2025/04/24
シンク下に食器を置きたくない!代わりの収納アイデアや便利なサービスを紹介
シンク下収納はあると便利な一方で「食器の収納場所としてはちょっと......」と抵抗を感じている方も多いのではないでしょうか?湿気やカビ、害虫のリスクなど、シンク下に食器を置くことに抵抗がある理由はいくつか考えられます。
こちらの記事では「シンク下収納に食器を置きたくない」と感じる理由やシンク下の衛生対策、代わりとなる収納アイデア、自宅の収納だけではどうしても足りない場合に役立つ便利なサービスをご紹介します。
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シンク下に食器を置きたくない!その理由は?
物があふれがちなキッチンではシンク下の収納スペースもできれば有効活用したいですよね。しかし、以下のような気になる点があるのも事実です。
シンク下に食器を置きたくない理由
- 湿気がこもってカビが繁殖しやすい
- ゴキブリが侵入する可能性がある
- シンク下は構造上、収納として使いにくい
- 調味料や洗剤で食器が汚れる可能性がある
食器はもちろん、食品などをしまう場所としてシンク下は抵抗があるという方も多いのではないでしょうか。
湿気がこもってカビが繁殖しやすい
シンク周りは日常的に水やお湯などを流したりするため、湿度が高くなりやすい環境です。
とくに、シンク下は常に扉がしまった状態となり、換気が不十分。
また、排水管周辺の結露や水漏れなども、シンク下にカビや雑菌が繁殖するリスクを高める要因となります。カビが繁殖した場所にある食器を使ったり、食品を口にいれたりするのは避けたいですよね。衛生的な観点からシンク下収納を避けたくなるのは仕方ないといえます。
ゴキブリが侵入する可能性がある
排水管と床の隙間や、排水口のトラップの不備などから、ゴキブリなどの害虫が侵入することがあります。
シンク下は薄暗く、配管などが入り組んでいて狭い空間です。ゴキブリは明るい場所を嫌い、狭い隙間に隠れる習性があるのでシンク下はゴキブリにとって格好の隠れ家となります。
食器にゴキブリなどの害虫が付着したり、近くに潜んでいる可能性があると考えると、ゾッとしますよね。駆除剤を設置することも考えられますが、食器や食品の近くに設置しておくのは抵抗がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
シンク下は構造上、収納として使いにくい
シンク下には排水管が通っているため、その形状によって収納スペースが制約されます。
配管を避けて収納アイテムを置く必要があり、デッドスペースができやすく、上手に整理収納するのが難しい作りになっている家もあるでしょう。
また、シンク下収納の奥行きが深すぎて奥のものが取り出しにくかったり、かがまないと取れないといったことから出し入れが面倒に感じたりすることもあります。シンク下収納を日常的に使う収納場所にするのは使い勝手が悪いといえます。
調味料や洗剤で食器が汚れる可能性
調味料や洗剤など、食器以外のものをシンク下にしまっている場合、液漏れや容器の破損、転倒によって他に収納しているものが汚れてしまう可能性があります。
シンク下に収納している食器などに漏れた調味料や洗剤などが付着してしまうと食器を使う際に洗わないといけないので、手間が増えてしまいますよね。
面倒ではありますが、シンク下収納に液体のものをしまう場合は密閉容器に入れたり、トレーの上に置いたりするなど、液漏れ対策をしておくのが望ましいです。
シンク下収納に食器をしまうならやっておきたい衛生対策
この記事を読んでいる方の中には「シンク下には食器を置きたくないけれど、他に収納場所がない」という方もいらっしゃるかもしれません。
やむを得ずシンク下収納を使わないといけない場合は、以下の衛生対策をするようにしましょう。
シンク下収納の衛生対策
- シンク下収納をきれいに清掃する
- シンク下収納に除湿剤を置く
- 定期的に換気をする
- 防虫シートを活用する
- 密閉できる収納用品を活用する
- ニオイがするときは管理会社に相談
シンク下収納をきれいに清掃する
物をしまう前に除菌スプレーをしてシンク下収納や配管周りなどをきれいに拭きましょう。拭いたあとは、シンク下収納の扉を開けっ放しにして掃除した部分をしっかりと乾かします。
シンク下収納の掃除は使用する前だけでなく、定期的に実施するのがおすすめです。
シンク下収納に除湿剤を置く
シンク下収納は湿気がこもりやすいので湿気対策として除湿剤も置いておきましょう。
除湿剤と一言でいっても、その成分はさまざまです。たとえばよく見かけるものだとシートタイプのシリカゲルのものやプラスチック容器に入った塩化カルシウムのものなど。
塩化カルシウムを成分とする除湿剤は吸湿力がありますが、容器を置く場所を必要とするのが難点。省スペースに湿気対策をしたい方はシートタイプの除湿剤を選ぶといいでしょう。シートタイプの上に収納したいものを重ねられるので限られたスペースでも使いやすいです。
使用するポイントとしては除湿剤の効果を維持するために、定期的に除湿剤を交換することです。パッケージに期限が書かれていたり、製品自体に交換サインが出たりするので、それを目安に適切に使ってみてください。
定期的に換気をする
シンク下の扉を開けて換気を行い、湿気を逃がしましょう。とくに雨の日や湿度が高い日には意識的に換気を行うようにしましょう。
サーキュレーターで風をおくれば短い時間でもシンク下にこもった湿気をとばすことができるのでおすすめです。
防虫シートを活用する
シンク下収納に、防虫効果が期待できるシートを敷いておくのもおすすめです。
ニトリで販売している「システムキッチン用防虫シート」はシンク下の収納スペースのサイズに合わせて自分でハサミでカットして使うことができるので、自宅のシンク下にあわせて設置しやすいです。シンク下収納にシートを敷いてあまったら洗面台の下など、別の場所でも活用できます。
また、シートを敷くことで防虫効果だけでなく収納スペースに汚れが付着することまで防げるのもうれしいポイント。
退去時に原状復帰しなければいけない賃貸物件の方は、あらかじめシートを敷いておくと入居時の状態がキープしやすくなり、安心です。
防虫シートには有効期限があります。定期的に新しいものに交換しないと効果が薄れてしまう点には要注意です。
密閉できる収納用品を活用する
防虫加工がされたシートを敷いたり、湿気対策をしたりしても害虫の発生リスクは完全にゼロにできないので、もうひとつ対策をしておくと安心でしょう。
衛生面に不安がある方は食器などの収納したいものをプラスチック製の蓋つきケースなど、密閉できる収納用品にしまってみてはいかがでしょうか。たとえ害虫が発生しても、直接食器にふれないように対策することができるので、安心感は得られるでしょう。
【賃貸の場合】シンク下からニオイがするときは管理会社に相談
シンク下から嫌なニオイがする場合、排水管のゴム製の部品が劣化している可能性が考えられます。
賃貸物件の場合は、自己判断で修理をする前に、まずは管理会社や大家さんに問い合わせて相談してみてください。
ゴムの劣化以外にも、排水管の汚れや詰まりなど、シンク下からニオイが発生している原因はいくつか考えられます。専門業者による点検や修理が必要な場合もあるため、まずは状況を連絡して管理会社の判断を待ちましょう。
シンク下収納に食器以外に何をしまう?
シンク下収納を使う場合、食器以外にどのようなものを収納するのに向いているのでしょうか。参考までにシンク下収納に向いているものをご紹介します。
- キッチンの掃除用品
洗剤、ブラシなどシンク周りで使う掃除用品はまとめてシンク下に収納すると便利。 - ゴミ袋
自治体指定のゴミ袋や、生ゴミ用の小さな袋などのストック場所に。 - キッチンペーパーなどのストック品
かさばるストック品もシンク下ならまとめて収納可能。 - 使用頻度の低い調理器具など
たまにしか使わないホットプレートやミキサー、型抜きなど。 - 鍋やフライパン
サイズ別に重ねたり、ファイルボックスで立てたりして収納。※使用後、完全に乾かしてからしまう。
逆に、シンク下収納に入れるのを避けたほうがいいのは食品やお米です。湿度・温度の変化によって劣化する可能性があります。カビや害虫の発生リスクが高まるため避けるのがおすすめです。
また、頻繫に使う食器もシンク下にしまうと取り出すのが大変なので、シンク下収納以外にしまうようにしましょう。
シンク下を使わない収納アイデア
シンク下に食器を置かないと決めた場合、代わりにどこに収納すればいいのでしょうか?こちらではシンク下以外のキッチンの収納スペースを有効活用したり、キッチン以外の収納スペースを確保したりするアイデアをご紹介します。
シンク下以外のキッチン収納を活用する
キッチン収納には、シンク下以外にも使える場所があります。たとえば、吊り戸棚やキッチンの引き出し、パントリーなどを見直してみましょう。
使用頻度の低い食器や、たまにしか使わないキッチン家電などは、吊り戸棚や引き出しといったシンク下収納以外のスペースの奥のほうに収納することを検討してみてはいかがでしょうか。
吊り戸棚や引き出しがすでに物で埋まっている場合は、ワイヤーネットを活用して壁面収納を設けるという方法もあります。
100円均一ショップでもワイヤーネットは手に入りますので、キッチンのデッドスペースを有効活用してみてください。
リビングやダイニングの空きスペースを利用する
キッチンに十分なスペースがない場合は、リビングやダイニングに食器棚やキャビネットを新たに設置することを検討しましょう。
最近はおしゃれなデザインの食器棚も多く販売されており、インテリアに合わせて選ぶことができます。
収納場所にお困りならトランクルームを活用!

「キッチンが狭くて収納に困っている」「キッチンだけでなく、家全体的に物があふれている」という場合は、トランクルームの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
トランクルームとは、自宅以外の場所に荷物を預けられるレンタル収納スペースのことです。月額料金を支払って、一定の広さのスペースを借りることができます。
トランクルームは屋内型、屋外型、宅配型といった3つのタイプに分けられますが、今回おすすめしたいのは屋内型トランクルームです。その理由をご紹介します。
屋内型トランクルームがおすすめの理由
キッチンの収納不足の解消に役立つ
屋内型トランクルームにはさまざまな広さの収納スペースが設けられており、預けたい荷物の量に合わせて借りたい収納スペースを選ぶことができます。
使っていないキッチン家電や、来客時しか使わない食器セット、使うシーズンが限られるアイテムといった、日常的に使わないものはトランクルームに預けることで、自宅のキッチンに収納スペースを確保することができるでしょう。
広めの収納スペースを借りれば季節家電やレジャー用品といったかさばるアイテムまで収納可能に!
クローゼットなどを占拠している季節家電やレジャー用品などをトランクルームに預けることができれば、クローゼットの空いているところに使っていないキッチン家電や食器などを置くことができ、キッチンを広く使うことができます。
屋内型トランクルームを借りれば、自宅内の限られたスペースで収納をやりくりする必要がなくなります。収納不足に悩むこともなくなるでしょう。
定期清掃が入り、清潔な環境
屋内型トランクルームの運営会社によっては定期清掃を実施しており、施設内は清潔な環境が保たれています。
きちんと清掃がされている環境なら食器やキッチン用品を預ける際も安心でしょう。
24時間365日いつでも利用可能
ほとんどの屋内型トランクルームでは、契約期間中は24時間いつでも荷物の出し入れが可能です。
急に必要になった荷物があった場合でも、時間を気にせず取りに行けるのは大きなメリットです。自宅近くの屋内型トランクルームを借りれば第2のクローゼット感覚で気軽に使えるでしょう。
また、屋内型トランクルームには空調設備が設置されている施設もあります。夏場や冬場といった暑さや寒さが厳しい季節でも快適に利用できます。収納スペース内の整理をするときも空調設備つきのトランクルームなら作業しやすいでしょう。
無料運搬サービスで持ち込みがラク
屋内型トランクルームの運営会社によっては、自宅からトランクルームまで荷物の運搬をしてくれる無料運搬サービスを提供しています。
持ち運ぶのが大変なキッチン家電はもちろん、大量の荷物を預けたい場合などは自分で運ぶ手間が省けて、とても便利です。
マイカーがない方やマイカーの積載量が少ない方は無料運搬サービスを提供しているトランクルームを使ってみてはどうでしょうか。
※無料運搬サービスの利用には条件がある場合があります。
まとめ
衛生面や使い勝手を考えるとシンク下に食器を置きたくないという気持ちはとてもよくわかります。キッチン収納に余裕がある方は、シンク下以外の収納場所を工夫して活用してみてはいかがでしょうか。
キッチンや自宅内の収納スペースが足りないという場合は、トランクルームのようなサービスを利用することで、食器はもちろん、その他のキッチングッズなどの収納場所を確保することが可能に!
収納にお困りの方は今回の情報を参考にトランクルームの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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