2025/10/17
洗濯機上・周りの収納アイデア!狭いスペースを活用するコツや収納力アップのポイントを紹介!
洗濯機の上や周りは、洗剤やタオル、お掃除グッズなど、ごちゃごちゃとモノが溢れてしまいがち。
そんな洗濯機周辺のスペースを「スッキリと使いやすい空間にしたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、洗濯機上・洗濯機周りの収納の基本と、実践・活用したい収納アイデアや便利グッズ、収納力不足の解消に役立つサービスをご紹介します。
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洗濯機周辺がごちゃごちゃしやすい原因と収納の基本
洗濯機周りの収納を見直す前に、まずはなぜその場所が散らかりやすいのか、原因を理解することが大切です。
ここでは、洗濯機周辺がごちゃごちゃしやすい理由と、収納を始める前に押さえておきたい基本の3ステップをご紹介します。
洗濯機周りにモノが多い理由
洗濯機周りには、洗濯という一連の作業に必要なアイテムのほか、バス・トイレ用品や体重計、下着類など、さまざまなモノが置かれていることが一般的です。
これらは、それぞれ形状や大きさが異なるため、整理せずに置いてしまうとすぐにごちゃごちゃしてしまいます。また、置く場所がないからと洗濯機の上に直接モノを置いていると、洗濯時の揺れでモノが落下してしまい、床が散らかってしまうということもあり得ます。
まずはご自身の洗濯機周りに、何がどれくらいあるか一度すべて把握することが大切だと言えるでしょう。
洗濯機周りをスッキリさせるための事前準備
洗濯機周りで効果的な収納を実現するためには、いきなり収納グッズを買いに走るのではなく、事前の準備が重要です。以下の3つのステップで、収納の土台を整えましょう。
- すべてのモノを出す:洗濯機周りにあるモノを一度すべて取り出します。
- 必要・不要の仕分け:「洗濯機周りで使うモノか」「別の場所でも良いモノか」「不要なモノか」を判断します。
- 使用頻度でグループ分け:「洗濯機周りで使うモノ」について、「毎日使う」「週に数回使う」「ストック品」など、使用頻度ごとに分類します。
このステップを踏むことで、本当に洗濯機周りに置いておくべきモノの量が分かり、最適な収納方法を選べるようになります。
「見せる収納」と「隠す収納」の使い分け
収納には、「見せる収納」と「隠す収納」の2つのアプローチがあります。この2つをうまく使い分けることが、スッキリとおしゃれな空間を作る秘訣です。
たとえば、デザイン性の高いボトルなどは見せる収納にすることで空間に彩りを与え、お店のようなディスプレイを楽しむことができます。ポイントは、モノを厳選して色やデザインのトーンを揃えること。カラフルなパッケージの洗剤などは、シンプルなボトルに詰め替えるだけで生活感を抑えることができます。
反対に、生活感の出やすいストック品や、細々とした小物の収納には隠す収納が最適です。蓋付きのボックスや扉付きの棚を活用することで、見た目をスッキリさせることができます。ボックスにはラベルを貼り、中に何が入っているか一目で分かるようにしておくと、使い勝手が格段に向上します。
【タイプ別】洗濯機上・周りのおすすめ収納アイデア5選

ここでは、賃貸や持ち家、広さなどのタイプ別に、洗濯機上や洗濯機周りの収納アイデアを5つご紹介します。
【定番&大容量】ランドリーラックを設置する
洗濯機周りのアイテムをスッキリ収納するには、デッドスペースになりがちな洗濯機の上を活用するのがポイント。
とくに、洗濯機上の収納で定番かつ効果的なのが、ランドリーラックの設置です。洗濯機を囲うように設置するだけで、縦の空間を最大限に活用でき、収納力が飛躍的に向上します。
たとえば、棚板の高さが調整できるものであれば、収納したいモノに合わせてカスタマイズ可能。また、ハンガーパイプ付きのタイプを選べば、洗濯後の衣類をその場で干すこともできます。
ただし、ランドリーラックを設置する場合、スペースの採寸は必須です。特に防水パンの形状や蛇口の位置、コンセントの位置は念入りに確認しましょう。また、素材は、水に強く錆びにくいスチール製やステンレス製がおすすめです。
【賃貸でも安心】突っ張り棒・突っ張り棚で簡易棚を作る
壁に穴を開けられない賃貸住宅にお住まいの方に最適なのが、突っ張り棒や突っ張り棚を活用したアイデアです。工具不要で簡単に設置でき、デッドスペースを手軽な収納棚に変えられます。
壁を傷つけないため原状回復の心配がなく、比較的安価に導入できて設置も簡単です。耐荷重の範囲内であれば、洗剤ボトルやタオルなどを置くのに十分な強度があります。
突っ張り棒を2本平行に設置し、その上にワイヤーネットを結束バンドで固定すれば、より安定した棚に。また、突っ張り棒にS字フックをかければ、洗濯ネットや掃除グッズを吊るす収納も可能です。
【壁を有効活用】ウォールシェルフでおしゃれに収納
壁に直接取り付けるウォールシェルフは、「見せる収納」を楽しみたい方にぴったりのアイテムです。お気に入りのデザインの洗剤ボトルや、観葉植物を飾ることで、無機質になりがちな洗濯機周りをおしゃれな空間に演出できます。
自分の好きな高さや位置に設置できるためレイアウトの自由度が高く、床にモノを置かないため掃除がしやすいという利点もあります。
ただし、多くのウォールシェルフは設置時に壁に穴を開ける必要があります。事前に賃貸契約の確認や、壁の材質(石膏ボードなど)に対応した取り付け金具の準備が必要です。
また、利用する際は必ず耐荷重を確認し、重すぎるモノは載せないように注意しましょう。
【洗濯機横の隙間に】スリムなワゴン・ラックを活用する
洗濯機と洗面台の間など、わずかな隙間も貴重な収納スペース。幅に合うスリムなワゴンやラックを置けば、これまで活用できていなかった隙間が便利な収納場所に早変わりします。
おすすめは、キャスター付きのワゴン・ラック。使いたい時に引き出して、普段は奥にしまっておけるため邪魔になりません。洗剤のストックや掃除用品など、あまり人目につかせたくないモノの収納に適しています。
ワゴン・ラックを導入する場合は、購入前に必ず隙間の幅を正確に測りましょう。幅15cm程度からさまざまなサイズが市販されています。
【マグネット活用術】洗濯機の側面も立派な収納スペースに
意外と見落としがちなのが、洗濯機の側面です。多くの洗濯機は側面がスチール製のため、マグネット式の収納グッズを取り付けることができます。
メリットとしては、デッドスペースを手軽に収納場所に変えられる点で、マグネット式のラックやフック、タオルハンガーなど、様々な種類のアイテムが販売されています。
洗濯機周りの収納に役立つ便利グッズ
「大掛かりなことはできないけれど、少しでもスッキリさせたい」という方のために、100均などで手軽に入手できるアイテムを使った洗濯機周りの収納アイデアをご紹介します。コストを抑えつつ、効果的な収納が実現可能です。
ファイルボックス
ファイルボックスは、洗剤やスプレーボトルなどの隠す収納にピッタリ。
100均などで気軽に購入できるほか、無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス」もシンプルなデザインが人気。幅のサイズも豊富なので、ご自宅の洗濯機周りのスペースに応じて選ぶことができるでしょう。
突っ張り棒・突っ張り棚
突っ張り棒も、洗濯機周りの収納力アップに役立つ便利グッズ。100均でも手に入れることができ、ワイヤーネットやS字フックと組み合わせればさらに便利に。
また、ニトリが販売する突っ張り式の収納シリーズ「Nポルダ」もおすすめ。棚を自由に組み合わせられるので、洗濯機上に収納スペースを作りたい場合におすすめです。
ワゴン・ラック
洗濯機と洗面台の間など、隙間収納ならワゴン・ラックを活用するのが便利。たとえば、IKEAの「RÅSKOG(ロースコグ)」は丈夫なスチール製でキャスター付きワゴンなので、タオルや洗剤類をまとめて収納し、自由に移動させることができます。
また、100均やホームセンターで手軽に購入できる「すのこ」と「ワイヤーネット」を組み合わせることで、オリジナルの収納ラックをDIYで作ることも可能です。
家事の効率を意識した洗濯機周り収納のコツ

収納の目的は、単にモノを片付けることだけではありません。「いかに家事を楽にするか」という視点を持つことで、洗濯機周りはさらに便利な空間になります。ここでは、洗濯動線をスムーズにする収納のコツをご紹介します。
洗剤や柔軟剤の詰め替えでスッキリ&使いやすく
洗濯用洗剤や柔軟剤は、カラフルで情報量が多いパッケージデザインが少なくありません。
シンプルなデザインのボトルに詰め替えるだけで、見た目がスッキリするだけでなく、中身が分かるようにラベルを貼っておけば、使う時に迷いません。また、同じ形状のボトルで揃えれば、デッドスペースなくピッタリと収納することができるでしょう。
ハンガーや洗濯ネットの定位置を決める
洗濯で使うハンガーや洗濯ネットは、定位置が決まっていないと散らかりがち。「どこに置いたっけ?」と探す手間は、小さなストレスになります。
たとえば、ハンガーはランドリーラックのパイプや突っ張り棒を定位置にしましょう。洗濯が終わったら、すぐにハンガーに掛けて干すことができます。
洗濯ネットは洗濯機の側面にマグネット式のフックやケースを取り付け、そこを定位置にします。大きさ別に分けておくと、さらに使いやすくなりますよ。
一時置きスペースを作って洗濯動線をスムーズに
洗濯の一連の流れをスムーズにするためには、「一時置き」のスペースが非常に重要。
具体例としては以下の通りです。
- 入浴後のタオルや衣類を置くカゴ:洗濯するまでの間、脱いだ服を一時的に入れておく場所を確保します。
- 洗い終わった洗濯物を入れるバスケット:洗濯機から取り出した洗濯物を一時的に入れ、干す場所まで運ぶのに便利です。
- アイロンがけ待ちの衣類を置く場所:洗濯機の上に少しスペースを空けておくと、畳んだりアイロンがけをしたりする作業スペースとして活用できます。
これらの「一時置き場」があるだけで、床に洗濯物が散らかってしまうのを防ぎ、洗濯作業全体の効率が格段にアップします。
洗濯機周りをスッキリさせるならトランクルーム活用も一策
ここまで様々な洗濯機上の収納アイデアをご紹介してきましたが、「色々試したけれど、やっぱり収納スペースが足りない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。その場合、問題は収納術ではなく、「モノの量」そのものにある可能性が高いです。
たとえば、収納スペースを圧迫するほどの洗剤ストックや、普段は使わないゲスト用のタオルなどは、別の場所で保管しても問題ない場合がほとんどです。
また、本来洗濯機周りに必要のないものまで置いている場合は、根本的に自宅の収納スペースが不足している可能性があります。
このような状況を解決するひとつの方法が、トランクルームの活用です。
トランクルームとは、月額制で収納スペースをレンタルできたり、段ボールなどのボックスに入れた荷物を倉庫で預かってくれるサービスのこと。
洗濯機周りのスペースを圧迫している大量の日用品ストックをトランクルームに預け、自宅には最低限のストックだけを置くことで、収納スペースに余裕を持たせることができます。
また、トランクルームに季節家電や来客用の荷物、衣替えした洋服などを預けておけば、本来は洗濯機周りに必要のないモノを、クローゼットなどの本来あるべき場所に収納できるかもしれません。
まとめ
今回は、洗濯機上や洗濯機周りの収納アイデアや便利グッズ、どうしても収納力が足りない場合の解決策について紹介しました。
洗濯機周りの収納力が足りない場合は、自宅にあるモノに対して収納力が不足している可能性が高いと言えます。ご自宅の収納に課題がある方は、記事内でご紹介したトランクルームの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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