2024/04/16
キッチン家電の置き場がない問題はわける収納で解決!収納時の注意点もご紹介
賃貸住宅の多くは冷蔵庫の置き場所は設けられているものの、冷蔵庫以外のキッチン家電を置くにはスペースが足りなくてお困りの方も多いのでは?
できれば電子レンジ、オーブン、炊飯器、コーヒーメーカー、トースターなどさまざまな家電を使いやすいように置いておきたいですが、キッチンが狭いとそれは難しいですよね。
こちらではキッチンが狭くてお困りの方に向けてキッチン家電の置き場を確保するための収納方法やアイテムをご紹介します。記事の後半では、収納場所を拡張できる便利なサービスも掲載していますので、あわせて参考にしてみてください。
Outline 読みたい項目からご覧いただけます。
キッチン家電の置き場がないときはわけて収納する
電子レンジ、オーブン、炊飯器、コーヒーメーカー、電気ケトルなど、さまざまなキッチン家電を持っていると全てをキッチンに置ききるのは難しいですよね。
そういった場合は、キッチンに置く家電と、リビングやダイニングなど生活スペースに置く家電、収納する家電にわけるとキッチン家電の置き場がないというお悩みを解決できます。
- キッチンに置いたほうがいい家電
電子レンジ、オーブン、電気ケトルなど - 生活スペースに置いてもいいキッチン家電
炊飯器、コーヒーメーカー、トースターなど - 収納してもいいキッチン家電
使う機会が週1回にも満たないもの
(例:ホットプレート、タコ焼き機、ジューサー、ホームベーカリーなど)
詳しい説明は以下をご覧ください。
キッチンに置いたほうがいい家電
キッチンエリアに置いたほうがいいのは、電子レンジやオーブンです。作り置きをすぐに温めたり、下ごしらえした食材を調理したりすることを考えると、電子レンジやオーブンはキッチンに置いたほうが家事動線がスムーズになります。
小さなお子さんがいる場合は、電気ケトルもキッチンエリアに置いておきたいですね。リビングやダイニングなど生活スペースに置いておくと、お子さんが電気ケトルを倒して火傷してしまうリスクがあります。
生活スペースに置いてもいいキッチン家電
リビングやダイニングなどの生活スペースに置いてもいいキッチン家電は、炊飯器やコーヒーメーカー、トースターなどです。電子レンジやオーブンと違って調理する過程で使用しないので、キッチンに置かなくても動線上、支障はありません。
おしゃれなキッチン家電ならインテリアとしても映え、生活スペースにおいても違和感はないでしょう。
収納してもいいキッチン家電
使う機会が週1回にも満たないキッチン家電は、シンク下やキッチンに備え付けの引き出し収納などにしまっておきましょう。
たとえば、ホットプレート、タコ焼き機、ジューサー、ホームベーカリーなどのキッチン家電を毎日使う方は少ないですよね。使用頻度が少ないキッチン家電は置いても邪魔になってしまうだけです。
スペースを有効活用するために、使っていないキッチン家電は収納することを検討しましょう。自宅に収納場所がないときはトランクルームを使うという選択肢があります。
キッチン家電の置き場を作るのに便利なアイテム
市販の収納アイテムを活用するとキッチン家電の置き場所を作りやすくなります。こちらでは、キッチン家電を置くのに便利なアイテムを5つご紹介します。
冷蔵庫の上を活用できる冷蔵庫ラック
一人暮らし用など背の低い冷蔵庫を使っている方は、冷蔵庫ラックを活用しましょう。
冷蔵庫ラックを設置すると、冷蔵庫の上に電子レンジやオーブンなどのキッチン家電を置くスペースを確保できます。高さを使った収納なので、キッチンが狭くならないというメリットもあります。
また、ラックによってはスライドトレーがついており、加熱後の料理の一時置きとしても使えて便利ですよ。
冷蔵庫の上に電子レンジだけを置きたいという方は、以下に該当する冷蔵庫であれば、ラックを使わずに電子レンジを冷蔵庫の上に直置きしても構いません。
- 電子レンジが冷蔵庫の天板のサイズに収まる大きさである
- 電子レンジの重さが冷蔵庫の天板の耐荷重を超えていない
- 冷蔵庫の天板が耐熱性になっている
冷蔵庫の上部を活用する際は安全性を考慮しましょう。手が届きにくい高さに電子レンジを置いてしまうと、加熱後の料理を取り出す際に危険です。バランスを崩して火傷しないように、取り出しやすいかどうかも考えて配置しましょう。
キッチン家電をまとめて置けるレンジラック
レンジラックという名称ではありますが、トースターや炊飯器など他のキッチン家電まで置けるスペースがあるので複数のキッチン家電をひとまとめに置いておくことができます。
レンジラックは、すべての段がオープンになっているので、キッチン家電をそのまま置くのはもちろん、かごを置いたりすることもでき、収納が自由にしやすい設計になっています。よく使う家電は、使いやすい高さに置くなど、使い勝手よく配置することができます。
キッチンが狭くてレンジラックを置けないという方は、ダイニングやリビングなど食事や生活をするスペースに設置するのがいいでしょう。
レンジラックはインテリアアイテムのひとつとして、さまざまなテイストのものが販売されています。お部屋にあったテイストのレンジラックを取り入れればお部屋の雰囲気を崩すことなく、キッチン家電の置き場を用意することができます。
キャスター付きのレンジラックなら移動が楽にでき、掃除もしやすいですよ。
キッチン家電を1つだけ置くならキッチンワゴン
キッチン家電をたくさん置かなくてもよいという方は、キッチンワゴンを使いましょう。
たとえば、コーヒーメーカーを置く場合は、豆やカップなどをまとめてキッチンワゴンに置いておけばコーヒー用のセットが出来上がりです。コーヒーを飲みたいときにあちこち行ったり来たりせず、用意がしやすくなります。
収納力アップ&作業台になるキッチンカウンター
キッチンは狭いけど、リビングやダイニングのスペースに余裕がある方はキッチンカウンターを設置してみてはいかがでしょうか。収納量が多いので、キッチン家電のほか、食器や食品、料理本などをまとめて置いておくことができます。
天板がステンレス製なら、汚れが拭き取りやすいのでちょっとした作業台としても活用できます。また、ステンレスは熱に強いという特徴もあるので、レンジやオーブンで加熱後の料理の一時置きにも使えます。
部屋においても圧迫感がないミニ食器棚
リビングやダイニングなど生活スペースにキッチン家電の置き場を作る方には、ミニ食器棚もおすすめです。製品によってはスライドトレーがついており、蒸気が出る炊飯器でも、問題なく置いておけます。
背が低いミニ食器棚はリビングやダイニングに置いても圧迫感がなく、お部屋を広く見せられるというメリットもあります。
キッチン家電の置き場を作る際の注意点
キッチン家電の置き場を作る際の注意点を6つご紹介します。
- コンセントに直接つなげる場所に置く
- 左右・上側のスペースをあけて置き場を作る
- シンク横など水にぬれるところに置かない
- 燃えやすい物の近くに置かない
- 収納アイテムを使うなら耐荷重を考慮する
- 他の機器や家電に干渉しない場所に置く
置き場所によっては火災や故障などの原因になることもありますので、注意点はしっかり確認しておきましょう。
コンセントに直接つなげる場所に置く
キッチン家電は、直接コンセントにつなげる場所に置きましょう。どうしてもコンセントまで届かないという場合は、一口タイプの延長コードを使用してつなげるようにしましょう。
コンセントを複数つなげられる延長コードのほうが便利では?と思うかもしれませんが、それが推奨できないのはキッチン家電ならではの理由があります。
キッチン家電は消費電力が大きいので、1つの延長コードにタコ足配線をしてしまうとすぐに定格電流を超えてしまいます。定格電流とは、安全に使用できる電流の量を指すのですが、定格電流を超えて使用してしまうとコンセント部分に負荷がかかり、最悪の場合は発火してしまいます。
誤った使用は火災の原因になるので、キッチン家電をタコ足配線して使用するのはやめましょう。
左右・上側のスペースをあけて置き場を作る
炊飯器や電子レンジ、オーブンは左右や上側のスペースをあけて置き場所を作ってください。
電子レンジやオーブンは、使用中・使用後に高温になるので左右4.5cm以上、上側は10cm以上のスペースをあけるようにしましょう。(メーカーや機種によってあけるスペースが異なる可能性がありますので、取扱説明書を確認することを推奨します。)
背面や下部に吸気口、排気口がある機種の場合は、背面や下部もふさがないようにある程度、スペースをあけておきましょう。
炊飯器の場合は、上から蒸気が出るので、蒸気が出る部分をふさがないようにすることがポイントです。食器棚など収納アイテムを使う際は天板がない一番上のスペースに置くなど気をつけましょう。蒸気がこもると収納家具や壁が変形・変色したりすることがあります。
また、炊飯器、電子レンジ、オーブンに共通して言えることですが、置き場を作る際は、その場所でふたが完全に開くかどうかも確認が必要です。
シンク横など水にぬれるところに置かない
家電なので、水にぬれる場所に置くのは推奨できません。シンク横にスペースがあったとしても置くのは避けたほうがいいです。
万が一、水がかかるとキッチン家電がショートしたり、部品が故障したりしてしまいます。水にぬれることで、異常な発熱をして発火の原因になるケースもあるので、気をつけましょう。
燃えやすい物の近くに置かない
電子レンジ、オーブン、コーヒーメーカーなど熱によって周囲に影響を与えるものは、置く場所の近くに燃えやすい物がないか確認しましょう。
敷物やプラスチック樹脂、カーテン、スプレー缶など、燃えやすい物が近くにあると火災発生の原因となる恐れがあります。
収納アイテムを使うなら耐荷重を考慮する
収納アイテムを活用する際は、キッチン家電の重さに耐えられる頑丈なものを選びましょう。
ネットで新たに購入する場合、商品の説明欄に耐荷重が記載されているので、事前に確認するといいでしょう。たとえば「耐荷重30kg」と記載があれば最大30kgまでのキッチン家電を置くことができます。
耐荷重を超えて使用してしまうと、キッチン家電を載せている棚板が反っていき、次第に水平が保てなくなります。水平が保てなくなると安定性がなくなり、キッチン家電を置くには危険です。また、重さに耐えきれず、棚板が割れて落ちてしまうということも考えられます。
他の機器や家電に干渉しない場所に置く
電子レンジは、無線LANやテレビ、ラジオから離れた場所に置きましょう。近くに置いてしまうと雑音や映像の乱れ、通信状態が悪くなるなど悪影響を及ぼす可能性があります。
メーカーによっては取扱説明書に電子レンジを無線LANやテレビ、ラジオから何メートル離して置いてくださいと記載があるので、気になる方は確認してみてください。
キッチン家電の置き場がないときはトランクルームを活用
「自宅の収納がいっぱいでキッチン家電の置き場がない」という方はトランクルームを利用してみてはいかがでしょうか。
トランクルームとは、荷物を収納・保管しておけるサービスのこと。収納スペースをレンタルすることで、収納・保管場所を自宅以外に増やすことができます。
トランクルームは主に屋内型、屋外型、宅配型の3タイプあるのですが、キッチン家電を保管するなら屋内型がおすすめです。
続いては、屋内型トランクルームがキッチン家電の置き場所としておすすめの理由をご紹介します。
屋内型トランクルームがおすすめの理由
- キッチンや自宅の収納スペースが有効活用できる
- 急に必要になってもすぐに用意しやすい
- 清掃が行き届いており清潔な環境
- 便利な無料運搬サービスがある
キッチンや自宅の収納スペースが有効活用できる
屋内型トランクルームの場合、収納スペースのサイズが0.5帖~6帖など幅広くラインナップされています。収納する荷物が増えてきたら、広いサイズに変更することも可能なため、収納不足に困ることはないでしょう。
使用頻度が少なかったり、そもそも使用していなかったりするキッチン家電は、トランクルームに預けることで、キッチンのスペースを有効活用できます。
広い収納スペースを借りるとキッチン家電のほかに、衣替えした服やゴルフグッズ、キャリーケースなど家にあるさまざまな荷物の置き場としてトランクルームを活用できます。
▲5.3帖の収納スペースの収納例
クローゼットや押入れがあるのに、うまく活用できていないという方は使われていない荷物をトランクルームに移動すると、服や趣味の物を置くスペースを自宅に確保しやすくなりますよ。
急に必要になってもすぐに用意しやすい
屋内型トランクルームの場合、24時間365日出入りが自由な施設がほとんどです。ホームパーティーなどで急に必要になったキッチン家電があっても営業時間を気にせず、すぐに用意できるため困ることはないでしょう。
出入りする際に手続きは不要のため、自宅と同じ感覚で自由に行き来できます。夜間でも照明がついているので、安心して利用しやすくなっています。
清掃が行き届いており清潔な環境
屋内型トランクルームは、施設によっては定期清掃が入り、清潔な状態がキープされています。室内は気になるニオイもなく、気持ちよく利用できます。キッチン家電はもちろん、そのほかの荷物も預けやすいでしょう。
便利な無料運搬サービスがある
▲無料運搬サービスの利用例
トランクルームの運営会社によっては、荷物の無料運搬サービスを提供しています。
キッチン家電を預けるために屋内型トランクルームまで何度も往復するのは大変ですよね。マイカーや免許がないという方は、無料運搬サービスを使うと重い荷物をまとめてトランクルームまで運ぶことができ、効率的です。
トランクルームの利用を検討している方は、無料運搬サービスの有無もチェックしてみてください。
※無料運搬サービスの利用には条件がある場合があります。
まとめ
今回はキッチン家電の置き場がないとお困りの方に向けて、キッチン家電をわけて収納するアイデアや便利な収納アイテムをご紹介しました。
キッチンは毎日使う場所だからこそ、使いやすくしたいですよね。物があふれてごちゃごちゃしていると家事動線が悪くなり、無駄な動きが増えてしまいます。家事をする際のストレスも時間も余計にかかってしまうため、物を減らしてスッキリさせ、自分にとって理想のキッチンにしたいものです。
理想のキッチンにするためにも使用頻度が少なく、場所を占拠しているだけのキッチン家電やグッズはこれを機にトランクルームに預けてみてはいかがでしょうか。引っ越しやリフォームをしなくても収納スペースを拡張でき、収納不足に困ることがなくなるでしょう。
もっと知りたい!
続けてお読みください