。
クローゼットや押入れに服をしまいきれず、ハンガーラックやタンスを置いている方はシーズンオフの服をトランクルームに移動することで、クローゼットや押入れに服をしまいきることができるでしょう。そうするとハンガーラックやタンスを置いていた場所を部屋干しのスペースとして活用できます。
リビングとダイニングをわけて使っている方は、リビングとダイニングを兼用にして、あまったテーブルと椅子(またはソファ)を片付けることで、部屋干し用の便利グッズを設置しやすくなるでしょう。
トランクルームを借りるなら事前に内覧を
屋内型トランクルームを利用しようと思っている方は、契約前に内覧をしておきましょう。とくに、家具を預ける場合は収納スペースまで搬入できるかチェックしておくことが重要です。
また、収納スペースが2階以上になる場合はエレベーターに荷物が載るかどうかもチェックしておくといいでしょう。
車で荷物をトランクルームまで持っていく場合は、駐車場が近くにあるかどうかも大事なポイントです。駐車場付きのトランクルームだと荷物をスムーズに収納スペースまで持ち運ぶことができるでしょう。
部屋干しで洗濯物を早く乾かすコツ
洗濯物は、ぬれている時間が長いと雑菌が繁殖して生乾き臭の原因になります。これから紹介する洗濯物を早く乾かすコツをおさえて、生乾き臭の発生を防ぎましょう。
エアコンの除湿または暖房を活用
効率的に洗濯物を乾かすならエアコンを活用しましょう。梅雨時は除湿モードで運転し、冬は暖房モードにして部屋の温度をあげて乾きやすくしましょう。
サーキュレーターや扇風機がある方はエアコンと併用することで、より効率的に乾かすことができます。併用するときはエアコンの向かい側にサーキュレーターまたは扇風機を設置し、洗濯物の両側から風が当たるようにするのがポイントです。
サーキュレーターや扇風機を活用
サーキュレーターの風が直接、洗濯物にあたるように配置しましょう。首振り機能をオンにすれば広範囲に風をおくることができ、むらなく乾かすことができます。
風量が強すぎると洗濯物が偏ったり、落下したりしてしまうので気をつけてください。
洗濯物の間隔をあけて干す
部屋干しをする際は洗濯物同士の間隔をあけて干してください。目安としては、こぶし1つ分ほどです。隙間なく干してしまうと風通しが悪くなり、洗濯物が乾くのに時間がかかってしまいます。
洗濯物はアーチ状にして干す
洗濯物を干す際は、洗濯物の丈の長さによって配置場所を変えるのがポイントです。以下のように物干し竿の両端に丈が長めの洗濯物を干して、真ん中にいくにつれて短い洗濯物を干すようにしましょう。
このようにアーチ状にして干すことで、風通しがよくなる、丈が長い洗濯物に風が当たりやすくなるなどの効果があり、洗濯物が乾きやすくなるといわれています。
服は裏返しにして干す
服を裏返しにして干すのも早く乾かすためのポイントです。裏返しにすることでポケットなど生地が重なっている部分の風通しがよくなり、乾きやすくなります。
「乾いたと思ったらポケットがまだぬれていた」という乾きむらの発生を防げるので、面倒ではありますが洗濯時に裏返しにしておくといいでしょう。
タオルは「ずらし干し」で乾きやすく
タオルをハンガーにかけて干す場合は、写真のようにタオルの片方を長めにたらす「ずらし干し」にしましょう。こうすることでタオルの重なる部分が少なくなり、乾きやすくなります。
まとめ
今回は賃貸にお住まいで部屋干しをする場所がないとお困りの方に向けて、便利グッズや部屋干しをするのに向いている場所などをご紹介しました。
トランクルームを利用することで、自宅にある荷物を片付けて部屋干しのスペースを確保することが可能に。今回ご紹介した情報を参考に、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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