2024/03/26
食器棚を使わない収納方法とは?食器棚の代わりになるアイテムや食器別の収納アイデアを一挙ご紹介!
食器棚を使いたくても「キッチンが狭くて食器棚を置くスペースがない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
食器棚が置けないと困るのが、食器の収納場所です。食器はさまざまな種類がありますし、日常的に使うから数も多くなりがち。そもそもキッチンは家電や鍋、食品のストックなども置いているので、食器の収納場所が確保しにくいですよね。
こちらの記事では、キッチンが狭くて食器収納にお困りの方に向けて食器棚を使わない収納方法をご紹介。備え付けの収納を活用する方法のほか、収納アイテムを活用した食器収納の仕方を解説します。
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食器棚を使わない収納方法
キッチンが狭くて食器棚を置くスペースが確保できないという場合は、備え付けのキッチン収納を食器棚代わりに活用しましょう。
備え付けのキッチン収納のうち、シンク下、引き出し、吊り戸棚のいずれかが空いていれば食器収納として活用できます。
シンク下に食器を収納する
シンク下のスペースは高さも奥行きもあるため、収納スペースとして最適な空間です。しかし、排水管があることから湿気がこもりやすいという難点があります。
湿気の影響を受けると品質の劣化につながってしまう食品の収納スペースにするより、食器や鍋などを置くスペースとして活用するのに向いています。
人によってはニオイや害虫の発生が気になり、食器を置きたくないという方もいらっしゃいますよね。そういった方は後述するキッチンの引き出しや吊り戸棚を活用する、あるいは食器棚の代わりになる収納アイテムを使ってキッチンの作業スペースに食器収納を後付けするのがおすすめです。
シンク下しか収納がなく、やむを得ず使うという方は害虫を寄せ付けにくい防虫シートを活用するといいでしょう。シンク下に敷くだけで防虫効果を得られます。効果も半年から1年ほど持続するので、一度敷いたら長く使うことができます。
シンク下のスペースをフル活用したい方は、コの字の仕切り棚を取り入れてみてください。高さを活かした収納ができ、より多くの食器を収納できるようになります。
キッチンの引き出しを食器棚の代わりにする
キッチンの引き出し収納も食器棚の代わりになります。奥行きがあるので、たくさんの食器を収納できますよ。
キッチンの引き出し収納はシンク下と違って、かがまなくても奥まで見渡しやすいのがポイント。立った状態で食器の出し入れがしやすいので日常的に料理をする方にとって使いやすい収納方法になります。
深さがある引き出しなら重ねて収納したり、立てて収納したりと食器によって最適な収納方法が取り入れられ、限られたスペースにスッキリと食器を収めることができます。
吊り戸棚を活用する
キッチンの上部にある吊り戸棚も食器収納のスペースとして活用できます。ただし、引き出しやシンク下と比較して、奥にあるものが取りにくいというデメリットがあります。
使いやすくしたい方は、食器をそのまま収納するのではなく取っ手付きの収納グッズを活用すると食器を取り出しやすくすることができます。
【食器別】収納アイデア
続いては「食器棚を使わない収納方法」をする方に向けて、備え付けの収納スペースを活用しやすくなる便利な収納アイテムをご紹介します。
平皿はファイルボックスで立てて収納
平皿は、重ねると下にあるお皿が取りにくくなってしまうので、立てて収納しましょう。
写真はファイルボックスを使った例ですが、立てて入れることで、1枚1枚お皿が取りやすくなります。お皿同士がカチャカチャとぶつかるのが気になる方は、緩衝材をはさむと解消されます。
ファイルボックスのほかにも、ディッシュスタンドもおすすめです。仕切りがあるのでお皿同士が自立し、ぶつかることもありません。ファイルボックスもディッシュスタンドも100円均一ショップで用意できるため、気軽に取り入れることができます。
お椀はかごを活用
汁物のお椀は割れる心配がないため、かごなどに無造作に入れて見せる収納にしてもOKです。使いたいときにすぐに手に取れます。毎日使うものであれば、かごなどのふたがない収納でもほこりがたまる心配がありません。
倒れやすいボウルはボウルストレージへ
ボウルは底の接地面が少なく、安定しにくいのでそのまま重ねてしまうと倒れやすくなります。
倒れて落下するのを防ぐために、安定した状態で収納できるようにしましょう。おすすめなのは、ボウルストレージです。スタッキングして省スペースに収納できるうえ、支柱付きなので転倒防止にもなります。
コップや小皿はボックス収納
コップや小皿は収納ボックスを活用しましょう。
コップは種類ごとにわけてボックスへいれると、お茶をするときなど使いたいときにボックスごと用意できて便利です。また、コップの定位置を決めることで家族が片付ける際に、元の場所に戻しやすくなりキッチンが散らかりにくくなります。
小皿はボックスに入れるとボックスの壁が支えとなって、重ねて収納をするときに小皿が倒れるのを防いでくれます。
カトラリーは仕切りケースを活用
キッチンの引き出し収納や吊り戸棚にカトラリーを収納する場合は、仕切りケースを使いましょう。スプーンやフォークなど、種類ごとに仕切りケースでわけて収納すると使うときに必要なものが取り出しやすくなり、利便性がアップします。
キッチンスペースに多少余裕があるのなら、引き出し式の書類ケースをおいてもいいでしょう。ほこりがかぶらず、衛生的に収納できます。
キッチンに引き出し式の書類ケースを置けるほどのスペースがない場合は、メイソンジャーなど筒状の収納アイテムを活用しましょう。筒状のものなら横幅をとらないため、限られたスペースでも使いやすいです。インテリア性の高いものを使用すれば見せる収納にもなり、出しっぱなしにしても生活感が気にならないでしょう。
食器棚の代わりになるもの
シンク下・引き出し・吊り戸棚など、食器棚の代わりになる場所が使えない方に向けて、食器棚の代わりになるアイテムをご紹介します。
これからご紹介するアイテムを使うことで、コンパクトなキッチンでも食器収納がしやすくなるでしょう。
突っ張り棚でデッドスペースを活用
突っ張り棚は突っ張り棒を使ってシンクの上やコンロ脇などに食器収納のスペースを設置できるアイテムです。突っ張り棒で固定するため、壁に傷がつくこともありません。賃貸にお住まいの方でも安心してお使いいただけます。
設置するスペースにあわせて突っ張り棚の幅が伸縮可能なものや、棚の位置を変えられるタイプもあるので、いまお住まいの場所だけでなく、今後引っ越しをした際も使え、長く活用できるでしょう。
棚には、食器に限らず調味料、ボウルなどの調理器具も置けるので、使う人にあわせて収納する物のレイアウトも自由に配置できます。
ワイヤーネットで収納アイテムを自作
先ほど紹介した突っ張り棚と同様に、ワイヤーネットでもコンロ脇などのデッドスペースを活用した食器収納が可能となります。収納を設置したい箇所に突っ張り棒を固定し、突っ張り棒に結束バンドでワイヤーネットを固定すると、即席の収納スペースの出来上がりです。
ワイヤーネットにS字フック、ワイヤーバスケットを後付けするとコップをかけたり、お皿を収納できる場所を作ることができます。突っ張り棒もワイヤーネットも100円均一ショップで購入できるので、収納スペースをお安く用意したい方におすすめです。
マグネットラックで冷蔵庫の前面を活用
冷蔵庫などマグネットがくっつくスペースにマグネットラックを設置すると、収納スペースを作ることができます。
マグネットラックを使用する際の注意点としては、耐荷重の範囲内で使う必要がある点です。耐荷重を超えて使用すると落下する恐れがあります。1つのラックに大量の食器を収納できないため、ラックを複数用意して収納する、樹脂製の軽い食器に変えるなど工夫が必要です。
水切りかごと食器収納を兼用にする
シンク周辺が広く、水切りかごを設置できるスペースがあるのなら、水切りかごと食器収納を兼用にしましょう。「食器が乾いたら、しまう」という工程がカットされるので、ちょっとした家事の負担が軽減されます。
たくさん食器があると、水切りかごに乗り切らなかったり、重ねた下にあるお皿が取りにくかったりするので、手持ちの食器を減らすとこの収納方法がより便利になります。
キッチンワゴンを活用
キッチンに食器の収納スペースを確保できなさそうな方は、キッチンワゴンに食器を入れて、キッチン以外の邪魔にならない場所に移動して食器を収納しましょう。
「キッチンから離れた場所に移動するのは面倒では?」と思うかもしれませんが、キッチンワゴンはキャスター付きなのでラクに移動できます。キッチンから収納場所へ、キッチンから食卓へとスムーズに移動しやすいため、別の場所に置いておくことになっても使い勝手はいいでしょう。
それに、キッチンワゴンは3段にわかれており、食器の種類ごとに整理収納がしやすいというメリットもあります。天板付きのキッチンワゴンを使えば収納としてだけでなく、食卓にお皿が乗り切らないときのサブテーブルとしても活用できます。
衣装ケースで代用
キッチンワゴンより収納量が必要という方は、奥行きのある衣装ケースを活用してみてはいかがでしょうか。段ごとに収納スペースがわかれているので、食器の種類でわけたり、来客用・家族用でわけて収納したりすることが可能です。
今後、キッチン収納が広い家に引っ越した際は、衣装ケースとして本来の使い方をすればよいので物が無駄になることもありません。
キッチンが狭い!食器収納にお困りの方はトランクルームを活用
「キッチンが狭くて食器を収納する場所がない」とお困りの方はトランクルームを活用してみてはいかがでしょうか。トランクルームとは、自宅以外の場所に収納スペースをレンタルできるサービスです。
続いては、トランクルームが役立つ理由をご紹介します。
トランクルームが役立つ理由
- キッチンの収納不足を解消できる
- 定期清掃が入り、清潔な環境
- 24時間365日いつでも利用可能
キッチンの収納不足を解消できる
トランクルームに使っていないキッチン家電やキッチン用品を収納することで、日常的に使う食器の収納スペースを確保できるようになります。
たとえば、ジューサー、ミキサー、ホットプレート、タコ焼き機、ホームベーカリー、フードプロセッサーなど、買ったはいいものの、そこまで使われていないキッチン家電があればトランクルームに預けてみてはいかがでしょうか。
屋内型トランクルームなら、6帖程度の広いサイズのほか0.5帖のコンパクトなサイズも用意されており、預けたいものに見合った適切な収納量を確保できます。ちょっとしたキッチン用品でもトランクルームに預けることで、キッチンスペースを有効活用しやすくなるでしょう。
定期清掃が入り、清潔な環境
キッチン家電やキッチン用品を預けるなら保管場所の衛生面も気になりますよね。屋内型トランクルームは、施設によっては定期的に清掃が入り、清潔な環境が保たれています。キッチン家電やキッチン用品など料理に使うアイテムでも預けやすいでしょう。
24時間365日いつでも利用可能
屋内型トランクルームは24時間365日いつでも出入りできます。たとえば、ホームパーティーなどで急に必要なキッチン用品があってもすぐに取りに行けるので、困ることはないでしょう。
カギさえ持って入れば、外出のついでや仕事帰りなどでも利用することが可能です。施設によっては監視カメラ付きだったり、夜間でも明るい状態なので、女性一人でも安心して利用できます。
食器収納時は地震対策を忘れずに
食器を収納する際に考えておきたいのが、地震対策です。食器棚を使わない収納方法は食器棚が倒れてくる心配がないため、家庭内でケガをするリスクを軽減できます。
しかし、食器を収納する場所や収納の仕方によってはケガや食器の破損につながってしまうことがあります。そういったことを防ぐためにも、次に紹介する地震対策をおさえておきましょう。
吊り戸棚には耐震ラッチをつける
吊り戸棚など頭上のスペースを食器収納として活用する方は、耐震ラッチをつけておきましょう。
地震発生の際、揺れによって食器が吊り戸棚から飛び出してくる恐れがあります。そのまま落ちて食器が割れてしまったり、頭上に食器が落下してケガをする危険があるため対策が必要です。
耐震ラッチを吊り戸棚の扉に取り付けておくと、中身の飛び出しを防ぐことができます。仕組みはさまざまあるのですが、揺れを察知したときに扉に自動でロックがかかるタイプのものが一般的です。
滑り止めシートで食器の破損を防ぐ
地震で揺れが発生した際に食器が横滑りして、食器同士がぶつかって割れてしまう可能性があります。収納する際に、滑り止めシートを敷いておけば食器が揺れでずれにくくなり、割れるリスクを軽減できます。
まとめ
今回は、食器棚を使わない食器収納をご紹介しました。料理が趣味の方や、日常的に料理をする方にとってキッチンの使い勝手は重要ですよね。今あるスペースを十分に活用したいという場合は、使用頻度の少ないキッチンアイテムを別の場所に移動してみてはいかがでしょうか。
屋内型トランクルームには収納スペースのサイズが豊富に用意されています。キッチン家電や使っていない調理器具などを預けておくことができ、キッチン収納を有効活用しやすくなるでしょう。
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