2026/02/16
キッチン収納「上の棚」を攻略!収納アイデアや便利グッズ、溢れるモノの解決策を紹介

キッチンの「上の棚(吊り戸棚)」、有効活用できていますか?
「高くて手が届かない」「何が入っているか忘れてしまう」といった理由から、気づけば死蔵品のたまり場になっているご家庭も少なくありません。
しかし、このデッドスペースこそが、キッチンをスッキリさせるための「最強のストック庫」になり得るのです。
この記事では、使いにくい上の棚を便利な収納スペースに変えるための「収納ルール」と「便利なグッズ選び」、そしてどうしても溢れてしまうモノの賢い逃がし方までを徹底解説します。
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なぜキッチンの「上の棚」は使いにくい?

多くの人がキッチン上の収納棚(吊り戸棚)を活用できない最大の理由は、「身体的な負担」と「視認性の悪さ」です。
まずはこの特性を理解し、収納すべきモノ・すべきでないモノの選別(ゾーニング)を行うことから始めましょう。
「届かない」「見えない」ことによるデッドスペース化
キッチン上の収納棚は、出し入れのたびに踏み台が必要だったり、背伸びをしたりする必要があります。この「ワンアクションの面倒さ」が心理的なハードルとなり、整理整頓が後回しになったり使用頻度が少なくなったりして、置いたモノを忘れてしまう、という悪循環を生み出します。
結果として、賞味期限切れの乾物や、何年も使っていないタッパーなどが眠る「開かずの扉」になりがちなのです。
【鉄則】上の棚に「入れていいもの」と「入れてはいけないもの」
キッチン上の棚を安全かつ快適に使うためにも、「入れていいもの」と「入れてはいけないもの」を分けることをおすすめします。
入れていいもの(軽量・低頻度)
- キッチンペーパー・ティッシュのストック:軽くて万が一落ちてきても危険がありません。
- お弁当箱・水筒:毎日使わないレジャー用や予備のもの。
- 季節の飾り・イベントグッズ:クリスマスやハロウィンの装飾など、年1回しか出さない軽量なもの。
入れてはいけないもの(重量・危険物)
- 土鍋・鋳物ホーロー鍋:重すぎて取り出す際にバランスを崩す恐れがあります。
- 大皿・ガラス製品:地震や取り出し時の落下で破損し、大怪我につながります。
- カセットコンロ・ボンベ:落下時の衝撃が危険です。また、熱気がこもりやすい上段は避けるべきです。
「ゴールデンゾーン」以外を有効活用するための考え方
収納には、手が届きやすく出し入れしやすい「ゴールデンゾーン(目線から腰の高さ)」があります。ところが、キッチン上の棚においては、このゴールデンゾーンに該当するのは「最下段」のみです。
そこで覚えておきたいのが、最下段と中段・上段の使い分けです。
- 最下段(手が届く範囲):週に1〜2回使うものを配置(ストック食品、タッパーなど)。
- 中段・上段(踏み台が必要):半年〜1年に1回使う「軽い」ものを配置。
このように使用頻度でエリアを分けるだけで、使い勝手は劇的に向上します。
キッチン上の棚(吊り戸棚)収納の3大ポイント
キッチン上の棚(吊り戸棚)の特性を理解した後は、物理的な「使いにくさ」を解消するテクニックを取り入れましょう。
1.「取っ手付き」のケースを使って"引き出し式"にする
高い場所にあるモノを取り出す際、箱ごと掴んで取り出すのは握力が必要で危険です。
キッチン上の棚の収納には、「大きめの取っ手(ハンドル)」が付いたケースを選びましょう。高い位置にあっても、指を引っ掛けるだけでスムーズに引き出せるようになり、棚全体を「高い位置にある引き出し」のように扱えます。
2.ケース・ボックスの色に注目
キッチン上の棚で使う収納ケースを選ぶ際は、ケース・ボックスの色に注目してみましょう。
たとえば透明(クリア)タイプの収納ケース・ボックスなら、下から見上げた時に中身が一目で分かるため、在庫管理がしやすいのが特徴。食品ストックや、「あれどこ行った?」となりがちな小物類の収納に適しています。
ホワイトなど、シンプルな不透明タイプの収納ケースは、中身のごちゃつきを隠せるため、生活感を消してスッキリ見せられるのが特徴。色がバラバラなお弁当グッズや、掃除用品など、生活感が出やすいアイテムの収納に適しています。
3.空間を無駄にしない「コの字ラック」や「吊り下げ収納」の活用
棚板の間隔が広い場合、上部に無駄な空間ができがちです。
「コの字ラック(仕切り棚)」を使って上下2段に分けたり、棚板に差し込むタイプの「ハンギングバスケット」を活用してラップ類を収納したりすることで、デッドスペースを減らして収納量を増やせます。
キッチン上の棚収納に役立つ「便利グッズ」の選び方

ここでは、キッチン上の棚(吊り戸棚)の収納に役立つ便利グッズ・アイテムの選び方をご紹介します。
高い位置でも片手でサッと取り出せる「取っ手付きストッカー」
「取っ手付きストッカー」は、吊り戸棚収納の定番。縦に長く、奥行きをフル活用できる形状が多く、高い位置から降ろす動作を前提に作られているため、ハンドルの持ちやすさがポイントです。
たとえば、ニトリ「吊り戸棚ストッカー(Nブラン)」はサイズ展開が豊富。また、100円ショップのハンドル付きボックスは、コストを抑えて数を揃えたいときに最適です。
隠す収納で見た目スッキリ「ファイルボックス」
本来は書類整理用である「ファイルボックス」ですが、その直線的な形状(スクエア型)はキッチンでも大活躍します。
モノを隙間なく並べられるため、見た目が美しく整います。フライパンや大皿を「立てて収納」する際にも使えますが、上の棚で使う場合は「軽いもの」に限定しましょう。
具体的には、無印良品「ポリプロピレンファイルボックス」やニトリ「A4ファイルケース」が定番です。
万が一の落下時も安心・安全な「ソフトケース・布製ボックス」
地震対策を最優先するなら、硬いプラスチックよりも柔らかい素材の「ソフトケース・布製ボックス」がおすすめです。軽量で、万が一頭の上に落ちてきても怪我のリスクが低い点が最大のメリット。角が丸く、棚板を傷つけにくいのもポイントです。
たとえば、無印良品「やわらかポリエチレンケース」や、IKEA「SKUBB(スクッブ)」のような布製ボックスが人気です。
軽い乾物やストック類に「ワイヤーバスケット」
湿気がこもりやすいキッチンの上部には、通気性の良い「ワイヤーバスケット」などのカゴも適しています。
中身が見えるので管理しやすく、ステンレスやスチール製ならスタイリッシュな雰囲気に。S字フックと組み合わせて吊るすことも可能です。
無印良品「ステンレスワイヤーバスケット」などが有名ですが、重くなりすぎないよう中身は乾物やクロス類などに限定しましょう。
キッチン上の収納棚の「地震・安全対策」

キッチン上の棚(吊り戸棚)の収納量を増やすこと以上に大切なのが、「安全性」です。頭上の収納は、災害時に凶器となり得ることを忘れてはいけません。
万が一の落下を防ぐ「耐震ラッチ」の確認と後付けアイテム
ご自宅のキッチン上の棚に「耐震ラッチ」は付いていますか?これは地震の揺れを感知して自動で扉をロックする部品です。
もし付いていない場合、ホームセンターやネット通販で後付け用の耐震ラッチが販売されていますので、設置することをおすすめします。数百円〜数千円の投資で、災害時の危険を少なくすることができます。
落下しても怪我をしにくい素材(プラスチック・布製)を選ぶ重要性
前述の通り、上の棚には「落ちてきても危なくないモノ」を選ぶのが基本です。
ガラス製の保存容器や、重い缶詰などをそのまま置くのは避け、プラスチック製のカゴや布製のケースに入れて、飛び出しにくい工夫をしましょう。
重い調理家電や食器を頭上に置くのはNG!ではどこに置く?
土鍋、ホットプレート、大皿セット、カセットコンロ。これらは「重い」かつ「場所を取る」ため、上の棚には置けません。しかし、シンク下の収納もすでに鍋や調味料で満杯......というご家庭も多いはずです。
「置く場所がないから」と無理にキッチン上の棚に置くのは、非常に危険です。では、これらの「かさばるけれど捨てられないモノ」は、どこへ行けばいいのでしょうか?
こうした「かさばるけれど捨てられないモノ」の置き場所問題は、後述するトランクルームで解決することができます。
それでも収まらないモノは「屋内型トランクルーム」へ
断捨離をしても、収納グッズを駆使しても、どうしてもキッチンが片付かない。
その原因は、「使う頻度は極端に低いが、捨てるわけにはいかないモノ」がスペースを圧迫している可能性があります。
キッチンが片付かない原因は「使用頻度が少ないモノ」にある
以下のようなモノが、キッチンの貴重な「一等地」を占領していませんか?
- お正月のお重や、来客用の数十枚の食器セット
- 夏にしか使わない「かき氷機」や「流しそうめん機」
- 冬用の「土鍋」や「カセットコンロ」の予備
- 引き出物でもらった高級なグラスセット
これらを無理にキッチン内に収めようとすると、日常使いのモノが溢れ出し、調理の効率が下がってしまいます。
自宅の収納不足を解決!トランクルーム活用のメリット
そこで提案したいのが、トランクルームを「第2のパントリー(外部収納庫)」として活用するという選択肢です。トランクルームとは、収納スペースをレンタルできるサービスのこと。
使用頻度が低いモノをトランクルームに預けるだけで、キッチンの収納スペースには劇的な余裕が生まれます。空いたスペースには、これまで出しっぱなしだった調味料や調理器具をゆったりと収納でき、キッチンの見た目も使い勝手も格段に向上します。
トランクルームのなかでも「屋内型」がおすすめな理由
キッチン周りのアイテムを預けるのであれば、トランクルームのなかでも「屋内型」と呼ばれるタイプがおすすめです。「コンテナボックス(屋外型)ではダメなの?」と思われるかもしれませんが、衛生面が気になる食器や、精密な調理家電を預ける場合、以下の理由から「屋内型」が推奨されます。
- 空調・湿度管理が完備:屋外コンテナは夏場に高温になり、冬は結露が発生しやすく、家電の故障やカビの原因になります。屋内型なら、自宅のクローゼットと同じような清潔な環境で保管できます。
- セキュリティ体制:大切な思い出の品や高価な食器も、オートロックや監視カメラのある屋内型なら安心して預けられます。24時間365日利用できるので、必要なときにすぐに取り出すことができます。
キッチン上の棚の収納に関するよくある質問(FAQ)
ここでは、キッチン上の棚の収納に関するよくある質問とその回答について、改めて整理していきましょう。
Q1. キッチンの上の棚には、どんな物を入れるのが正解ですか?
A1. 万が一落下しても危険が少ない「軽くて使用頻度が低いモノ」が適しています。具体的には、キッチンペーパーやティッシュのストック、毎日使わないお弁当箱や水筒、年1回しか使わない季節の飾りなどを収納するのがおすすめです。
Q2. 上の棚に入れてはいけない物はありますか?
A2. 落下時に大怪我につながる「重いモノ」や「割れ物」はNGです。土鍋、鋳物ホーロー鍋、大皿、ガラス製品などは避けましょう。また、熱気がこもりやすいため、カセットコンロやボンベなどの危険物を置くのも避けるべきです。
Q3. 高くて出し入れしにくい棚を使いやすくするコツは?
A3. 「取っ手付き」のケースを使い、高い位置にある引き出しのように扱うのがコツです。指を引っ掛けてスムーズに取り出せます。中身を管理したいなら透明、生活感を隠したいなら不透明やファイルボックスなど、目的に合わせて選びましょう。
Q4. 地震などの災害に備えて、どんな対策が必要ですか?
A4. 扉が開かないよう「耐震ラッチ」を設置・確認しましょう。収納用品は、落下しても怪我のリスクが低い「布製ボックス」や「ソフトケース」等の柔らかい素材が安心です。重い家電やガラス製品を頭上に置かないことも重要な対策です。
Q5. モノが多すぎて棚に入りきらない場合はどうすればいいですか?
A5. 捨てられないが使用頻度が極端に低いモノ(季節用品や思い出の品等)は、「屋内型トランクルーム」の利用を検討しましょう。外部の収納スペースを活用することでキッチンに余裕が生まれ、日常の家事効率も向上します。
まとめ
今回は、多くの人が悩むキッチン収納のなかでも「上の棚(吊り戸棚)」に注目し、収納アイデアや便利グッズ、地震・安全対策などをご紹介しました。
活用が難しいキッチン上の棚ですが、ちょっとしたアイデアや工夫で便利な収納スペースへと生まれ変わります。一方で、収納アイデアや便利グッズを使っても、キッチン上の棚やキッチン周りが片付かないという場合には、「モノの量」を見直すタイミングかもしれません。「かさばるけれど捨てられないモノ」が貴重な収納スペースを占有している場合には、トランクルームの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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