2020/07/30
離婚準備に片付けを行うべき理由とは?よくある荷物トラブルやトランクルーム活用法を紹介
収納にまつわる問題解消に役立つトランクルーム。
利用者によってその用途や目的はさまざまですが、意外に多いのが離婚時のトランクルーム活用です。
こちらの記事では、離婚時によくある荷物トラブルや、トラブル防止にトランクルームが役立つ理由についてご紹介します。
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離婚準備として片付けを行うべき理由
離婚準備中に片付けをしておくべき理由は、大きく分けて3つあります。離婚をする夫婦が片付けをした方が良い理由は以下のとおりです。
- 一度家を出ると、忘れ物があっても取りに帰りづらい
- 落ち着いているタイミングで整理しておきたい
- 断捨離で嫌な思い出を忘れられる
一度家を出ると、忘れ物があっても取りに帰りづらい
まずは「一度家を出ると、忘れ物があっても取りに帰りづらい」ことです。離婚するということは、最終的に別居するということになります。それが離婚前なのか離婚成立後なのかは家庭によって異なりますが、最終的に夫か妻のどちらかが住み慣れているであろう家を出ることになります。
もし、何か必要な物を家に忘れてしまうと、取りに戻らなければなりません。離婚する家庭にもよりますが、やはり一度出た家には戻りづらいと思います。
そのため、忘れた物の重要度によっては、取りに戻るのを諦めて損をするケースも考えられるのです。片付けをしておけば、必要なものを忘れてしまうリスクを最小限に抑えられます。
落ち着いているタイミングで整理しておきたい
次に「比較的、落ち着いているタイミングでやっておきたい」ということです。離婚する際には、何かと慌てるものです。特に、離婚が成立し、家を出ていくタイミングが近づくに連れて慌てるものです。
家を出る人は、必ず自分の物を持ち出さなければなりません。家を出なければならない直前だと、片付けができる時間が限られますし、精神的に参っている人もいることでしょう。
そんな余裕のないタイミングで片付けをしても、必要なものとそうでないものを区別できるかどうかは怪しいです。必要なものをきちんと持ち出すためには、まだ家を出るまでに時間がある「落ち着いている時期」に済ませておくのが良いのです。
断捨離で嫌な思い出を忘れられる
3つ目に「断捨離で嫌な思い出を忘れられる」ことです。片付けの対象となる物品の中には、結婚生活中に購入した品物も少なくないでしょう。中には、離婚に至る原因となった嫌な思い出を想起させる品物もあるのではないでしょうか。
ろくに片付けをしていないと、そうした「嫌な思い出を彷彿とさせる品物」がいつまでも手元に残ることになります。離婚を機に断捨離をすることにより、嫌な思い出を払拭して、清々しい気持ちで新しい人生をスタートさせられるのです。
離婚時によくある荷物のトラブル
離婚時にはさまざまなトラブルが想定されますが、荷物にまつわるトラブルもそのひとつ。
まずは、離婚時によくある荷物トラブルについて見ていきましょう。
荷物の引き渡しが難航
離婚時によくある荷物トラブルのひとつが、荷物の引き渡しが難航するケースです。
相手が荷物の引き渡しに応じてくれない、あるいは自分の住居に残された荷物を相手が引き取りに来ないなどです。
このような事態を避けるためにも、別居が始まる前の段階から計画的に荷物を移動する準備・整理に取り掛かることが大切です。
住居に残された荷物の処分
住居に残された荷物が勝手に処分されてしまった、というトラブルもあります。
自宅に残された相手の荷物が精神的ストレスにつながってしまい、許可を得ることなく処分してトラブルになってしまうケースがあるのです。
また、離婚相手に会うのを避けたいがために、相手の外出中に勝手に荷物を持ち出すのも、トラブルの原因となってしまいます。
最悪の場合、住居侵入罪や窃盗罪に該当する可能性もあるので、やはり事前に自分の荷物を移動する準備しておくことが大切です。
共有財産の扱い
共有財産の扱いも、離婚時によくある荷物トラブルのひとつです。
通常、離婚時には共有財産(婚姻期間中に築いた財産)を1/2に分配するのが原則です。
こうした共有財産には、現金や預貯金、不動産、あるいは金銭に代わる品のほか、家具や家電なども含まれます。
離婚後に別々のスタートを切るにあたり、こうした家具や家電などの共有財産の扱いでトラブルになってしまうケースがあるのです。
離婚時にトランクルームが役立つ理由とは?
次は、離婚時にトランクルームが利用される理由について見ていきましょう。
離婚時にトランクルームが役立つ理由
- 別居前の荷物整理が可能
- 扱いに困る荷物の一時保管先になる
- セキュリティが充実
別居前の荷物整理が可能
先述の通り、離婚時の荷物トラブルを防ぐためには、別居を始める前から計画的に荷物の移動準備に取り掛かることが大切です。
トランクルームは、預ける荷物の量や用途によって部屋サイズを選択することができ、別居前に少しずつ荷物を移動させることができます。
扱いに困る荷物の一時保管先になる
離婚後、自分の住居に相手方の荷物が残されている場合も、トランクルームの利用がオススメです。
「離婚相手が私物を引き取りに来てくれない」
「とはいえ、トラブルになる可能性があるため勝手に処分できない」
という場合でも、トランクルームに預けておくことが可能です。
セキュリティが充実
離婚時にトランクルームが利用されている理由として、トランクルームのセキュリティも挙げられます。
多くのトランクルームでは、盗難等を防止するためにセキュリティ対策が講じられています。防犯カメラでの監視や入退館の管理などで、契約者以外の不審人物が立ち入ることがないよう配慮されています。
セキュリティが充実したトランクルームであれば、自身の荷物を預けておく際も安心でき、相手方の荷物を一時保管しておいても後々トラブルになりにくいでしょう。
離婚で家を出るときに持っていくべきもの
離婚で家を出る時に持ち出したい物は、大まかにまとめると以下の区分になります。
- 貴重品
- 日常生活で必要になるもの
- 今後の離婚手続きに役立つもの
貴重品
まずは「貴重品」です。生活に直結するものも多いので、確実に持ち出しておきたいところです。具体的には以下の品物がこれに該当します。
- 今後の生活に必要な資金
- 本人名義の預貯金通帳
- 銀行届出印
- 本人の実印および印鑑登録証
- キャッシュカード・クレジットカード・その他カード類
- 本人名義の保険証券
- 運転免許証・パスポート・健康保険証
- 年金手帳など
日常生活で必要になるもの
次に「日常生活で必要になるもの」です。お金で買えるものも含まれていますが、すぐに調達できるとは限りません。具体的には以下の品物を持ち出しておくことをオススメします。
- 1週間分程度の衣類
- 常備薬
- 普段利用している手帳
- お子様の学校生活で利用する教材やノート等
- お子様の記念写真や、写真・画像のデジタルデータ
今後の離婚手続きに役立つもの
最後に「今後の離婚手続きに役立つもの」です。離婚の実例の中には、スムーズに離婚が成立せず、離婚成立までに苦労を重ねるケースも珍しくありません。必ずしも必要というわけではありませんが、離婚がこじれそうだと判断したら以下の品物を持ち出しておきましょう。
- 離婚の証拠となるもの
- 直近の源泉徴収票
- 直近3か月分の給料明細書
- パソコンに保管しているデータ(できればパソコンごと、無理ならUSBに入れて持ち出し)
- あなたの日記
- 財産に関する資料の写し
- 持ち出せなかった荷物の写真
最後の「持ち出せなかった荷物の写真」については、保険程度に考えてください。何に使うのかと言えば、量や重量などの問題で持ち出せない荷物がある場合、家に置いていかざるをえません。
この荷物を家に残っている家族が勝手に処分してしまう可能性も否定できませんので、念のために写真に残しておき、証拠として持ち出します。
離婚前に済ませておくべきこと
離婚後に苦しまないためには、事前準備が重要です。ここからは、離婚前に準備すべきことを見てみましょう。
自分で生計を立てられる状態にしておく
離婚後には、一時的にでも自分の力で生きていく必要が出てきます。よって生計を立てられる準備をすることが大事です。生計を立てるために、下記の内容は抑えた方が良いでしょう。
専業主婦の人は仕事を探しておく
専業主婦で離婚をする場合は、離婚前に仕事を見つけましょう。パート・派遣社員・正社員など、いろいろな雇用形態で働けます。なかには、自身の技能や人脈を生かしてフリーランスで稼ぐ人もいるようです。
とくに、学生のお子さまがいる場合は教育費が発生するため、ある程度稼げる仕事を選ぶのがおすすめ。資格を取得して、働き口を広げるのも1つの方法です。
国や自治体などから支給される助成金などについて把握しておく
国や自治体では、助成金を支給しているケースもあります。たとえば、貸付金制度だと「母子福祉資金貸付金・生活福祉資金貸付制度・女性福祉資金貸付制度・応急小口資金」など、さまざまな制度の利用が可能です。
ただし、助成金の利用条件は各制度で異なりますので、事前によく調べておきましょう。
家を出る場合には新居を探しておく
あなたが家を出ていく場合は、新居を探すのも忘れないでください。最低でも引越予定の1カ月前には、転居先を見つけた方が良いです。
なお、専業主婦の状態で住む場所を探す場合、契約できる物件が少ない恐れもあります。働き口を見つけておくと、契約できるケースもありますので覚えておきましょう。
本当に離婚すべきなのか今一度考え直してみる
勢いで離婚したばかりに、離婚後に後悔する人もいます。下記のことを考えてから離婚をするか決めましょう。
離婚後の生活状況を想像する
離婚した後の生活がどうなるのか、現在よりも良くなるのか悪くなるのかは、離婚前によく考えおきましょう。離婚後に生活状況が(経済的に)苦しくなる場合は、とどまった方が良いかもしれません。
とくに子どもを引き取る場合は、教育費などの費用が発生して、経済的負担が大きくなる恐れもあるためご注意ください。
子どもの成長への影響
子どもの成長へ悪影響を与える恐れもあります。子供が両親の離婚を悲しみ、情緒不安定になる危険性もあるのです。さらに、離婚が理由で子どもがグレる場合も...。子どものトラウマとして残る可能性もあるため慎重になりましょう。
自治体の相談窓口や離婚カウンセラーなどに相談してみる
離婚をすべきか自身で決められない場合は、自治体の相談窓口や離婚カウンセラーでアドバイスを受けることも検討しましょう。。専門窓口のスタッフは、いろいろな夫婦の事例を知っていますので、参考にできることも多いはず。自身の状況を話して離婚をするか決めてみてください。
離婚前に一度別居してみると頭が冷えて冷静に判断できることもある
離婚前に別居を挟むのも大事です。別居後に、冷静な状態になって離婚が必要か考えることができます。別居後に離婚を撤回する人もいます。夫婦間の関係を見直す良い機会だと思って、別居をすると良いかもしれません。
まとめ
今回は、離婚時によくある荷物トラブルや、トラブル防止にトランクルームが役立つ理由についてご紹介しました。
今回ご紹介した情報も参考に、トランクルームの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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