2025/09/16
クローゼット上段の収納アイデア9選!デッドスペース活用のコツや収納不足の解決策を紹介!
クローゼットの上段スペース、有効活用できていますか?
「枕棚」や「天袋」とも呼ばれるこのスペースについて、
「手が届きにくくて使いづらい」
「活用できずデッドスペースになっている」
といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、クローゼット上段の収納のポイントや、デッドスペースを最大限に活用するための収納アイデアや便利グッズの活用術を解説します。第2のクローゼットのように使えるサービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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クローゼット上段の収納で覚えておきたい「3つの鉄則」

まずは、クローゼット上段の収納で覚えておくべき「3つの鉄則」をご紹介します。
クローゼット上部のスペースを安全かつ便利に使うためにも、この3つの鉄則を押さえておきましょう。
鉄則1.「使用頻度が低いもの」を置く
クローゼット上段の収納スペースは、「使用頻度が低いものを置く」のが鉄則です。
クローゼット上段は、どうしても荷物の出し入れに手間がかかります。脚立や踏み台が必要になることも多いでしょう。
そんな場所に毎日使うものや頻繁に使うものを置いてしまうと、次第に出し入れが億劫になってしまう恐れがあります。
鉄則2.収納ボックスで取り出しやすさを確保する
クローゼット上部のスペースは、収納ボックスを活用して取り出しやすさを確保しましょう。高い場所から物を下ろす作業は、想像以上に体に負担がかかります。とくに、バラバラに物を置いていると、目的の荷物を取り出すのに手間と時間が掛かってしまいます。
収納ボックスにまとめて保管していれば、スムーズに出し入れすることができるでしょう。収納ボックスを選ぶときは、「軽さ」と「取り出しやすさ」に注目。不織布製やプラスチック製の軽い素材のものや、前面や下面に「取っ手」が付いているタイプなら、ボックスを引き出しやすく、安定して取り出すことができます。
鉄則3.安全性が最優先!重いものの収納は避ける
クローゼット上部の収納では、安全性の確保も欠かせません。とくに地震などの災害時を想定する必要があります。
クローゼットの上段に重くて不安定なものを収納すると、万が一落下してきた場合に非常に危険です。書籍や食器類、ぎっしり詰まった書類のファイルボックスなどを置くのは厳禁です。
収納する際は、一つひとつのボックスの重さを確認し、万が一落ちてきても大きな怪我につながらない程度のものに留めましょう。また、ボックスを棚の奥までしっかり押し込み、手前に滑り落ちてこないように配慮することも大切です。
クローゼット上段での収納に適しているアイテム
次に、クローゼット上段での収納に適しているアイテムの例を見ていきましょう。
クローゼット上段で収納できるアイテム
- オフシーズンの洋服
- 布団・毛布・来客用寝具
- 使用頻度の少ないバッグ
- 帽子・ストールなどのファッション小物
- 思い出の品(アルバム、子どもの作品など)
- 雛人形やクリスマスツリーなどの季節飾り
- 小型の扇風機・ヒーターなどの季節家電
- 旅行用スーツケース・アウトドア用品
オフシーズンの洋服
衣替えしたオフシーズンの洋服は、クローゼット上段収納の定番です。
かさばる冬物のセーターやコート、夏にしか着ない水着や浴衣などは、シーズンを終えたらまとめて収納しましょう。ポイントは、衣替えがしやすいようにボックスに「夏物」「冬物」といったラベルを貼っておくことです。収納前には必ず洗濯やクリーニングを済ませ、防虫剤を一緒に入れておくのを忘れないようにしましょう。
布団・毛布・来客用寝具
かさばりやすい布団や毛布も、クローゼット上段での収納に適したアイテム。とくに、使用頻度の低い来客用の寝具セットなどは最適です。
布団圧縮袋を使えば、容積を3分の1程度にまで減らすことができ、省スペースにつながります。 ただし、羽毛布団は羽根が傷む可能性があるため、圧縮しすぎない専用の袋を選ぶか、通気性の良い不織布ケースに入れるのがおすすめです。
使用頻度の少ないバッグ
冠婚葬祭用のフォーマルバッグや旅行用のボストンバッグなど、出番の少ないバッグの保管場所としてもクローゼット上段は活用可能。
型崩れを防ぐため、中に詰め物(丸めた紙など)をしてから、不織布の袋に入れて保管しましょう。 いくつかのバッグをまとめてファイルボックスに立てて収納すると、見た目もすっきりして、取り出しやすくなります。
帽子・ストールなどのファッション小物
形が崩れやすい帽子や、たたむとシワになりやすいストールなどの収納にも、クローゼットの上段スペースが活躍します。
お気に入りの帽子は、購入時の箱に入れるか、専用のハットボックスを利用すると美しく保管できます。複数の帽子を重ねる場合は、間に薄紙を挟むと良いでしょう。ストール類は、丸めて収納ボックスに入れるとシワになりにくく、選びやすくなります。
思い出の品(アルバム、子どもの作品など)
頻繁に見返すわけではないけれど、大切に保管したい思い出の品々。アルバムや卒業証書、子どもの描いた絵や工作などは、上段にまとめて「メモリアルボックス」として保管するのがおすすめです。
同じデザインのボックスで統一すると、見た目に一体感が生まれるのでおすすめ。 何の思い出の品が入っているか、ボックスの側面や前面に明記しておきましょう。
雛人形やクリスマスツリーなどの季節飾り
特定の期間しか出番がない季節飾りなどのイベントグッズは、まさにクローゼット上段にうってつけのアイテムです。
購入時の箱が丈夫であればそのまま利用し、傷んでいる場合はプラスチック製の頑丈なケースに入れ替えましょう。オーナメントなどの小物は、種類別にジッパー付きの袋に分けてから収納すると、翌年飾る際に非常にスムーズです。
小型の扇風機・ヒーターなどの季節家電
小型の扇風機やファンヒーターといった季節家電も、オフシーズンは上段で保管できます。
ホコリを防ぐため、購入時の箱に入れるか、大きな布や専用カバーをかけてから収納しましょう。ただし、ある程度の重量があるため、比較的下ろしやすい位置に置き、落下防止策を講じることが重要です。
旅行用スーツケース・アウトドア用品
年に数回の旅行やキャンプでしか使わないスーツケースやアウトドア用品も、クローゼット上段の収納に適しています。
スーツケースの中に小物を入れてから収納すれば、省スペースで多くの収納が可能に。 重くなりすぎないよう注意は必要ですが、防災用グッズや備蓄品などを入れておけば、緊急時にそのまま持ち出すことも可能です。
クローゼット上段の収納アイデア9選

次は、クローゼット上段のスペースを最大限活用するための収納アイデアを9つご紹介します。収納力や利便性アップに役立つ便利グッズも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
クローゼット上段の収納アイデア9選
- ボックスのデザインを統一して見た目スッキリ
- 「取っ手付き収納ボックス」で出し入れ楽々
- 軽さ重視なら「不織布ソフトボックス」
- バッグや帽子を型崩れから守る「仕切り付きケース」
- 圧縮袋で収納スペースを節約
- ラベリングで中身が一目瞭然!
- ラベリング不要な透明・半透明ケースも!
- 突っ張り棒でデッドスペースを有効活用
- 8割収納で使い勝手アップ
ボックスのデザインを統一して見た目スッキリ
「3つの鉄則」でお伝えした通り、クローゼット上部の収納はボックスの活用が基本。収納ボックスを選ぶ際は、できるだけ色やデザイン、シリーズを統一しましょう。
ケースの規格が揃っていると、無駄な隙間なくぴったりと収まり、収納効率が上がります。また、色を白やアイボリー、グレーといったベーシックカラーで統一することで、クローゼットの扉を開けたときの見た目が整然とし、美しい印象になります。
「取っ手付き収納ボックス」で出し入れ楽々
取り出しやすさを重視するなら、取っ手付きの収納ボックスを利用するのがおすすめ。
前面や底面に取っ手が付いていることで、高い場所からでも安全に引き出すことができます。なかでも、ニトリの「Nインボックス」や無印良品の「ポリエステル綿麻混・ソフトボックス」などが人気です。奥行きや幅に合わせてサイズを選びましょう。
軽さ重視なら「不織布ソフトボックス」
軽さを重視したい方には、不織布製のソフトボックスが最適です。使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できるのもメリットです。
なかでも、IKEAの「SKUBB(スクッブ)」シリーズは、シンプルで機能的なデザインで人気があります。 通気性が良いため、衣類や寝具の収納にも適しています。
バッグや帽子を型崩れから守る「仕切り付きケース」
不織布製のケースの中には、内部に仕切りが付いているタイプもあります。
仕切り付きのケースを使えば、バッグや帽子を一つひとつ独立させて収納できるため、型崩れを防ぎ、隣の物とぶつかる心配もありません。大切なファッション小物を丁寧に保管したい方におすすめです。
圧縮袋で収納スペースを節約
クローゼット上段に寝具や衣類を収納するのであれば、圧縮袋の活用もおすすめ。
コンパクトに圧縮することができるので、クローゼット上部のスペースが限られている場合に重宝します。ただし、圧縮の具合や中に入れるアイテムによっては、頑固なシワがついてしまう恐れもあるので注意しましょう。
ラベリングで中身が一目瞭然!
クローゼット上部の収納に中身が見えないボックスを使う場合は、ラベリングがおすすめ。
手書きのラベルでも、市販のおしゃれなラベルシールでもOK。重要なのは「誰が見ても何が入っているか分かる」状態にしておくことです。
写真付きのラベルを貼ったり、タグに内容物を書いて吊るしたりするのも良い方法です。この一手間が、後々の「あれ、どこにしまったっけ?」を防ぎます。
ラベリング不要な透明・半透明ケースも!
「どこに何を入れたか忘れやすい」という方は、中身がうっすらと見える半透明タイプや、透明タイプの収納ケースがおすすめです。
ラベリングの手間が省け、目的のものを探す時間を短縮できます。ただし、中身が見える分、ごちゃごちゃした印象になりやすいため、種類を揃えて統一感を出すなどの工夫をすると良いでしょう。
突っ張り棒でデッドスペースを有効活用
枕棚の高さがありすぎて、上に空間が余ってしまう場合に活躍するのが「突っ張り棒」や「突っ張り棚」です。
棚の途中に突っ張り棚を設置することで、デッドスペースを有効活用できます。 たとえば、上段には軽いストール類、下段には少し重さのあるバッグ、といった使い分けが可能になります。突っ張り棒を2本渡せば、スリッパやシーズンオフのサンダルなどを引っ掛けて収納する小技も使えます。
8割収納で使い勝手アップ
クローゼット上部の収納を使いこなす上では、「8割収納」も大切なポイント。収納スペースがあると、ついつい限界まで物を詰め込みたくなりますが、それは避けましょう。
「8割収納」を意識し、スペースに少しゆとりを持たせることで、空気の通り道ができ、湿気やカビの防止につながります。また、物の出し入れがスムーズになり、使い勝手も向上するはずです。
第2のクローゼットに「トランクルーム」!
ここまでは、クローゼット上段の収納のポイントやアイデアをご紹介しましたが、「クローゼットがパンパンでどうしても物が収まらない...」という方もいらっしゃるかもしれません。
そのような場合、ご自宅の収納キャパシティ以上にモノを持っているというサインかもしれません。そこでおすすめしたいのが、トランクルームの活用です。
トランクルームとは、「荷物を預かって保管・管理するサービス」や「収納スペースをレンタルするサービス」のこと。なかでも、「屋内型」と呼ばれるトランクルームは、空調設備が整い、セキュリティも万全な環境で荷物を保管することができ、自宅以外の場所にある「第2のクローゼット」感覚で利用できます。
▲1.0帖のトランクルームでも収納力はたっぷり
クローゼット上段に入りきらない荷物はもちろん、オフシーズンの寝具や洋服、季節家電、日常的に使わないアウトドア・レジャーグッズや、アルバム・子供の作品といった思い出の品を預けることで、ご自宅の収納スペースにゆとりを持たせ、使い勝手を高めることができるでしょう。
クローゼット上段の収納に関するQ&A
ここでは、クローゼット上段の収納に関するよくある質問とその回答を見ていきましょう。
クローゼットの上段には何を置くべきですか?
クローゼット上段の収納スペースには、使用頻度が低いものを置きましょう。
クローゼット上段の収納スペースを活用するポイントは?
クローゼット上部のスペースは、収納ボックスを活用して取り出しやすさを確保しましょう。不織布製やプラスチック製の軽い素材のものや、前面や下面に「取っ手」が付いているタイプがおすすめです。
クローゼット上段に置くべきではないものは?
クローゼットの上段に重くて不安定なものを収納すると、万が一落下してきた場合に非常に危険です。書籍や食器類、ぎっしり詰まった書類のファイルボックスなどを置くのは厳禁です。
まとめ
今回は、デッドスペースになりがちな、クローゼット上部の収納アイデアをご紹介しました。
クローゼットの上部スペースをうまく使えていないという方は、今回ご紹介した情報も参考に整理整頓にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。また、どうしても荷物が収まりきらないという方は、トランクルームの活用をおすすめします。第2のクローゼットとして、トランクルームの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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