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ベランダに荷物を保管・収納しても大丈夫?利用上の注意や活用術、収納不足の解消方法をご紹介!

ベランダに荷物を保管・収納しても大丈夫?

クローゼットに荷物が入りきらず、ベランダを収納スペースとして活用したいと考えている方は多いことでしょう。

一方で、
「ベランダに荷物を置いても大丈夫?」
「ベランダに保管・収納してもOKなモノ・NGなモノは?」
「ベランダ収納に役立つアイデアや便利グッズは?」

といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、マンション住まいの方が知っておくべきベランダ収納のルールとアイデア、そして荷物を守るための「自宅外収納」という選択肢について解説します。

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マンションの「ベランダ収納」に関する3つのルール

ベランダ収納を始める前に、必ず押さえておくべき大前提があります。それは、ベランダが「あなただけの自由な場所ではない」ということです。

トラブルを未然に防ぐため、3つの鉄則を確認しましょう。

ベランダは「共用部分」!避難経路を絶対に塞がない

マンションのベランダは、法律上、廊下やエントランスと同じ「共用部分」に分類されます。基本的に、居住者には「専用使用権(そこを使う権利)」が認められていますが、完全な私有地というわけではありません。

そして、マンションのベランダは、火災や地震などの非常時に使われる「避難経路」となっていることがほとんどです。

そのため、以下のエリアに荷物を置くことは消防法で禁止されています。

  • 避難ハッチ(はしご)の上や周辺
  • 隣家との境界にある隔て板(蹴破り戸)の付近

いざという時に自分や家族、隣人の命を守るためにも、避難の妨げになる場所には絶対に物を置かないでください。

管理規約の確認は必須(重量・景観・防水)

収納グッズを購入する前に、お住まいのマンションの「管理規約」や「使用細則」を必ず確認してください。物件によっては、以下のようなルールが定められている場合があります。

  • 重量制限:大量の土が入ったプランターや大型物置など、床に過度な荷重がかかるモノの禁止。
  • 景観の保持:手すりより高い位置への物干しや、外観を損ねる荷物の積み上げ禁止。
  • 防水・排水:排水溝を塞ぐ行為や、床への防水塗装の禁止(大規模修繕の妨げになるため)。

「ベランダ」と「バルコニー」の違い

ここで、混同しやすい「ベランダ」と「バルコニー」の違いについて確認しておきましょう。

一般的に、屋根があるスペースを「ベランダ」、屋根がないスペースを「バルコニー」と呼び、マンションの場合はどちらも「共用部分」に該当します。屋根のないバルコニーは、屋根があるベランダよりも直射日光や雨の影響をさらに強く受けます。一方、屋根があるベランダは多少の雨なら防げますが、横殴りの雨や台風の際には濡れてしまいます。「ベランダだから濡れないだろう」という油断は禁物です。

ベランダ収納で役立つアイデアと便利グッズ

ベランダ収納で役立つアイデアと便利グッズ

次は、ルールを守った上で、ベランダスペースを有効活用するための収納アイデアをご紹介します。ポイントは、「安全性」と「使いやすさ」を両立させることです。

「頑丈さ」と「防水性」が命!収納ボックスの選び方

ベランダ収納の主役となるのが「コンテナボックス(ストッカー)」です。ベランダ用にボックスを選ぶ際は、デザインよりも機能性を重視しましょう。

  • 素材:水に強く、錆びないポリプロピレン製(プラスチック製)がおすすめ。
  • 構造:蓋がしっかりとロックでき、雨水が入りにくい構造のもの。
  • 機能:ベンチとして座れる「収納ベンチ」タイプなら、くつろぎスペースと収納を兼ねられます。

室内用のカラーボックスや布製の収納用品は、湿気ですぐにカビたり腐食したりするため、屋外での利用には不向きです。

デッドスペースをなくす「室外機カバー」の活用

ベランダで意外と場所を取るのがエアコンの室外機。この上部を収納スペースに変えてくれるのが「収納庫付き室外機カバー」です。

室外機をおしゃれに隠しながら、その上の棚にジョウロや洗濯バサミなどの小物を収納しておくことができます。ただし、室外機の吹き出し口(ファン)を塞ぐとエアコンの効率が落ち、故障の原因になるため、通気性が確保された専用品を選びましょう。

空間を立体的に使う「突っ張りラック・壁掛け」術

床にモノを置くと掃除がしにくく、排水の妨げにもなりかねません。そこで役立つのが突っ張りラックや壁掛けグッズです。

  • 突っ張りラック:天井と床で固定するタイプなら、壁を傷つけずに棚を設置できます。
  • 壁掛け収納:窓ガラスやサッシに取り付けるフックやハンガーを活用し、掃除道具などを吊るします。

床を広く空けておくことで、避難経路の確保もしやすく、見た目もスッキリします。

ベランダに「置いていいモノ」と「ダメなモノ」

「屋外」という環境は、モノを保管しておくには想像以上に過酷です。室内に入りきらないからといって、何でもベランダに出していいわけではありません。

ベランダ収納に適しているアイテム(掃除・園芸・アウトドア用品など)

基本的には「水に濡れても大丈夫なもの」「外で使うもの」が適しています。

  • 掃除用品:ほうき、ちりとり、バケツ、デッキブラシなど。
  • 洗濯用品:ハンガー、物干しピンチ、布団叩き。
  • 園芸用品:プランター、土、肥料、スコップ。
  • アウトドア用品:クーラーボックス、レジャーシート(プラスチック製のもの)。

これらは汚れを気にせず収納でき、アイテムによっては使う場所としまう場所が同じなので動線もスムーズです。

ベランダ収納には不向きなNGアイテム(家電・衣類・紙類)

以下のアイテムは、故障や劣化、火災のリスクがあるため、ベランダでの保管・収納は避けましょう。

  • 家電製品:扇風機やストーブなどの家電類をベランダに放置すると、湿気による基盤のショートやサビ、故障の原因になります。
  • 衣類・布製品:オフシーズンの服や布団は、湿気を吸ってカビだらけになったり、ダニの温床になったりするため、ベランダでの保管・収納は避けましょう。
  • 紙類・段ボール:湿気でボロボロになるほか、ゴキブリなどの害虫が巣を作る原因になります。また、乾燥時は火災の原因にもなりやすく危険です。

注意が必要なアイテム(備蓄品・防災グッズ)

しばしば「ベランダに水を備蓄する」という話を聞きますが、注意が必要です。

  • 食品・飲料水などの備蓄:夏場のベランダは高温になります。ペットボトルの水であっても、直射日光や高温による劣化の恐れがあるため、食品類の保管には適しません。
  • 防災グッズ:いざ地震が起きたとき、窓ガラスが割れてベランダに出られなかったり、落下物で危険だったりする場合、持ち出せないリスクがあります。防災リュックは原則、玄関や寝室など室内に置きましょう。

ベランダ収納に潜む3つのリスク

ベランダ収納に潜む3つのリスク

ベランダを収納スペースとして活用するにあたって、「とりあえず頑丈なボックスに入れておけば大丈夫」と思っていませんか?日本の気候において、屋外収納にはどうしても避けられないリスクがあります。

紫外線と熱による「劣化・変色」

プラスチック製品は紫外線に弱く、長時間日光に当たると硬化してバキバキに割れやすくなります。洗濯バサミが粉々になった経験がある方も多いでしょう。大切なキャンプ道具やプラスチックケースも、気付かないうちに強度が落ちてしまいます。

湿気と結露による「カビ・サビ・虫」の発生

収納ボックス自体が防水でも、空気中の湿気までは防げません。梅雨の時期や冬場の結露により、ボックス内部の湿度が上がり、しまっておいたモノにカビが生えたり、金属部分が錆びたりすることがあります。

また、暗くて湿気のある場所は虫にとって快適な環境です。久しぶりに箱を開けたら虫が湧いていた......という事態も珍しくありません。

台風や強風時の「飛来・落下・紛失」トラブル

大型台風やゲリラ豪雨など、高層階であっても雨風の影響は侮れません。 固定が不十分な収納ボックスや蓋が強風で飛ばされると、窓ガラスを割ったり、最悪の場合は落下して通行人に怪我をさせたりする事故につながります。

ベランダ収納の代わりにトランクルームを活用

先述したベランダ収納のリスクを踏まえると、安易にベランダにモノを置くというのは避けるのが無難です。

一方で、部屋に入りきらない荷物を捨てずに保管しておきたいというニーズがあるのも事実です。そこでおすすめしたいのが、トランクルームの活用です。

トランクルームとは、収納スペースをレンタルできるサービスのこと。次は、ベランダに荷物を置く代わりに、トランクルームを活用することのメリットをご紹介します。

荷物を捨てずにスッキリ収納

ベランダにモノを置かざるを得ないという状況は、そもそも所有しているモノの量が、自宅の収納力をオーバーしている可能性が高いと言えます。

とは言え、どうしても捨てることができないモノがあるという方は少なくないでしょう。トランクルームは、そのような荷物の預け先として最適です。預けたい荷物の量や大きさに応じてスペースの広さを選ぶことができ、月額数千円程度から利用することが可能。そのため、無理に荷物を捨てることなく、コストを抑えて収納スペースを確保することができます。

空調完備で「カビ・劣化」から大切な荷物を守れる

屋内型と呼ばれるタイプのトランクルームの多くは、空調設備で温度・湿度が管理されています。そのため、ベランダでは保管できない以下のようなデリケートなモノも、安心して預けられます。

  • オフシーズンの衣類・布団
  • ひな人形やクリスマスツリーなどの季節行事用品
  • 書籍や書類、アルバムなど
  • 家電製品や精密機械
    など

ベランダ収納と異なり、トランクルームでは紫外線や雨風の影響を受けないため、大切な荷物をきれいな状態で長く保管できます。

24時間出し入れ可能なら「自宅の延長」として使える

屋内型トランクルームの多くは、24時間365日いつでも荷物を出し入れすることが可能です。

使わないときは預けておき、使うときだけ取り出すことができるので、第2のクローゼット感覚で利用できるのも、トランクルームのメリットと言えるでしょう。

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ベランダ収納に関するよくある質問(FAQ)

ここでは、ベランダ収納に関するよくある質問とその回答について、あらためて整理していきましょう。

Q1.ベランダに荷物を置いても大丈夫?

基本的に、ベランダはマンションの共用部に該当し、緊急時の避難経路になるため、避難ハッチの上や隣家との境界付近にモノを置くことは消防法で禁止されています。

また、マンションの管理規約で重量制限や景観保持のルールが定められている場合もあるため、事前に確認が必要です。

Q2.ベランダ収納に適しているものは?

「水に濡れても大丈夫なもの」や「外で使うもの」が適しています。具体的には、ほうきやバケツなどの掃除用品、プランターや土などの園芸用品、ハンガーなどの洗濯用品、プラスチック製のアウトドア用品などです。

Q3.ベランダ用の収納ボックスを選ぶポイントは?

デザインよりも「頑丈さ」と「防水性」を重視しましょう。素材は水に強く錆びないポリプロピレン製で、蓋をしっかりロックでき雨水が入りにくい構造のものが推奨されます。

Q4.ベランダに置いてはいけないものは?

家電製品、衣類、紙類、食品などは避けてください。家電は湿気で故障しやすく、衣類や紙類はカビや害虫、火災のリスクがあります。また、夏場は高温になるため、飲料水を含む食品の保管にも適しません。防災グッズも、災害時に窓の破損や落下物でベランダに出られないリスクがあるため、室内での保管が原則です。

Q5.居室内にモノが入りきらない時の解決策は?

ベランダに無理に置かず、トランクルームの活用を検討しましょう。

とくに屋内型は空調完備で温度・湿度が管理されているため、ベランダでは劣化しやすい衣類、家電、書類なども安心して預けられます。24時間出し入れ可能な施設なら「第2のクローゼット」として、大切な荷物を紫外線や雨風から守りつつ保管できます。

まとめ

ベランダ収納は便利ですが、マンションの規約や安全面での制約が多く、置けるモノも限られます。

「部屋が狭いからベランダへ」と安易に移動させる前に、記事内でご紹介したトランクルームの活用も検討してみましょう。ベランダよりも安全かつ快適な環境で、大切な荷物を保管しておくことができるでしょう。

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