2021/12/22
骨董品の保管方法は?注意点や保管場所の選び方も解説!
大切な骨董品は、いつまでもきれいな状態で保管しておきたいもの。
しかし、多くの骨董品は非常にデリケートで、保管方法や保管場所、扱い方によっては破損や劣化してしまう可能性があり、その価値を下げてしまう恐れもあります。
この記事では、デリケートな骨董品の保管方法や扱い方の注意点、保管場所の確保にトランクルームが役立つ理由をご紹介します。
骨董品の保管方法にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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主な骨董品の種類
一口に骨董品と言っても、さまざまな種類があり、形や材質が異なります。
まずは、主な骨董品の種類について紹介します。
陶磁器
代表的な骨董品の種類に、陶磁器があります。陶磁器は土を原料としており、形を作り上げたのち窯で焼き上げた器のことです。
陶磁器は大きく4種類あり、土器・炻器・陶器・磁器に分類することができます。
土器は、粘土を700~800度で焼いたもので、炻器は、アルカリや熱を含んだ粘土で1200~1300度で焼いたものです。
陶器は、吸水性のある粘土質の素土に釉薬を塗り、1200度で焼いたもの。
磁器は、陶石を原料としたものをいいます。作られた土地によってデザインが異なるため、収集する人も多いです。
絵画
絵画といっても複数の種類があり、日本画・油彩画・水彩画・版画・水墨画が主な種類です。
日本画は、日本の伝統的な絵画を総称したものです。日本人画家が描いてきた絵画はここに含まれます。
油彩画は、油彩具といわれるもので書かれた絵画のことです。
水彩画は、水彩絵具で書かれた絵画です。身近な例を挙げると、小学校などで使われている水彩絵具で書いた絵も、水彩画に含まれます。
版画は、印刷など間接的な方法で表現する絵画のことです。水墨画は、墨一色で描かれたもので、日本人の画家も多くの作品を残しています。
このように、絵画には複数の種類が存在しています。
茶道具
骨董品の代表的な種類として茶道具も挙げることができます。
茶道具は、大きく5つの種類に分類され、装飾用具・点茶用具・懐石用具・水屋用具・待合用具があります。
装飾用具は、掛け軸や花入れなどのことを指します。掛け軸は掛物・掛次・掛幅ともいいます。縦長のものは縦軸・条幅、横長のものは横幅といいます。
点茶用具とは、茶入れ・茶碗・茶杓のこと。
また、懐石用具は折敷、四つ碗などが含まれ、水屋用具は水桶などのことです。
待合用具には円座などが含まれています。
骨董品の保管方法を種類別に紹介!
次は、骨董品の種類別に保管方法のポイントや保管場所の選び方をご紹介します。
陶磁器
陶磁器の最適な保管方法は、湿気がこもりにくく直射日光が当たらない場所での保管です。
陶磁器は、日光に当てると日光が原因で色が褪せ、黄ばみなども発生する可能性があります。
長い月日を経ることで材質がもろくなり、表面にひび割れることもあります。
湿気がこもりやすい場所で保管していると、水分が入り割れたり欠けたりする恐れがあります。
また、落下して割れてしまうのを防ぐためにも、高い場所での保管は避けましょう。
絵画
絵画の最適な保管方法として、日光が当たらない場所で、黒い布をかぶせて収納する方法があります。
陶器と同じく、日光に当てると、色褪せや材質の劣化につながることもあります。
また、温度・湿度の変化が少ない場所で保管することをおすすめします。乾燥は絵画表面のひび割れ、湿気はカビの原因にもなります。
保管する際には、ほかの絵画や骨董品と重ならないように注意する必要があります。横向きに置くか立て掛けて保管するといいでしょう。
茶道具
茶道具の保管は、種類ごとに保管方法が異なります。
器や匙、ひしゃくなどのは、1つずつ柔らかい紙や布に包み保管します。専用のケースがある場合は、包んだうえでケースに保管するといいでしょう。
掛け軸の最適な保管方法は、きちんと巻いてから収納箱に保管することです。箱に収納しておかないと、破れることや汚れが付いてしまう可能性があります。
茶道具も掛け軸も日光と湿気には弱いので、注意する必要があります。
骨董品を扱う際の注意点
骨董品を扱うときの注意点として、素手で触らないことがあります。素手で触ると、手に付いた汚れが骨董品に付着してしまうことがあります。また、手汗などもシミになるので、手袋を着けるなどの対策が必要でしょう。
また、マスクを着けることも大切です。骨董品を扱っているときに、くしゃみをすることによって、つばが飛んでしまうと、骨董品を汚しかねません。絵画などは特に少しの水分でもシミになることがあるので、注意が必要です。
さらに、晴れた日に手入れをする必要があります。骨董品は定期的に手入れをする必要はありますが、晴れの日でないといけません。万が一雨などの湿気や、水滴などが付着してしまうと、骨董品の劣化につながる恐れがあります。
骨董品の保管にトランクルームが役立つ理由
ここまでは、骨董品の保管方法や場所の選び方、扱い方の注意点についてご紹介しました。
骨董品を所有している方のなかには、「自宅に骨董品の保管に適した環境がない」、「骨董品を置いておける十分なスペースがない」という方もいらっしゃるのでは?
そのような場合は、屋内型トランクルームの活用がおすすめです。
次は、屋内型トランクルームの特徴や、骨董品の収納でどのように役立つのか確認していきましょう。
屋内型トランクルームの特徴
屋内型トランクルームは、ビルのワンフロアや一棟丸ごと収納スペースとして提供されているトランクルーム。
屋内型トランクルームの主な特徴として、以下の2点を挙げることができます。
- 充実のセキュリティ体制
- 24時間いつでも取り出し可能!
充実のセキュリティ体制
セキュリティ対策に力を入れている屋内型トランクルームも少なくありません。
入退館の管理や防犯カメラ・モニターの設置、警備会社との連携など、盗難対策が充実したトランクルームであれば、大切な品を安心して預けておくことができるでしょう。
24時間いつでも取り出し可能!
屋内型トランクルームは、24時間365日いつでも利用できる点が特徴です。
必要な時に荷物を取り出したり預けたりできるので、第2のクローゼット感覚で利用することができるでしょう。
トランクルームを活用して自宅に保管スペースを確保
屋内型トランクルームであれば、温度湿度の変化が少なく、セキュリティが充実した環境で大切な骨董品を保管しておくことができます。
ただし、一部高価な荷物に関しては預けることができない場合があります。もし、高額な荷物がある場合には、事前に確認してみましょう。
また、自宅にある季節用品や衣替えした衣類、レジャーアイテムなど、骨董品以外の品をトランクルームに預ければ、自宅に骨董品を保管するスペースを確保することができるでしょう。
まとめ
今回は、骨董品の保管方法や保管場所、扱う際の注意点、そしてトランクルーム活用についてご紹介しました。
今回紹介した情報を参考に、トランクルームの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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