2021/12/22
年末の大掃除を効率的に!場所別の掃除・片付け方法や断捨離のコツについて解説!
すっきりとした気持ちで新年を迎えるためにも、年末の大掃除はとても大切。
しかし、なにかと忙しい12月、お掃除はできるだけ効率的に済ませたいものです。
この記事では、年末の大掃除をスムーズにするためのポイントと、大掃除とあわせて行いたい収納の見直しについて解説。
収納場所が足りない場合の解決策もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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年末の大掃除を効率的に行うポイント
まずは、年末の大掃除を効率的に行うために覚えておきたいポイントとして、以下の3つを見ていきましょう。
大掃除を行う場所を明確にする
大掃除に取り掛かる前に、大掃除を行う場所のリストとスケジュールを決めましょう。
「リビング」、「寝室」、「キッチン」、「バスルーム」、「トイレ」、「玄関」・・・、のように大掃除を行う場所をリストアップしていきます。
場所ごとさらに細かく分類しておくと、「やること」がさらに明確になります。たとえばキッチンであれば、「シンク(流し台)」「換気扇」「冷蔵庫」「食器棚」といった具合です。
大掃除のスケジュールを立てる
大掃除を行う場所が明確になったら、どういう順番で大掃除をするか、スケジュールを立てていきます。
大掃除の基本は、1か所の掃除が終わったら休憩を入れて次の場所、といった具合にメリハリをつけて行うことです。
個人差はありますが、一般的に集中力が持続するのは50分程度と言われています。
「50分掃除をして10分休憩」を1セットとして、大掃除のスケジュールを組んでみましょう。
お掃除グッズは事前に用意!
掃除にとりかかる前に、洗剤や雑巾、ゴム手袋、ゴミ袋など、お掃除グッズを準備することが大切です。
大掃除の途中に「ゴミ袋が足りない」「洗剤を買い忘れた」といった状況になると、そのたびに作業が中断してしまい、効率的にお掃除を進めることができなくなってしまいます。
リストアップした掃除場所に対して、どんなお掃除グッズが必要になるのかを確認して、事前に掃除場所にセットしておくのがおすすめです。
大掃除のタイミングで不用品の断捨離を!
大掃除の時期は、1年間で増えた所有物を見直して断捨離するのに適したタイミング。
不要なものを処分して家の中の物が少なくなれば、掃除もスムーズに行うことができます。
自分にとって不要な物を見極めるには、あらかじめ捨てる基準・ルールを決めておくことが大切です。
たとえば、「1年間使っていない物は捨てる」「機能を代替できる物は捨てる」「1つ購入したら1つ手放す」といった具合です。
このように基準・ルールを設けることで、収納スペースに対して物が増えすぎてしまうのを防ぎ、自分にとって不要な物を見極めやすくなります。
また、記事の後半では、どうしても捨てられない物を保管しておいたり、収納スペースを増やすのに有効な方法を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
大掃除のコツを場所別に解説!
掃除の基本は、「上から下へ」と「奥から手前へ」ですが、場所ごとに細かな掃除テクニックが存在します。 次は、場所別に大掃除のコツをご紹介します。
リビングや寝室など
居住空間の中心であるリビングや、寝室・子供部屋などの個室は、拭き掃除や掃き掃除が中心です。
先に不用品を処分してすっきりとした状態になったら、高い所から掃除を始めます。
ホコリを払って水拭き・空拭きという作業を、天井・壁・家具・床の順番で行います。
カーテンやソファ、絨毯などのファブリック系の家具・インテリアや、エアコンや空気清浄機などの家電も、大掃除のタイミングで掃除・洗濯して蓄積した汚れをきれいにしましょう。
キッチン
キッチンの大掃除では、油汚れや焦げ付きなどの汚れを拭いたり磨いたりする作業がメインになります。
油汚れや焦げ付きなどは酸性なので、アルカリ性の洗剤が有効です。
換気扇やコンロなど、油汚れや焦げ付き汚れが頑固な部分はパーツを分解して、アルカリ洗剤を溶かしたお湯につけ置きしておくと、汚れが落ちやすくなります。
つけ置き洗いをしながら他の部分の掃除をすれば、待ち時間も有効活用することができて効率的です。
バスルーム・洗面所
バスルームや洗面所は、汚れの種類によって有効なアプローチが異なります。
水垢(うろこ汚れ)や石鹸カスなどはアルカリ性の汚れなので、酸性洗剤やクエン酸などのアイテムを使ったお掃除が有効です。
反対に、皮脂汚れは酸性の汚れなので、アルカリ性洗剤や重曹などを使ったお掃除が効果的。
また、お風呂場や洗面所などは水気が多いため、カビが繁殖しやすい環境です。さらに、髪の毛や皮脂、石鹸カスなどがたまって排水溝にぬめりが出てしまうことも。
カビ用やぬめり落とし用の洗剤を使って、年末の大掃除の機会にきれいにしましょう。
ただし、塩素系の洗剤と酸性の洗剤など、いろいろな種類の洗剤を同時に使用すると危険なガスが発生してしまう恐れがあるため、使用上の注意をよく読んで掃除を行いましょう。
大掃除は収納を見直すタイミング!
年末のお掃除は、収納を見直すのにも適したタイミングです。
この一年間で、家の中にある物の種類や数は変わっていませんか?
収納を見直して使い勝手を改善することで、片づけやすく生活しやすい環境で新年を過ごすことができるでしょう。
次は、エリア別に収納見直しのポイントをご紹介します。
リビング
家族が集まるリビングは、テーブルや床に物が出しっぱなしになりやすいところです。その都度片付けないと、掃除するまでごちゃごちゃします。けれども、よく使うものをいちいち出し入れするのは面倒なものです。
そこで、リビングでよく使うものはテレビ台を定位置にしましょう。それなら大きく動かなくても、すぐに必要なものが取り出せます。引き出し付きのテレビ台があると便利です。
その引き出しも、細々したものをそのまま入れると乱雑になって、必要なときに探す手間が生じてしまいます。100円ショップに行くと、仕切り板や大小さまざまなケースが売っているので、引き出しの中を区切っておけば、見た目もきれいですし、小物が迷子になる心配もありません。
リビングの収納スペースも同様に棚やケース、ボックスを置いて、その中に仕舞えば、見た目はすっきりしますが、何が入っているのか分かりづらいのが難点です。そんなときは、ラベリングをしておくとすぐに分かりますし、それ以外のものが入るのを防げます。
ほかにも、郵便物やチラシ、子どもが持ってきた学校からの連絡などは後で見ようと置きっ放しにして、そのままになりがちです。見る前に紛失するという事態も起こりやすいでしょう。
こうした書類は一時置き場を作って、見たものは必要に応じて保管したり処分したりすれば、散らからず見落としもなくなります。例えば、リビングの収納スペースや棚の上などにトレイを置いて、そこを書類の一時置き場にするなどです。
外から帰ってきたときも、アウターやバッグなどを後で片付ければいいと置きっ放しにして、そのままになりやすいので、一時置き場にするかご類があると便利でしょう。
キッチン
キッチンは小物類が多いため、物が増えるほどに探すのが大変です。片付けたときに同じ道具が複数見つかるなんてこともあります。
リビングの引き出しと同様に、小物類を収納するならかごやケースで区切っておくと、すぐに取り出せるでしょう。
ただし、キッチンアイテムの中には頻繁に使うものがあり、そのたびに引き出しを開けて取り出し、使い終わったら仕舞うのは面倒です。それらはキッチンの壁にフックで引っ掛けられるようにすると、使い勝手が良くなります。
賃貸住宅でネジや接着剤が禁止されているなら、突っ張り棒を通して引っかけるのが可能です。突っ張り棒を壁際に設置すれば、ゴミ袋やポリ袋を挟んで保管する使い方もできます。
クローゼット
クローゼットには棚やラックを設置して、保管したいものに合わせてカスタマイズしましょう。区切りにはケースやボックス、かごを使います。扉の裏側にもフックを設置して掃除道具を収納すると、使いたいときにサッと取り出せて便利です。
子ども部屋など家族でクローゼットを共有する場合は、あらかじめどこを使うのかスペースを決めておくと、互いのものが混ざってトラブルになるのを防げます。先ほどのラベリングもスペースを決めるのに役立つでしょう。
場所を取る布団を収納するときは圧縮袋に入れると場所を取りません。さらに圧縮袋に入れてからぐるぐる巻きにすると、立てかけるのも簡単です。その上から梱包用のラップテープを巻くと、保管している間に空気が入って圧縮袋が膨らむのを押さえられます。
お風呂場
お風呂場や脱衣場は、何かとごちゃつきやすい場所です。お風呂場は、ものを直置きするとお湯が流れたときに場所が動くので、そのたびに煩わしくなってしまいます。タオル掛けや使わない手すりがあるなら、そこにフックで引っ掛けられるようにすると、場所が動かず、通気性も良いのでカビ防止に効果的です。
脱衣場は、かごの活用ですっきりします。脱いだ服を入れるかご、ドライヤーを入れるかごなど大小揃えておくと、さまざまなアイテムを散らからずに収納できるでしょう。
洗濯機の上はデッドスペースになりやすいので、専用のラックを設置して収納したいところです。DIYできるなら天井からぶら下げる棚を取りつけても良いでしょう。
収納場所が足りないときは?
収納を見直してみて、「収納スペースが足りない」と感じたなら、物を減らすか、新たに収納場所を確保する必要があります。
次は、新たな収納場所としてトランクルームを活用するメリットについてご紹介します。
トランクルームを使った断捨離術を詳しく知りたい方は以下の記事をチェック!
トランクルームとは?
「使わないとは分かっていても、思い入れのある品を捨てるのは躊躇する」という場合は、トランクルームの活用も検討してみてはいかがでしょう。
トランクルームとは、収納スペースをレンタルできるサービスのこと。
屋内型や屋外型、宅配型などのタイプがあり、収納したいアイテムや取り出し頻度などに応じて選ぶことができます。
第2のクローゼット感覚で利用できる
トランクルームのなかには、24時間365日いつでも利用できるところがあります。
そのため、近所のトランクルームを契約すれば、気軽に荷物を預けたり取り出したりできます。
第2のクローゼット感覚で収納スペースを増やすことができるのは、トランクルームのメリットだと言えるでしょう。
目的に応じて選べる部屋サイズ
屋内型トランクルームは、大小さまざまな部屋サイズが用意されています。
ロッカーサイズから6帖以上のサイズまで、預ける荷物の量や目的に応じて部屋サイズを選択することができるでしょう。
まとめ
今回は、年末の大掃除を効率的に進めるポイントや収納の見直しポイント、収納場所が足りない場合の解決策についてご紹介しました。
新年を気持ちよく迎えるためにも、今回ご紹介した情報を参考に大掃除と収納の見直しに取り組んでみてはいかがでしょうか。
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