2024/11/21
アルバム・写真の保管収納方法とは?劣化する原因や注意点もご紹介
大切な思い出を記録したアルバムや写真は、いつまでもキレイな状態で保管しておきたいもの。しかし、正しい方法で保管できていないと、カビが発生してしまったり、色褪せてしまったりすることがあります。
そこで今回は、大切なアルバム・写真の保管に適した方法や場所についてご紹介します。写真が劣化してしまう原因も解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
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アルバムの写真が劣化する原因とは?
写真はアルバムに収納していても、適切な環境で保管しないと劣化してしまいます。一度劣化したものは復元できないこともあるので注意が必要です。
こちらでは、写真が劣化するとどうなってしまうのか、劣化する原因を解説していきます。
写真が劣化する原因
- 紫外線
- 湿気
- 酸
紫外線が当たって色褪せる
写真は紫外線にさらされることで、色褪せてしまうことがあります。これは、紫外線が長時間写真にあたっていることで、写真の色素が分解されてしまうためです。
そのため、日当たりがいい場所に写真を置くのは避けるべきでしょう。また、蛍光灯が使われている照明やテレビなどからも微量ながら紫外線が発生しますので、できるだけ写真に直接光が当たらないよう配慮しましょう。
湿気によってカビが発生する
空気中の水分は写真を劣化させる大敵。湿気がこもりやすい場所では、すぐにカビが発生してしまいます。
場合によっては、湿気を含みすぎてしまった写真が変形してしまうことも。そのため、写真を保管する際はできるだけ空気中の湿気に触れさせないようにすることが大切です。
かならず、アルバムや密閉性のある容器に入れるなどの保管を心がけましょう。また、空気中のホコリが栄養となってカビを発生させてしまうケースもあるので注意しましょう。
酸化して表面が溶け出す
現像写真のなかには酸が含まれるものがあり、写真の劣化を引き起こすことがあります。また、高温多湿な環境に保管しておくと酸が写真の表面に染み出してきて、写真同士でくっついてしまいます。
ほかにも、色褪せや臭い、ベタつきの原因となることもあるので注意が必要です。大切な写真を保管する際は、できるだけ高温多湿な環境を避けるようにしましょう。
アルバム・写真を保管収納する際の注意点
写真は、湿気や紫外線、空気中の酸の影響で劣化してしまうことがわかりました。それでは、どのような場所で写真やアルバムを保管すべきなのかについて解説します。
高温多湿な場所は避ける
現像された写真は紙でできているため、湿気を吸収しやすいほか、温度の変化による影響も受けやすいです。
そのため、気温が高くなく、通気性がよい場所が理想的と言えます。とくに、お風呂場などの水場や、陽射しが差し込んできて高温になりがちな場所は避けるようにしましょう。
直射日光(紫外線)が当たらないようにする
写真は紫外線に当たると色褪せてしまいます。かならず、直射日光にさらされない場所に保管しておきましょう。
窓際や日当たりのよい場所は避けるのがポイントです。
できるだけ空気に触れないようにする
大切な写真は、空気中に含まれる湿気やホコリ、酸などから写真を守ることが大切です。そのため、できるだけ空気に触れないように保管しましょう。
たとえば、専用のアルバムに収納したり、風通しのよい場所で保管しておくのがおすすめです。
写真をそのまま保管する方法は、劣化のリスクが高いです。大切なものはかならずアルバムなど写真が空気に触れにくいものに収納しておきましょう。また、アルバムを保管する際に乾燥剤を入れておくとなおよいです。
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プリント面を素手でさわらない
写真を扱う際は素手でさわらないようにしましょう。プリント面を素手でさわると皮脂がついて汚れや劣化の原因になります。手袋をして扱うようにしましょう。
写真を平積みにしない
写真を平積み(寝かせた状態で重ねる)をしないようにしましょう。
写真を平積みすると写真と写真がくっついてしまいます。無理にはがそうとするとプリント面まではがれてしまうことも。写真は寝かせずに立ててボックスなどにしまっておきましょう。
アルバム・写真の保管収納方法
アルバムは、サイズや厚み、デザインなどによってさまざまな種類のものがあります。統一感を出したり、キレイに保管しようとしてもなかなかうまくいかないこともあるでしょう。
こちらでは、アルバムの種類や目的にあわせて活用できる保管・収納方法をご紹介します。以下を押すと読みたいところへ移動できます。
重いアルバムの収納方法
昔ながらの重いアルバムは丈夫なスチールラックやキャスター付き収納ケースに入れるのがおすすめです。
スチールラックに収納する
重いアルバムならスチールラックに収納するのがベストです。スチールラックであれば棚板の耐荷重が高く、丈夫なので重いアルバムを収納しても棚板が破損することはないでしょう。
スチールラックにアルバムを収納する際は、重いものほど下段に置くのがポイント。重いものを下にすることでスチールラックの重心が下がり、転倒防止になります。
重いアルバムをスチールラックにそのままならべると、アルバムが倒れてしまうのでブックエンドで支えましょう。
キャスター付き収納ケースを使ってクローゼットや押入れに収納する
クローゼットや押入れの下段に重いアルバムを収納するならキャスター付き収納ケースを活用しましょう。
キャスター付きなら、出し入れがラクラク。見返したいときや、収納したいときにケースを引き寄せるだけで取り出せて便利です。ケースごと持ち上げる負担がないので、力のない方でもカンタンに扱えるでしょう。
大きいアルバムの収納方法
大きいアルバムは写真をレイアウトしやすい反面、収納に困りますよね。大きいアルバムを収納するならかごやケースなどに入れるのではなく、可動棚タイプの本棚やブックエンドを活用しましょう。
棚板の位置を動かせる本棚を活用
可動棚と呼ばれる棚板の高さが変えられる本棚なら大きいアルバムを収納しやすいです。
ただし、本棚を選ぶ際は奥行きがあるかどうかを確認すること。奥行きが足りないと大きいアルバムが本棚からはみだしてしまい、不格好です。
ブックエンドで立てて収納
大きいアルバムは、かごやケースなどに入らない場合もありますよね。そういうときは、ブックエンドではさんで立てて収納するのがおすすめです。
ブックエンドなら収納したいもののサイズを気にしなくてOKです。アルバムのサイズにあわせて収納アイテムを買い直す負担がないので、経済的です。
アルバムのおしゃれな収納方法
アルバムはただ収納するだけでなく、おしゃれなインテリアとして活用するという手もあります。
オープンシェルフで見せる収納に
お洒落な見た目を重視したいなら、オープンシェルフでの保管がよいでしょう。オープンシェルフに背表紙が見えるように収納しておけば、好きなタイミングですぐに写真を見返すこともできます。
オープンシェルフは収納スペースを比較的多く確保できるため、アルバムと一緒にカメラや小物なども収納して、ひとつの棚で収納を完結させてもよいかもしれません。
アルバムは、丈夫でお洒落な見た目のクラフトボックスなどに入れて収納し、ほかのインテリアとマッチするように素材やデザインを統一してみてもいいですね。
壁掛け棚に飾っておく
収納ラックのなかには、壁に設置するタイプのものもあります。床に収納スペースがなくて困っている方や、インテリアとしてアルバムを飾りたいという方にはとくにおすすめです。
思い出を振り返りたいときに、すぐにアルバムを手に取って見返すこともできます。
アルバムスタンドにディスプレイ
アルバムが1~2冊など少ない場合はアルバムスタンドを使って飾るのもいいですね。表紙を見せて飾ったり、アルバムをめくって写真を見せてディスプレイしてみてはいかがでしょうか。
バスケットやトランクに飾る
部屋がナチュラルな印象であれば手編みのバスケット、無骨なインテリアならワイヤーバスケットなど、インテリアにあわせてバスケットやトランクを選んで見せる収納にするのもおしゃれです。
ヴィンテージ感のあるトランクもアルバムの収納として使えます。部屋の一角にアルバムやお土産を置いて思い出を振り返ることのできるコーナーにするのもいいですね。
統一感のないアルバムをスッキリ収納する方法
アルバムの収納で一番ネックになるのが、サイズやテイストがバラバラであるということではないでしょうか。
たとえば、子どもが小さいころの写真をまとめたアルバムは分厚い物が多いですが、結婚写真のアルバムは薄くて背表紙が高いものが多いです。
ほかにも、子どもが学校から持ち帰った卒業アルバムは、大切だけどお洒落感には欠けると感じることがあるかもしれません。
このように、アルバムの種類は統一感がないのが実際のところ。高さが違うものは本棚に並べにくいし、背表紙がごちゃごちゃしているとリビングのインテリアにマッチしないこともありますよね。
そんなときはケースに隠す収納がおすすめ。こちらでは隠す収納に使えるアイテムを6つ紹介します。
- 背表紙を隠せる縦型ファイルボックス
- 扉付きのチェスト
- テレビ台
- 収納ケース・ボックス
- 定番のプラスチックケース
- 引き出しタイプの衣装ケース
- 折りたためる布製のボックス
背表紙を隠せる縦型ファイルボックス
アルバムの保管には、デスクで書類などを整理する紙製の縦型の収納ボックスが便利です。A4ほどの大きさのアルバムをすっきりと収納できるものが多いです。
背表紙が直接目に触れないので、お部屋に統一感を出すことができます。白や黒などシンプルなものから、カラフルな柄がプリントされたものまでたくさんのテイストから選べるので、お部屋の雰囲気に合わせて選んでみるとよいでしょう。
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扉付きのチェスト
見た目を隠してすっきりスマートに、かつ手の届くところに収納したいという人は、扉付きタイプの収納棚がおすすめ。目隠し扉の付いたものであれば、スッキリとした見た目のままアルバムを保管することができます。
リビングやダイニングに置いておける扉付きタイプの収納棚もおすすめ。サイズや厚みがバラバラのアルバム同士であっても、見た目を気にせずにまとめて保管しておくことができます。また、チェストの上に写真立てなどの雑貨を飾っておくこともできます。
テレビ台
テレビ台の収納スペースを有効活用して保管することも可能です。アルバムをファイルボックスなどに入れて立てて収納するとコンパクトにまとまります。ラベルを貼って、どこに何の写真があるのかわかりやすくしておくとよいでしょう。
収納ケース・ボックス
サイズやデザインがバラバラのアルバムをスッキリ収納するなら収納ケースにまとめて保管するのもおすすめです。アルバムの厚みや背表紙の高さがバラバラであっても、重ねてキレイに保管しておくことができます。
また、テイストが異なるアルバム同士でもケースのなかに収納することで見栄えを気にせず保管することも可能です。収納ケースは、サイズやデザインなどによってさまざまな種類のものがあります。収納スペースや好みのテイストに合わせて最適なものを選びましょう。
定番のプラスチックケース
アルバムは、写真1枚のサイズの小さなものや、変則的なものなどを保管する場合、立てて収納しづらいものです。そんなときは、プラスチックのケースにまとめて入れてしまうのがよいでしょう。
シンプルなケースを選べばリビングの棚に置いてあってもインテリアを邪魔しませんし、さっとケースごと取り出してソファやテーブルに持っていくことも可能です。
また、手ごろな値段で手に入れることができるため、とりあえずまとめて保管しておきたいという方にもおすすめです。
引き出しタイプの衣装ケース
とりあえずまとめて保管しておきたいという方には、無印良品などで手に入る引き出しタイプの衣装ケースがおすすめ。それぞれのアルバムのサイズを気にすることなく、一緒に保管しておくことができます。
また、クローゼットにフィットするサイズの引き出しがほとんどなので、スペースを無駄なく有効活用できる点もメリットです。アルバム以外にもカメラ用品などを一緒に保管しておいてもよいでしょう。
折りたためる布製のボックス
布製のボックスもおすすめです。折りたたみ式のものであれば、使わないときには、たたんで収納しておけるのもメリット。デザインによっては、インテリアにマッチしやすいお洒落な風合いのものもあるでしょう。
写真だけの場合は写真収納ボックスを活用
大量に写真があり、アルバムにしまうのが面倒という方は写真収納ボックスを活用しましょう。一般的な写真サイズであるL版(89×127mm)であればボックスにぴったり収まるようになっています。
写真収納ボックスによっては仕切りも付いており、ストッパー代わりに使えます。これならボックス内で写真が倒れて散らかってしまうこともありません。
同じボックスなら重ねて収納できるので本棚やラックの隙間などデッドスペースに収納しやすいのも魅力です。
アルバム・写真の保管収納場所がないときは屋内型トランクルームを活用
いつまでもキレイな状態を保ちたいアルバムや写真。「劣化しにくい環境で保管したいけど、自宅にはそんな場所がない......」という方も少なくないのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、トランクルームの活用です。トランクルームとは、「収納スペースをレンタルして荷物を預けておくことができるサービス」のこと。
ここでは、アルバムや写真の保管にとくにおすすめな「屋内型トランクルーム」について解説します。
安心の防犯セキュリティ
「トランクルームに預けたアルバムや写真が盗まれないか心配......」と思う方もいるでしょう。
基本的にトランクルームには個別に鍵が設置されていますが、鍵が壊されて中の荷物が盗まれてしまう可能性もゼロとは言い切れません。
屋外に設置してあるトランクルームは、夜間に人目につきにくいことや、契約者以外が敷地内に侵入しやすいなどの理由で盗難に遭うリスクは比較的高いかもしれません。
一方、屋内型や宅配型のトランクルームは、入退館の管理や防犯カメラの設置などにより防犯セキュリティ対策が充実している傾向にあります。
防犯対策の点からすると、大切なアルバム・写真の保管には屋内にあるトランクルームがおすすめであると言えるでしょう。
月額2,000円台から借りられるお部屋も
屋内型トランクルームのなかには、0.5帖前後のサイズの部屋であれば月額2,000円台から借りられるお部屋もあります。
0.5帖の小さな部屋でも、縦スペースを活用することで通常サイズの段ボール約12個分が収容可能。荷物のサイズや量にもよりますが、一般的な押入れ1個分程度の荷物であれば収納できるでしょう。
アルバムや写真と一緒に、シーズンオフの季節家電やレジャーアイテムなどを収納するのもおすすめです。
アルバムをキレイに収納するポイント
アルバムはリビングなどのすぐ手に取れる場所に置くとなると、見た目を美しくすっきりさせることも大切です。最後に、アルバムをキレイに見せて保管するための収納ポイントについてご紹介します。
統一感をもたせる
部屋をキレイにすっきり見せる最大のポイントは、統一感があるかどうかです。いくらお洒落なものを並べていても、それぞれのテイストがバラバラだとちぐはぐな印象になってしまいます。
写真を整理してアルバムに入れる際は、アルバムのサイズや色を揃えて統一感を出しましょう。そうすれば、扉の奥に隠したりする必要もありません。棚に並べてあるだけで見栄えがよく、すっきりと感じられます。
気をつけたいのは、できるだけ手に入れやすいアルバムを選ぶこと。写真が増えて買い足したいと思ったときに、同じものが手に入ると統一感が出て理想的です。
ひと目で中身がわかるようにする
アルバムにラベリングして、写真の場所をひと目でわかるようにすることも大切です。
写真は同じアルバムに入れると統一感が出ますが、どのアルバムに何の写真が入っているかわかりづらいのが難点。子どもの名前と年齢を書いたり、「何年何月の沖縄旅行」といったように具体的な情報を書くとひと目でぱっとわかります。
探す手間が省け、見たいときにすぐに見られるでしょう。
仕切りを活用して倒れないようにする
ファイルボックスや、ブックスタンドなどの仕切りを活用するのもよい方法です。どっしり厚みのあるアルバムは自立しやすいですが、手作りのアルバムや記念写真などのなかには薄くてすぐに倒れてしまうものもあります。
そんなときは、縦型のファイルボックスにまとめたり、ブックスタンドを利用するとストレスなくぴったりと収まります。
まとめ
今回は、アルバムの保管方法や、保管に適した場所について解説しました。
「自宅にアルバムの保管場所がない......」という方は、トランクルームの活用がおすすめです。収納スペースが豊富に用意されているので思い出を捨てずにとっておくことができるでしょう。
今回ご紹介した情報を参考に、トランクルームの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
もっと知りたい!
続けてお読みください