2025/06/30
ランドセル置き場どうしてる?場所の選び方や収納アイテム、便利なサービスをご紹介!
「ランドセル、ちゃんと片付けなさい!」 毎日、何度この言葉を口にしているでしょうか。子供の成長は喜ばしいけれど、なかなか定まらない片付けのルールに、頭を悩ませているご家庭は少なくありません。
この記事では、ランドセルが片付かない原因や、ランドセルの置き場を作るのに便利な収納アイテム、収納場所がない方におすすめの収納サービスなどを紹介します。
この記事を読めば、あなたのご家庭にあったランドセル置き場が見つけられるでしょう。
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ランドセルが片付かないのは「置き場」より「仕組み」にあり

お子さんがランドセルを片付けられないのは、決してやる気がないから、だらしないから、というわけではありません。その原因は環境にあることも考えられます。
ランドセルが片付かない原因
- 動線にあっていない
- 子供には難しすぎる
- 物が多すぎる
動線にあっていない
子供が帰宅してから、手を洗い、リビングでくつろぐ。この一連の流れ(動線)の途中に、ランドセルを置く場所がなければ、一番楽な「床」に置いてしまうのは自然なことです。
子供には難しすぎる
たとえば「クローゼットの扉を開けて、中の棚に置いて、扉を閉める」といった大人には簡単な動作も、疲れて帰ってきた子供にとってはアクションの数が多く、面倒に感じてしまいます。
物が多すぎる
そもそも、ランドセルを置くべき場所に他の物が溢れていて、スペースに余裕がないのかもしれません。これでは「どこに置けばいいの?」とお子さんが混乱してしまいます。
ベストなランドセルの置き場所はどこ?
ランドセル置き場を考える上で、最初のポイントとなるのが「どこに置くか」という問題です。ここでは、代表的な3つの場所のメリット・デメリットを解説します。
「ここが絶対的な正解!」という場所はないので、メリット・デメリットを参考にお子さんの性格やご家庭の生活スタイル、間取りにあわせて最適な場所を選んでみてください。
【リビング】親の目が行き届くが、生活感が出やすい
リビングに置くメリット
- 親の目が行き届くため、宿題を見てあげやすい
- 明日の準備を一緒に確認しやすい
リビングに置くデメリット
- 生活感が出て、散らかって見えやすい
- 来客時に慌てて片付ける必要がある
親の目がすぐに行き届き、帰宅後に宿題の様子を見守れるリビングは、親子のコミュニケーションを重視するご家庭にとって非常に魅力的です。
しかしその一方で、ランドセル置き場を作るとどうしても生活感が出てしまい、急な来客時に困ってしまうという悩ましい側面も持ち合わせています。
【玄関】動線は完璧だがスペースと衛生面が課題
玄関に置くメリット
- 帰宅後すぐにランドセルを置ける
- リビングが散らからない
玄関に置くデメリット
- 置き場所を確保するのが難しい
- 砂やホコリで汚れやすく、衛生面が気になる
- 宿題をするために、結局リビングまで持ってくる必要がある
帰宅してすぐに置ける玄関は、動線だけを考えれば最も効率的な場所です。
ただし、多くのご家庭ではランドセルを置くためのスペースを玄関で確保するのが難しく、外からの砂ぼこりなど衛生面が気になるという課題もクリアしなければなりません。
【子供部屋】本人の責任感は育つが、親のサポートが必要
子供部屋に置くメリット
- 「自分のことは自分で管理する」という責任感や自立心が育まれる
- リビングが散らからない
子供部屋に置くデメリット
- 低学年のうちは親の目が届かず、準備や宿題のサポートがしにくい
子供自身のスペースに置き場所を作るのは、教育的な観点からも有効です。
しかし、特に低学年のうちは親の細やかなサポートが不可欠なため、「一人で明日の準備ができるだろうか」という不安も残ります。その点がサポートできるのであれば子供部屋にランドセル置き場をつくっても問題ないでしょう。
収納アイテム別にランドセルの置き方を解説
場所が決まったら、次は「何を使って」ランドセルの収納(置き場)を作るのかを考えましょう。代表的な4つの収納タイプをご紹介します。
ランドセルの置き方の例
- ラックタイプを活用
- ワゴンタイプを活用
- 壁掛けタイプを活用
- DIYで置き場を作る
【ラックタイプ】学用品や教科書もしまえる
ラックタイプは、ランドセルラックとして販売されている最も一般的なタイプです。
ランドセルを置く天板の下に、教科書を入れる棚や、体操着を入れる引き出し、鍵盤ハーモニカなどを置けるスペースが一体化しているのが特徴的。
「学校で使うものはすべてここに」とルールを決めることで、お子さんも迷わず準備ができます。子供部屋に置く場合や、学用品を1か所に集約したいご家庭に最適です。
【ワゴンタイプ】移動がラク!掃除しやすく、場所の変更も自由
キャスターが付いたワゴンタイプは、その身軽さが最大の魅力です。
普段は部屋の隅に置いておき、宿題をするときだけリビングテーブルの横に移動させる、といった使い方ができます。掃除の際にサッと動かせるのもうれしいポイント。
「場所を固定したくない」「リビングで使うけれど、来客時には隠したい」というご家庭におすすめです。
【壁掛けタイプ】省スペースにしまえるのがうれしい
玄関やリビングの壁など、限られたスペースを有効活用できるのが壁掛けタイプです。
丈夫なフックや、ハンガーラックを使ってランドセルを「吊るす」収納は、見た目もおしゃれ。ただし、ランドセルは意外と重いため、設置する壁の強度やフックの耐荷重を必ず確認する必要があります。
【DIY】カラーボックスなどでランドセル置き場を作る
市販のカラーボックスや、すのこ、100円ショップのアイテムを組み合わせれば、低予算でオリジナルのランドセル置き場を作ることができます。
お子様と一緒にペンキを塗ったり、シールを貼ったりすれば、愛着も湧き、大切に使ってくれるきっかけになるかもしれません。コストを抑えたい、親子でモノづくりを楽しみたいというご家庭にぴったりです。
購入前にチェック!後悔しないためのチェックポイント
「せっかく買ったのに、全然使ってくれない...」「大きすぎて邪魔になった...」そんな後悔をしないために、購入前にチェックすべき4つのポイントをまとめました。
購入前のチェックポイント
- 子供の「片付けやすい動線」を最優先する
- 高学年、そして卒業後の活用法までイメージする
- リアルな失敗談から学ぶ
- 安全性のチェック
子供の「片付けやすい動線」を最優先する
どんなにおしゃれな家具でも、使いにくければ結局使われなくなってしまいます。
「子供の身長でも、無理なくランドセルを置ける高さか?」「扉を開ける、引き出しを引くなど、片付けるまでのアクション数が多くないか?」といった、お子さんの目線に立った「簡単さ」を最優先しましょう。
高学年、そして卒業後の活用法までイメージする
6年間は意外と長いようで、あっという間です。お子さんの成長と共に、教科書の量や体の大きさも変わります。
購入時に少し先の未来をイメージすることで、長く使える一品に出会えます。長く愛用できるアイテム選びをするなら以下のポイントをチェックしてみてください。
- デザインはシンプルか?(キャラクターものは飽きてしまう可能性)
- 棚板の高さは変えられるか?
- ランドセルを置かなくなった後、本棚や収納棚として使えるか? など
リアルな失敗談から学ぶ
実際に使っている方のリアルな声は、何よりも参考になります。ECサイトのレビューやSNSの投稿などを見てみると、カタログだけではわからない本音が見えてきます。
「見た目は可愛かったけど、ランドセルの重みでフックが壁から抜けてしまった...」
「収納力重視で大きいラックを買ったら、部屋の圧迫感がすごい」
「引き出しが浅すぎて、結局何も入らなかった」など。
こうした失敗談から学ぶことで、購入を失敗するリスクを回避できます。
安全性のチェック
お子さんが毎日ふれるものだからこそ、安全性には最大限の配慮が必要です。とくに、小さなお子さんがいるご家庭では、以下の点を必ずチェックしましょう。
- 角の処理
ぶつかってもケガをしにくいよう、角が丸く加工されているか。 - 安定性
ぐらつきはないか、重心が高くないか。 - 耐荷重
ランドセルや教材の重さに十分耐えられるか。 - 素材
シックハウス症候群の原因となる化学物質(ホルムアルデヒドなど)の放散量が少ない、安全な素材(例:「F☆☆☆☆(フォースター)」等級)が使われているか。
コピーして使える購入前チェックリスト
収納アイテムを購入する際に使える購入前チェックリストを以下に記載しています。以下をコピーして購入時に使ってみてください。
□ 設置場所のサイズ(幅・奥行・高さ)は測ったか?
□ 子供の動線にあっているか?
□ 子供の身長で無理なく使える高さか?
□ ランドセル以外の学用品も収納できるか?
□ 高学年になっても使えるシンプルなデザインか?
□ 角は丸いなど、安全な設計になっているか?
□ 耐荷重は十分か?安定しているか?
置き場所が作れないときは屋内型トランクルームを活用!

「いろいろな方法はわかったけれど、そもそも家に物が多すぎて、ランドセル置き場を設置するスペースがない...」そんなお悩みを抱える方もいらっしゃるかもしれません。
家の中だけで解決しようとせず、「家の外」に収納スペースを持つという発想の転換はいかがでしょうか。ランドセルをはじめとした学用品が増える小学生のお子さんをお持ちの親御さんにおすすめなのが屋内型トランクルームです。
屋内型トランクルームとは屋内にある収納スペースをレンタルできるサービスのこと。こちらでは屋内型トランクルームが便利な理由をご紹介します。
トランクルームの活用メリット
使わない物を預けられ、家の中にランドセルの置き場を作れる
扇風機やヒーター、雛人形やクリスマスツリーといった季節用品、たまにしか使わないキャンプ用品などを屋内型トランクルームに預けることで、家の中のクローゼットや押し入れ、居住スペースに余裕が生まれます。
空いたスペースができればお子さんのためのランドセル置き場や学習スペースを確保することが可能に!トランクルームは、子育て世代の方が抱える「物は増えるのに、収納は増えない」というジレンマを解決する、非常に有効な手段です。
24時間いつでも使えて安心
屋内型トランクルームのほとんどの施設では24時間365日、いつでも好きなときに荷物の出し入れが可能です。必要になった物があればすぐに取り出せるというのは、利用するうえで安心ですよね。
マイカーがなくても預けやすい
屋内型トランクルームの運営会社によっては無料運搬サービスを提供しています。
自宅からトランクルームまで施設のスタッフが車で荷物を運搬してくれるのでマイカーがない方や、預けたい荷物がたくさんある方にとって便利なサービスです。
無料運搬サービスを利用すれば自宅からトランクルームまで何度も通って荷物を持っていく手間が省け、初めての方も利用しやすいでしょう。
※無料運搬サービスの利用には条件がある場合があります。
【兄弟・姉妹がいる場合】2~3人分のランドセル収納術
お子さんが2~3人いるご家庭では、ランドセル置き場の悩みも人数分だけ複雑になりますよね。こちらでは、複数人のお子さんがいるご家庭向けの解決策をご紹介します。
「2人用ラック」や「拡張できる家具」という賢い選択
1人用のラックを2つ置くと、どうしても部屋が狭くなってしまいます。そんなときは、1台で2人分の収納が可能な「ワイドタイプ」のランドセルラックがおすすめです。
また、無印良品の「スタッキングシェルフ」のように、お子さんの成長や人数にあわせて後から買い足して拡張できる家具を選ぶのも賢い方法です。これなら、下の子が入学するタイミングでスムーズにランドセル置き場を拡張できます。
わかりやすいように区別するのがおすすめ
兄弟・姉妹で場所が区別できないと「どっちのランドセル置き場かわからない」と混乱したり、ケンカの原因になったりすることも。以下の工夫をして、ランドセル置き場が区別できるようにしておくといいでしょう。
- ラベルを貼る
それぞれのスペースに、名前や好きなキャラクターのシールを貼ってあげる。 - 色で分ける
「お兄ちゃんは緑」「妹はオレンジ」のように、収納ボックスの色を変える。
こうしたわかりやすい区別をするだけで「自分の場所」という意識が芽生え、子供たちが自分で管理しやすくなります。
まとめ
ランドセル置き場の解決策として大切なのは、市販の人気商品をただ買うことではなく、お子さんの性格やご家庭の生活スタイルにあった仕組みを親子で一緒に作っていくことです。
この記事でご紹介した場所やアイテム、購入前のチェックポイントを参考に、最適なランドセルの置き場を見つけてみてください。
すでに家の中が物でいっぱいでランドセルの置き場が確保できないという方はトランクルームを活用してみてください。不要な物をトランクルームに預けることができれば、ランドセルの置き場はもちろん学習スペースまで確保することができるでしょう。
もっと知りたい!
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